量産型ファッション固有のメリットとノームコアとの違いと私と
はろーこんにちは。
takiです。
今回は量産型ファッションによる現代ファッションへの影響について述べていこうと思います。
量産型ファッションがそもそも何なのかやノームコアとの違いなども述べていくつもりです。
本編の前にですが、まず、私は量産型ファッションがダサいとか良くないとかそういった類の感情は一切持ち合わせていません。
ちゃんと理由もあります。それは後ほど。
では本編へ。
1.量産型ファッションについて
1-1.量産型ファッションとは
「量産」は大量生産の略語。
基本的には工業製品に対して量産品、量産型といった言い方がなされてきました。
これが髪型、メイク、衣服、振る舞いなどが画一的で同じようなファッションをしている人に対して量産型と言われるようになったのは、2014年頃。
量産型ファッションが台頭したその背景には、周りの友達から浮かないように目立ちすぎず、みんなが着ているような衣服を着用し、空気を
読んで行動をする人が増えてきたことにあるとされる…みたいです。
また、2000年代後半からユニクロやH&M などのファストファッションのブランドが台頭してきたことで、流行の服を安く購入できるようになり、着用している衣服がほぼ今シーズン購入したもので揃えられるようになったため、たとえ量産型を望んでいない人でもシーズンの流行(トレンド)を意識するがあまり”それ”になってしまうことは、まぁよく見られる光景です。
1-2.量産型ファッションが登場するまで
時は2009年。
この年のユーキャン新語・流行語大賞に「ファストファッション」がトップテン入りを果たし、ストリートでも H&M やユニクロなどのショップ袋を持つ人を多数みかけるようになりました。
これが量産型ファッションが登場した最初のきっかけだと思います。
更に2010年頃。
ZOZOTOWNを筆頭にアパレルECが浮上し、ネットで評判を調べて服を買うことが常套手段となり、ここで重宝されたのがファッション誌の定番特集。
これも量産型を増やした遠因となったと考えています。
そしてなにより大きかったのが、2015年のノームコアブームとその前後のInstagramやYoutube、wearといったSNSの活発化によって生まれたオシャレの手軽化。
まず、ノームコア。
ノームコアは標準や普通という意味を持つ「ノーマル」に、核心部を意味する「ハードコア」を掛け合わせた造語です。
翻訳すると「究極の普通」。
コーデをシンプルに、普通にまとめる。
でも、その「シンプル」「普通」を究極なまでに追い求める。
それがノームコアです。
これが大衆にはコーデを敢えてシンプルに、普通にまとめることでオシャレに見せるという意味で定着したことが量産型ファッションが登場した決定打その1。
次にSNSによるオシャレの手軽化ついては2013年のwear誕生や2016年頃、いわゆるファッション系Youtuberの出した動画が再生回数200万回超えを記録。
更にInstagramの一般化。
それまで服好きにとってステータスとなっていたスナップ媒体にモデルとしてスナップを撮られること、そしてその"オシャレ"の情報源はファッション雑誌のみでした。
しかし、その流れはSNSによって終わりを迎え、”誰でも””いつでも”"どこでも"スナップモデルになることができ、なおかつ、"いつでも""どこでも""しかも無料で"おしゃれな人の写真やおしゃれになる方法なんてものが、金属板1枚で手に入るようになりました。
オシャレの手軽化。決定打その2。
この2つの決定打が噛み合い、以上の流れを辿った結果、量産型ファッションが登場し、定着したと考えています。
2.ノームコアと量産型ファッションの違い
先ほど述べたノームコア。
量産型ファッションとはいったい何が違うのでしょうか。
それは先ほどのノームコアの話題で述べたように
そのシンプルで普通なスタイリングを1つの軸として究極なまでに自らの理想を追い求めているか。
それとも、
”敢えて”シンプルなスタイリングをオシャレに見せるか。
要するに
スタイリングが自分軸か他人軸か
シンプルな中に個性を見出そうとしているか
という決定的な違いがあります。
ノームコアが好きな人にとっての究極とはいったいどんなスタイリングなのか。それは本人にしか分かりません。
彼らは100点満点中120点を目指しています。
一方で、量産型ファッションはシンプルなコーデでオシャレに"見せれれば"良いのです。
見せるということはそれはその人にとってファッションは他人軸であり、他人からどう思われるかに重きを置いています。
そして個性。
これは後ほどまた触れますが、ノームコアではただシンプルでただ普通を追い求めるだけではなく、そこからさらに自分自身にしか表現できないもの「個性」を見出そうとします。
量産型ファッションでは「個性を出そう」とは思わないと思います。
周りと同じような格好でなおかつマイナスな印象を与えずにオシャレに見せれればそれで良いというのが量産型ファッションだと思います。
3.量産型ファッションのメリット
量産型ファッション=ダサいと熱弁する人もこれもまぁよく見かける光景で。
理由を聞くと皆さん口をそろえてこう言います。
「個性がない」と。
こうした量産型ファッションは無個性である言われたり、空気を読みすぎる若者の状況を批判的にとらえる向きは確かにあります。
しかし、個人的な見解ですが、量産型ファッションについてダサいともおしゃれとも思いません。
ファッションにおける「個性」についてはまた機会があれば別の記事で言及しようと思いますが、バチバチしようがクリーンにしようが個性が出る人は出ますし、出ない人は出ません。
個性の出し方とか考え方についてはいずれまた機会があれば言及しようと思いますが、少なくともその人の考え方や行動、感性や世界観を上手くスタイリングに落とし込んで表現できるかが鍵になってくると私は考えています。
それにそもそもまず大前提にどんなスタイリングをしようが、ダサいと思われることもカッコいいと思われることもあるので、これは量産型ファッションに限った話ではないので気にしたところで損です。
また、量産型ファッションをしてる人は「個性を出そうと思って服を着ている訳ではない」と考えています。
少なくとも私はそうでした。
でもこれは量産型ファッション最大のメリットです。
こういったシンプルなコーデは
世間一般的に見てダサいとかカッコよくないとかそういうマイナスな印象を与えない
安価でかつ真似しやすい
女子ウケも悪くない
といった点がメリットだと考えています。
誰でも気軽にできてしまい、しかも(ダサい状態の時よりかは)モテやすい。
こんな美味しい話、他にありますか?
一つの系統として量産型ファッションはアリではないでしょうか。
しかも、服ってこんなに楽しいんだ!って思える最初の一歩としては最適解といっても過言ではありません。
私の友達にも最初は量産型ファッションからだったという人、たくさんいらっしゃいます。
ところで、私の周りにむしろどんな系統よりもシンプルな量産型ファッションが好きだという方も何人かいます。
私の弟なんかは特にそれです。
個性を追求する為にファッションを追求するのではなく、美容に力を入れて全体をというよりは顔周り(髪質とか肌質とか)を強調する為にあえて服はシンプルにかつカジュアルにまとめています(って言ってました。美容代もあるので)
4.私と量産型ファッション
私もファッションに興味を持ち始めた頃にしていたスタイリングはまさに量産型ファッションでした。
Casper JohnやHARE、RAGEBLUE、無印良品といった服を買いあさっていました。
シンプルな下半身にちょっとデザインのある上半身。なんてスタイリングを毎日していました。
無地+無地もオシャレだけどこっちの方がオシャレだよね!って本気で思って着てました。今思えばそれでもシンプルでしたが。
もちろん、服バカの沼に使った今も最高に楽しいですが、量産型ファッションをしていた頃も最高に楽しかったです。
その楽しかった過去も否定したくないんです。
楽しい現在も否定したくないんです。
だから、声を大にして伝えたいです。
量産型ファッションだろうがそうではなかろうが服は最高に楽しくなれる魔法なんです。
長々と書きましたが量産型ファッションも当然ファッションの1つですし、ファッションに対してこだわりを持った際にファストファッションやプチプラと呼ばれるような価格帯のお洋服よりもヴィンテージ古着やドメブラ、インポートなどの価格の高い服も一緒に視野に入れて自分自身のカッコいいを失敗を恐れずにたくさん試着をしてたくさん購入しながら追い求めればいいと思います。
高かろうと安かろうと「良い服は良い」はずです。
高いから良い。安いから悪い。そんなものはただの偏見です。ロゴドンTシャツは果たして何人の服好きが良い服と答えると思います?
もう一度になりますが服は楽しくなれるものです。
そして、量産型ファッションはそれを知るための第一歩として最適です。
服に興味のない貴方、服買ってみませんか?
量産型ファッションが好きな方、こっちの世界も知ってみませんか?
服バカの皆さん、量産型ファッションはあれはあれで楽しかったよな。
5.最後に
いかがでしょうか?
正直、睡眠薬を飲んだ後に4番を書いていたので頭が回っていません。
変な文章とか読みづらい文章があったらごめんなさい。
明日朝起きて発狂していつの間にか改訂してるかもしれません。
いや、多分してます。でももう眠いです。
以上、量産型ファッションもいいところあるんだぞ!って記事でした。
…あれ?合ってる?まぁいいか。
バイバイ。
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