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国内展開している「衛星ビジネス事業社」カオスマップ(2023年9月版)を作成いたしました

IISEにて、各社のウェブサイトや公式発表に基づき2023年9月時点の「国内展開している衛星ビジネス事業社カオスマップ」を作成いたしました。

宇宙を舞台にした経済活動、いわゆる「宇宙ビジネス」は、2030年までに市場規模が約3倍になると言われています。その一角を担う人工衛星ビジネスに携わる企業は「人工衛星ビジネスの関連企業」と一括りにされるものの、その事業内容や取り組みは様々です。

当「国内展開している衛星ビジネス事業社カオスマップ」では、衛星ビジネスを「人工衛星の設計・運用」、「人工衛星によるデータ活用」、「人工衛星の搭載機器」、そして「その他 人工衛星関連事業社」というカテゴリに分け、それぞれの事業に取り組む国内外約40社をマッピングいたしました。

人工衛星の設計・運用と、自社衛星による事業

人工衛星の設計から打ち上げ後の運用を主要事業とし、かつ人工衛星を利用した自社サービスを展開している企業、または今後のサービス展開を構想している企業をカテゴライズしています。

各企業の人工衛星の用途ごとに、放送やモバイル通信に用いる「通信用途」、衛星データの収集などに用いる「観測用途」、両方の用途の衛星を運用する「通信用途・観測用途」と区分いたしました。

人工衛星の設計・運用

人工衛星の設計・運用を行う企業のうち、社外からの依頼を受けた人工衛星の設計と納品、ビジネスのプランニング、打ち上げ後の運用などを主要事業とする企業をカテゴライズしています。

衛星データの分析・活用

衛星データを閲覧可能な一般企業向けプラットフォームや、衛星データを分析するソフトウエアの開発、衛星データを使用したビジネスコンサルティングを提供する企業をカテゴライズしています。

衛星データは、農業では土地活用や生育予測、水産業では漁獲量や来遊予測、その他は気候変動の観測や災害時の被害状況把握など、幅広い目的のため活用されています。

人工衛星の搭載機器

センサーやエンジン、制御用ソフトウエアや人工衛星の部品など、人工衛星の関連機器の製造開発に力を入れる企業をカテゴライズしています。

その他 人工衛星関連事業社

人工衛星を活用したビジネスを展開するにあたり、企業活動を支援するプラットフォーム、サービスを展開している企業をカテゴライズしています。

カオスマップは、関係各社の取り組みや、2023年時点の「衛星ビジネス」への理解を深めるためにお役立てください。


企画・制作:IISEソートリーダーシップ「宇宙」担当チーム
カオスマップ制作=小峰浩美/編集協力=有限会社ノオト

※ 当カオスマップは、各社の公式発表に基づき国際社会経済研究所(IISE)が独自で作成したものです。サービスの網羅性や正確性を完全に担保するものではありません。
※ 掲載に問題がある場合は、お手数ですが当社お問い合わせフォームよりご連絡ください。


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