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【自然散策】平原の滝(愛知県西尾市)


はじめに

次の話題に移って/触れていきたいと思いつつ、八柱神社(欠町)について現状分かっていることを書き切ったらバーンアウト(燃え尽き症候群)にも似た感覚があった。

それはそうだ。
過度な「理不尽」の煮凝りを半年以上も受け続ければメンタルも参る。
長くプレッシャーが多い仕事をしている私ですら、最後には(言葉を選ばずに書くと)感情を抑えきれずブチ切れた(苦笑)。

そういうわけで←、精神の浄化と気持ちの切り替えのために自然に触れてきた。実のところ、3月に愛知県内の古道を歩いている。そこで少々トレッキングに目覚めたというわけだ。

今回は歴史もある自然散策にお付き合いいただけると幸いだ。

西尾市

愛知県西尾市。
日本茶の生産量の多い地域で吉良上野介公の領地(西尾市吉良町)等も在る、歴史散策の整備も十分にされている西三河地方に在る市のひとつだ。

愛知県西尾市ーー赤のドット線内
画像出典元:Googleマップ

平原の滝

私は気になった古書を購入する際に西尾市内に在る古書店を利用することが多い。その折に最寄の館で西尾の観光マップを頂戴したこともあり、随分と前から豊かな自然に囲まれる「平原の滝」周辺に惹かれていた。

平原の滝
画像出典元:Googleマップ
岡崎市の南部、蒲郡市の西だ

4月の平日のある日。
3時間ほど時間に余裕があったため散策してきた。

駐車場からの風景(写真の部分は私有地のため要注意)
国道23号線にほど近いが、自然豊かな場所だ
初夏にはゲンジボタルも見られるらしい

平原の滝周辺の案内板もあり。
今秋~冬に展望台・茶臼山も登ろうか。

駐車場沿いにある案内板

滝に向かって歩みを進める。

直ぐに緑豊かな風景に包まれる

周辺案内図に依ると「遊歩道以外は散策しないで」とのこと。
滝の近くにも「遭難注意」という警告も出ていたため、比較的低山とはいえ、山だ。注意したい。

展望台のある茶臼山は標高203mのようだ
約50階建ての建物の階段を昇ると考えれば良いかーー

滝は、清和天皇の御世(858~875)比叡山の座主、慈覚大師ご下行の折、この平原の里に一夜の宿をとりふしぎな夢を見た。翌日この山に登り滝があることを発見した。大師は薬師如来の仏像を彫り、本尊として祭った、以来、滝は薬師の滝と呼ばれ、滝水を飲めば長寿に、うたれると難病もなおると伝えられている。

『平原の滝』 西尾市観光協会 平原の滝(里)周遊案内図より引用

歴史とリンクした滝のようだ。
当然だが今は飲用禁止らしい。

滝に向かって歩くとひんやりとした空気に包まれ、心身ともに癒される。

滝の下流
雨の翌日に行ったが、水量は思ったほど多くなく水も澄んでいた
途中にかかっている橋の上から
高低差が出てきた

滑りにくく歩きやすい靴で訪れることを推奨する。

アスファルトの山道の先は石の階段を行く
※私はトレッキングシューズを履いていた
別の橋からの写真

平原の滝に到着。
下の画像は2mの滝かーー。

左側が5mの滝かーー。
(水量は微量 ※確か)

石垣と滝。
趣深い
少し下に降り、滝全体を撮る
2mと5mの滝(と思われる)
2mの滝を見下ろす

平原の滝より「展望台(距離720m)」までの遊歩道があったが、この日はトレッキングポールもなく、時間にも余裕がなかったため諦める。
(加えて、虫よけや獣除けベルも持ってこなかったため)

この遊歩道を進むと展望台に着くらしい。
ハイキング/トレッキングに相応しい服等を強く勧める。
ほんの100mほど試しに進んだが、傾斜/階段・足元も滑りやすく「これは無理」と認識

帰路に就く前に、もう一度5mの滝(確か)を。
祠がある。

清涼感を覚えながら駐車場までの帰路につく。

音が心地よい
帰路につく途中に見えた2mの滝
椿かーー。
朱が美しい

無の里という休憩所もあった。
緑の中の茅葺。情緒がある。

明治6年建築※推定
徳山村(現・岐阜県揖斐川町あたりか ※ダム建設のため廃村)にあった農家の住居を西尾市に移築したらしい。

まとめ

これから触れていくが3月に古道を歩いてきた。
随分と心が荒んでいた時だったが、厳しい高低差・真っ直ぐに進めない足元など。自らの呼吸と鼓動、それから山の静寂しか聞こえなかった。当然、心を痛めた理不尽など頭に過りすらしなかった。

山が好きな方々の気持ちが何となくだが分かった気がする。
私は体力的にハイキング/トレッキングが限界だと思うが、いつか歩きたい熊野古道までの体力づくりをしつつ、時折、自然に癒されて来ようと思う。


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