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怒れる人の効用

昔、とても仲良くしていた人が、どんな小さな理不尽にもすぐに反応してすぐに怒る人だったんです。

顔に出る、態度に出る、
目の前に相手がいたら、目の前の相手に、キレる^_^;

そんな人でした。

私は近くに怒っている人がいると、自分が怒りの対象ではないのに、自分が怒られてる気持ちになって萎縮したり、辛くなりがちのタイプだったので、
その人と居ることは
「違う、これは私に向けられてるものじゃない」
と心の中で繰り返し言う、実地学習のタイムになっていました。

それがよいトレーニングになって😆
今では近くにいる人が持っている怒りなどの強い感情に前みたいには影響されなくなりました。

でもそれ以上に、私にとってのその人からのインパクトある学びは
「人ってこんなに怒って、いいんだ😳」
ということでした。

いや、よくないんですけどね😂
なんというか、説明しづらいですが、

要はバランスで。

私の場合、子供の頃から20代いっぱいまで、
感じた感情を眠らせてるタイムが長かったので、
そんなに感情を(しかも怒りを)爆発させて生きているその人が、
「怒ってもいいんだよ」というアンロックの鍵になってくれてたように思えるのです。

それから、自分が本当はイヤだ、と思っていた、たくさんの細かいことに気がついていけました。
(細かくても、いや細かいからこそ、大事!)



今では必要に応じて「怒り」を「演じる」ことまでできるようになりました^_^;
(学生対応とか。怒られる必要がある時もやっぱり人間、あるわけで、、)
これは不思議で、自分の感情としては怒ってるわけじゃないんだけど、言動を怒ってる風に演出できる、そんな感じです。
(学生サイドは、わー怒られたーってなる)

そういえば、その仲良くしていた人が、レストランとかお店の人に何かモノを言うとき、なぜそれを伝えるのか、という話でよく言っていたのは

「こういうことはみんなわざわざ言わない。
面倒だし、嫌われたくないから。
でも指摘されなければその人は間違いに気がつかない。
ここで教えてあげれば、その人はもう間違わないからスキルアップになるし、
それで、自分たちも快適に過ごせる^_^」

ということでした。
この話、たまに思い出すなぁ〜

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