霊能力を開発したり、魔術についての理論と実践、占いのテクニックなど、古今東西あらゆる書物が買える時代になりました。

本を読むことで、知識量が増え専門用語などを理解することができるようになります。また実践形式も書かれており、儀式の作法など昔は口伝とされてきたようなものまで公開されています。

知人の東大寺の僧侶の話ですが、家が1000円で買える時代に秘伝書、奥義書の類の物が100万円ぐらいの値段で、飛ぶように売買されたそうです。

我々の業界でも、今まで何百冊と本を読んだとか、ベンツ1台分ぐらい本にかけたという話をよく耳にしました。

私はそのような方に、何十年と本を読み実践してきて、どのようことができるようになったのですかと聞いたことがあります。

何もできませんと答えた方や、いろいろやってきたが全部中途半端で終わってしまったと、うまくいってないようでした。

私自身も、本に何十万とかけて読み漁りましたが、ある程度のところまでしか上達しなかったので、ネクロマンサーになったときに身に着けた知識を一旦すべて手放しました。

東南アジア、アフリカ、キューバなどのネクロマンサーは、自然から霊から学ぶという形式ですので、書物で会得した技術ではないのです。

知識があり、作法がわかっても、それを生かすだけの霊性というものが備わってなければ、いつまで経っても作用が届かずといったしだいです。






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