見出し画像

性を忘れるとミイラになること

 今日は一日中ひたすら作業。ずいぶん七転八倒(物理)したが、おかげで一つの山を越えることができた。

 『中庸』の冒頭に、「天の命ずるをこれ性と謂い、性に率(したが)うをこれ道と謂う」という有名な言葉がある。この場合の「性」というのは「性欲」ではなくて「本性」のほうの「性」のことだが、私はこの言葉が大好きで、つらい時にも楽しい時にも、折にふれて思い出す。

ここから先は

1,482字
この記事のみ ¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?