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2019年6月分の通常記事まとめ

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限定公開&有料化された、2019年6月の通常エントリをまとめたマガジン。当月公開のツイキャス過去録画の視聴パスも入ったお得なセットです。公開録画の内容については、月初のエントリを… もっと読む
2019年6月の通常エントリをまとめてあります。当月の通常エントリが全文読める上、ツイキャス過去録… もっと詳しく
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記事一覧

「何が悪い」の悪いところ

「何が悪い」の悪いところ

 昨夜は予告どおりの限定ツイキャス。存在しない壁を作れとか、存在しているそれの囲っている範囲を敢えて狭めろということではなくて、実は既に形成されている壁が包摂する範囲をむしろ広げようということが話の肝だった。他にも、ずっと語りたかったことをきちんと言語化して述べることができて、なかなかよかったと思う。

(※一時的に視聴不可能でしたが、現在は録画も限定公開されています)

 「~で何が悪い」系の主

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責任は他者だけにあるのではない

責任は他者だけにあるのではない

 インターネッツで「パッシブアグレッシブ」という概念を見かけて、またちょっと嘆息してしまった。「パッシブ」なら「アグレッシブ」ではないのではないかと感じてしまうが、DSMにも記載されたことのある概念で、他者に対して直接的には怒りを表現せず、緘黙やサボタージュといった「後ろに引く」形での反抗を行うような、「受動的攻撃行動」のことを言うらしい。

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お気持ちと「個の確立」

お気持ちと「個の確立」

 5月30日のパコランディウス師とのツイキャスで、「いわゆる個の確立というのは、お気持ちから距離を取れるようになることを言うのだけど、日本だとお気持ちを強く主張することが個の確立だと思っている人が多いよね」という話をした。その時に言及したデザイナーさんとのエピソードは、こちらである。改めて見ると 2014年の話で、なかなか懐かしい。

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終わらない春のように

終わらない春のように

 一時帰国に向けて、昨日は事務作業や買い物等に追われていたので、久しぶりにツイッターをゆっくり見て、いろいろとコメントなどもしてしまった。それで改めて思ったのは、「自分にとって悲しいことや嫌なことについて、過度に考えすぎないほうがいいなあ」という、当たり前のことである。

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World Giving Indexとミャンマー

World Giving Indexとミャンマー

 昨日は以下のようなツイートをしたのだけど、ちょっと自分で調べなおしてみると、いろいろと気がつくこともあったのでメモ。

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「関係ができる」のヴァリエーション

「関係ができる」のヴァリエーション

 昨日の記事の続きだが、あのエントリの冒頭に引用したツイートの続きで、私はこんなことも言っている。

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船底の牡蠣

船底の牡蠣

 バンコクの空港に着いたら雨で、さっそくまとわりついてくる湿気に含まれた熱を感じながら、「やれやれ、やっとタイに戻ってきた」などとふと思い、直ちに「いやいや、さっきまで日本に戻っていて、いまタイに来たんでしょう」と自分で自分にツッコミを入れる。もちろん、正しい表現はツッコミのほうなのだが、滞在中に行った伊勢丹でもなぜか英語で接客されてしまったことだし、どうも私の身体のほうは、むしろ日本に「不慣れ」

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生霊とシーサーと note

生霊とシーサーと note

 昨夜は久しぶりのツイキャス。生霊のせいでやたらと回線が切断されるのにはまいったが、話自体はたいへんに盛り上がり、多くの視聴者の方に楽しんでいただけたようで嬉しかった。

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人は成長するものだ

人は成長するものだ

 山本太郎さんが 6月13日に品川駅で行った街頭演説会がよかったという話を知人から聞いたので、Youtubeに上がっている動画を見てみたら、本当にとてもよくってびっくりした。

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「自分」を入れるとバグりがち

「自分」を入れるとバグりがち

 短い事務連絡メッセージというのが、昔はずいぶん苦手だった。

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しんどい才能

しんどい才能

 知人に教えてもらったウェブ上の文章を読んでみて、「ある種の才能というのは、本当にしんどいものだな」ということを、改めて思ってしまった。

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またつまらぬことを考えてしまった

またつまらぬことを考えてしまった

 どうも調子がよくないなあと思って原因を考えていたら、最近むやみと「この世のこと」を考える時間が長くなりすぎていることに気がついた。なにしろこのエントリを書く前にもツイッターを見てしまって、それで例によって酷い話を目にしてしまい、RTして色々と言いそうになったところを、すんでのところで思いとどまったくらいである。

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「強制」されても苦しくない

「強制」されても苦しくない

 「一流の漫画家には、ちょっとでも手が空くと、ひたすら絵を書いている人が多い」という話を見かけて、まあ才能というのはしばしばそういうものだろうなあと改めて思うなどした。

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性を忘れるとミイラになること

性を忘れるとミイラになること

 今日は一日中ひたすら作業。ずいぶん七転八倒(物理)したが、おかげで一つの山を越えることができた。

 『中庸』の冒頭に、「天の命ずるをこれ性と謂い、性に率(したが)うをこれ道と謂う」という有名な言葉がある。この場合の「性」というのは「性欲」ではなくて「本性」のほうの「性」のことだが、私はこの言葉が大好きで、つらい時にも楽しい時にも、折にふれて思い出す。

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