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しゅわっとする日々 砂糖湯について

◆NEFNEに関わる人たちによる自由連載《汽水域の人々》
雑貨屋&フリースペースのお店「NEFNE」で交わるひとびと。多様な執筆陣がリカバリーストーリーをはじめ、エッセイ、コラム、小説など好きなように書いています。

こんにちは、松竹梅です。よろしくおねがいします。

みなさまは砂糖湯という飲み物をご存じですか?
砂糖湯とは、その名のとおり砂糖をお湯に溶かした飲み物です。
以前、調べ物をしてた時にその存在を知りました。
昔の人はふつうに飲んでたみたい。

先日ちょっと甘いものが欲しくなった時にこの砂糖湯のことを思い出して飲んでみたら意外と美味しくてハマってしまいました。
温かくてほんのり身体に染み入る甘さ。どこか大正ロマンな感じもしてなかなか風流です。
それで砂糖湯を日に4、5杯飲んでたらなぜかお酒を飲みたい気持ちがなくなってアル中気味の私が禁酒できました。

砂糖湯を美味しく作るコツは、砂糖を惜しまないことです。マグカップの底にたっぷり3cmぐらい入れるとちょうどいい甘さになります。
この話を知り合いの人にすると、それ絶対身体に悪い、お酒の方がまだまし、と言ってみんな心配してくれました。

私は心配されるのが好きなので嬉しかったのですが、糖尿病になるかもと脅かされて、それは嫌だなと思ってだんだん砂糖湯を飲む量も減りました。

そしたらまたお酒が飲みたくなってきて、さっきひさしぶりにチューハイ開けました。今焼酎に切り替えたところです。飲みながらこの文章を書いてます。

ひさしぶりのアルコールは、すごく和みます。なんか実家に帰ってきたみたいなくつろぎ感。味は砂糖湯の方がおいしいけど、やっぱり自分にはお酒の方が向いてるのかな。

ところでふと思いました。砂糖湯に焼酎を入れたら。
焼酎甲類の砂糖湯割り、きっと最初は優しい口当たりで安心させておいて、気を許した所で豹変し人を身も心も駄目にするやつですたぶん。危険な香りがします。ストロングゼロよりヤバそう。

ヤバい物好きな私としては一度試してみたい気持ちもありますが、ハマったら平穏な日常から完全にドロップアウトしてしまいそうで怖いです。


如月の砂糖湯を日に一二杯 松竹梅


【今回の執筆担当者】
松竹梅/好きな食べ物は麺類と鍋もの、好きなチューハイはキリン本搾りレモン。幸せになりたいです。


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