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山形の『ダシ』と自分

今を去る事数年前、タイトルにも書いたダシが流行ってた時期があったはず。
最初に食べたのは多分行きつけだったお店で食べた『ダシ奴』でだと思う。これが自分には滅法美味しくてめっちゃリピしたいわ〜って思ったのを今でも覚えてる。
最も、後日牛丼屋のダシ牛丼食べて全てのダシが納得の美味しさではない事も悟ったけど。

当時はこれは外で食べるものだ、という印象で生きてたのですが、その後ブームが過ぎたからか食べられなくなってしまいそのまま忘れるかと思いもしたけど「あれ、美味しかったな・・・もしかして調べたら作れるんじゃ!?」と思ったんでしょう。
確かに調べたら基本素材を切って混ぜるだけ。
・・・こうなるとワンチャンある?と思ってしまうのが自分という生き物。

とはいえ、レシピを見ると材料の中に『納豆昆布』なる謎の文言が。これは聞いた事がない。はて?スーパーでも見た記憶ねぇなぁと。
これはなんだ。
そう思ったのをTwitterで呟いたんだろうか。
そうしたら、フォロワーさんに山形の方がいらっしゃるんだけどその方が、なんとなんと!地元で使われてる納豆昆布をわざわざ送ってくださったのです!!
頂いた納豆昆布なるものは一見、小さく刻まれた昆布。さて、これを切った野菜に調味料とぶち込んで混ぜるとどうなるんだろうとドキドキワクワク。
するとすると・・・
おぉ!トロミ(粘り?)が生まれた!これで見た目は確かに以前美味しいと感じたあのダシじゃないか!
感激である。
味見してみたら、適当に入れた調味料(といってもだし醤油のみ)の量もベストでやべ、これめっちゃ美味い。
そのまま食べても、昔いただいたように奴にかけても、ご飯と一緒にかきこんでも美味いわこれ。という展開が巻き起こった。

そうなるとリピート決定である。
材料刻むのに時間がかかるタイプなので忙しい時とかは無理だけど、時間に余裕がある時、材料が揃ってる時、作って食べるようになった。くどいようだけど、出身は他県であって山形ではない。
が、美味しいものは美味しいので毎年夏に堪能させていただいてます。

自分の場合、ナスときゅうりと茗荷と大葉で作ります。
今でも、市販の物が売られてるようですが、山形では買う物でなく作るのが基本だよ〜と伺いました。そんでもって具材や納豆昆布入れるか入れないかも家庭で違うんですよと。そういうの聞くと、ほんと、地元に根付いてる伝統食なんだなぁと。

そういうのが面白い。

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