ゴミ人間

ゴミ人間
     西野亮廣

今回私が読んだ本は西野亮廣さん著書、ゴミ人間である。
この本は今絶賛公開中の映画、えんとつ町のプペルを西野さんが絵本を書き始めてからどうやって映画化までさせたのか、また絵本を人に届けるまでにどのような取り組みをしたのかを描いている本である。

この本の魅力は私なりに2つある。
 1つ目はえんとつ町のプペルという絵本が単なる絵本ではなく、登場するゴミ人間のゴミの設定であったりえんとつ町の人々の設定だったりを知ることによって映画の見方も変わってくるし、西野さんが今まで歩んできた自身の物語とも見れることである。この本を読む前に映画を見ても面白いが、本を読んでから見たら全く違う感想を抱き、更に面白く見れると思う。私は本を読む前に一度映画を見ているので、また見てみたい。
 2つ目はエンターテインメントで世界を撮りたいと言っている西野さんがどのような手法で絵本の価値を出し、人々に作品を届けてきたのかを知れるビジネス的学びもあるところである。手法はクラウドファンディングやTwitterを使ったチケット売りなど様々あって書き切れないが一つ一つの手法が画期的で参考になった。
また、私は西野さんははねるのとびらなどでテレビに引っ張りだこの時代を知っているが、その後何をしていたのか全く知らなかった。最近また出てきてすごいなとは思っていたがその間に色々なとこから叩かれながらも様々なとこで挑戦しているなんて全然知らず、単純に成功している人ではなく努力を続けている人なのだとこの本で知り驚いた。最近のメディアへの露出もこの映画を届けるための努力であると考えればえんとつ町のプペルは西野さんが絵本を書き始めてからの集大成なんだと感じた。
えんとつ町のプペルの魅力も存分に伝えながら私たちに学びを与えてくれる本は読んで良かった。

そしてこの本の中で私の学びポイントは人との競争ルートに乗ってしまってはいけない、人とは違う希少価値を出すことが大きな魅力になるということ。自分だけにしか出せない価値を見つけ出した時点でもうNo1であるのでそこを目指していくのが成功への道となる。それを考え出すのがとても大変なのだがクラウドファンディングや絵本の無料公開など、その価値を何度も見出してるからこそ西野さんはここまで日本中から称賛を受けているのだと思う。
そして自分だけにしか出せない価値は誰にでもあると思う。みんなと一緒でいいやではなく何かみんなが見えてないとこに価値はないのか探し求めていきたい。
そう思わせてもらった本でありこれからも西野さんを応援したい。

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