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日記:結局、直感(2024/04/08(月))

花粉と寒さが落ち着いたので、朝の散歩を再開した。
カギをポケットに入れてスニーカーを履くのはいつもと同じだが、今日は買ったばかりの帽子を被る。
真っ白の糸で編まれたバケットハットだ。

ここ数年は暑さが強烈になり、日焼け対策も兼ねてちょっとした外出や散歩で被れる帽子を探していた。

昨夏「バケットハット」「帽子」と検索した総時間はもはや計測不能だ。
今でもあちこちの通販サイトの「お気に入り」には、もうカートに入ることはない黒のリボン付きの麦わら帽子やベージュのキャップが眠っている。登録したことすら忘れたサイトもあるはずだ。

それらと手元のバケットハットの違いは、特に説明できない。

たまたま「春っぽいものが買いたい」という気分がショッピングモールで湧き上がり、夫がTシャツを手に取った棚の近くに帽子があり、その白い帽子は私が着ていた赤のカーディガンにしっくりと来た(気がした)。

たったそれだけで、なめらかな白のバケットハットは我が家にやってきた。
一言で言ってしまえば「ピンときた」のだ。

すべてのものは結局直感だ。

そして不思議なことに「これだ!」という確信は画面越しではなかなかやって来ず、直接会ったときにピンとくることが多い。

リモートワークができて自宅で生活がほぼ完結するのはありがたいが、副作用として一人で家にこもったまま悶々と考えるだけの時間が増えた。

直感に背中を押されないまま大量の考え事をする日々は、換気されていない部屋に閉じ込められたような息苦しさがある。

こんなにボヤボヤした毎日を送るくらいなら、直感を求めて外へ飛び出したい。代わりにキーッと怒ったり、赤面したくなる出来事があるかもしれないが、たまにはそれもいいじゃないか。

もっと外へ出よう。たまには頑張って人にも会おう。退屈が一番嫌だ。
そんな日記でした。


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