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生きる目的が何よりも大切:報酬や対価に何を選ぶ?

自衛隊を辞めて専門学校に通っているZ世代のクラスメイトがいます。

辞めた理由を聞いてみると。

人間関係や設備や業務内容に不満があり、自分のことを大切にされていないと感じた。

そんな理由だったと思います。

自衛隊は有事の際に真価を発揮する、世のため人のための仕事だと思います。

日本では基本的には他国との交戦はないものの、災害時の救助活動などは非常に重要な役割でしょう。

つまり、兵隊個人よりも、軍・組織を優先する団体であることは想像に難くありません。

命を左右する状況で、自分はこうしたいからと、命令に違反する行動を取って他人の命を危険に晒しては元も子もないでしょう。

そのため、上下関係も厳しいことから、人間関係は決してラクなものではないと予想されます。

ただし、衣食住が保証され、それなりの給与が与えられていると思います。

さらに、お国の為に命を捧げられるという、大義名分を与えられています。

・・・。

勘のいい読者はお分かりだと思います。

彼はZ世代です。

過去の価値観であれば至上の報酬であったお国のためは、彼にとっては自尊心よりも優先順位が低かったということです。

時代が時代であれば、お金や衣食住なんて関係なく、軍役でお国のために奉仕できるだけで幸せ。

そんな価値観を持っていた人もいたのかもしれません。

お国の為に行動することが何よりの報酬や対価。

おくにのため、おかねのため。

なんだか少しだけ音が似ていますね。

という冗談はさておき、以前はそんな時代があったかもしれませんが、現代は変わりました。

ちなみに、Z世代の彼は、手に職を就けたかったことと、国家資格だからという理由で今の専門学校を選んだそうです。

卒業後のビジョンは特にないようです。

国家資格を取得すれば、後は勝手に患者さんが来るから、収入には困らない。

そんな未来を予想しているようです。

おおざっぱに言うと、彼にとってはラクにお金を得られればなんでもいいと考えている印象を受けます。

お金を目的に生きている人がいる一方で、お金よりも、世のため人のために貢献することを目的に生きている人もいます。

ただ、他者に貢献することが善という価値観は、私が思うにキリスト教の教義に由来すると予想しています。

この文章を読んでいる読者の中には、キリスト教徒は少ないと思います。

ですから、キリスト教徒ではないあなたが、何らかの不満を感じながら他者のために貢献することは正解とは限らないということです。

では、労働の報酬や対価として、何を選ぶのか?

お金がもらえないなら、今の仕事はしたくない?

他者のために貢献しているが、感謝されないなら今の仕事はしたくない?

自分らしく生きられないことは、何もしたくない?

何も得られないとしても、今の仕事を死ぬまで続けられる?

いろんな生き方があると思います。

私は現世利益を捨てましたので、今世の宿題を果たすことにコミットしています。

この人は人脈・お金があるから恩を売っておこうとか、この人と付き合ってもメリットがないから無視しようとか、そんなことは考えていません。

お金のために生きていませんが、目の前のことに真摯に取り組んでいると、なぜか必要な時に必要な金額が手元にあります。

不可思議なものです。

現世利益や欲に振り回されるのではなく、自分が生まれてきた目的を果たす人生に変えたい人は、ぜひご相談ください。

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