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積み木は木片という余白

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積み木ってここがすごいんだよな〜っていうところをまとめたいな、と思っています。ちょっと長くなりますが、お時間ある方は読んでみてください。
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我が家が積み木に出会ったのは2歳の誕生日。
初めは3個位積んで、倒して…の繰り返し。
最近はもっと小さなうちから積み木を家庭の遊びに導入している方が多いので、もっともっと遊びは拙いものでしょう。

積んでは倒し、積んでは倒し、を繰り返して、
だんだん積む数が増えて、
だんだん並べることにハマってきて…
ほんとに、「積むか、並べるか」しかしなかった1年。
楽しかったなぁ…。飽きもせず、壊す…笑
その横で、私は線路をひたすら作って、息子が電車のおもちゃを走らせるお手伝い。

次第に、えきがいる。と言って、駅っぽいナニかをつみだして、
そこにフイギュアが並べられていたり、
ビーズがあって、果物屋さんになっていたり…

少しずつ、ほんの少しずつ遊びが広がって、みたて遊びが充実していく。

立方体と、直方体の2つが、どんどん変化していく楽しさ。
「積み木」というおもちゃを通して、
子どもの思考や手先の発達が見える面白さ!

これが私の伝えたい「積み木で子育て」の醍醐味。
積み木でいろんなものが作れるようになるスキルの上達だけでなく、「ヒト」が進化していく過程が見えるのが興味深くて…。

未熟だった「ヒト」が幼児になっていく様、という発見も面白いけれど、「へぇ〜子どもってこう見えてるのか!」という驚きもあって、自分(大人)の未熟さ(退化)も見える…笑
忘れていた感情が、思い出されるというか、体験できる。

積んで壊すしかできなかった子どもが、
誰がみてもわかるもの(電車の細部だったり、お城だったり)を作り出す様も面白いし、

誰かと協働(共闘)しだすのも面白い。
人と関われば、揉めごとも起こるけれど、グッと我慢したり、主張したり、そのコミュニケーションを学ぶ様子も面白い。

「積み木」という木のかけら一つがこんなにも子どもを魅了して巻き込んでいく。

これこそ積み木の最大の魅力。

シンプルだからこそ、如何様(いかよう)にも変化できる。
たくさんあるからこそ、作りたいものを諦めずに作れる。

ただの木が、たくさんあるだけ。
ただたくさんのビーズでまみれてるだけ。

と言ってしまったらそれまでなんだけど、
大人の介在がいらなくなるほど、夢中になったり、
シンと静まり返る瞬間があるのは、
積み木が「余白のあるおもちゃ」だから。


余白のあるおもちゃは素晴らしい。
子ども一人一人が、自分自身が関わることで意味を与えられるから。(だって積み木って、あるだけじゃ動かないから…ただの木片に過ぎない)

意味と意図が用意されているおもちゃは、
それ以外の遊び方はできないけれど、
子ども自身が意味を与えられるからこそ、
創造力が育まれるのだと思う。


余白のある遊びは
大人の目には「ものたりなく」映るでしょう。
どう使ったらいい?どう積めばいい?
ただ戸惑うものになってるかもしれない。

でも子どもの目はキラキラしてるんですよ。ほんとに。
たくさんの白木の積み木をみた瞬間

「わぁ何を作ろう!!!」って輝く。
何作るか決まってもいない、方法も知らなくたって、
初めてだって、すごい嬉しそう。

その瞬間がたまらなく愛しいですよ。


うちの子なんて
「わぁ!どうしてやろう!」って言ってましたから。

どうしてやろう!ってすごい主体的すぎて…笑
素晴らしい!

・・・

親子という限られた関係を超えて、
友達同士、仲間同士、
そして自分の内面に向かって。

積み木一つでこんなに創造的になれるって
すごい。本当に。
(何回いうんだ…笑)

そんな気持ちで我が子だけじゃなく、教室にしちゃいました。こちらもよろしくお願いします。読んでくださりありがとございます。
(最後は宣伝見たくなってしまいすみません)

https://neirokirara.com

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