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Ep.5 人の言葉に流されない強さが欲しい。

これは、アラサーで芸能界に片足つっこんだ女が流れに身を任せているととんでもないことになった、という話。


揉めに揉めた(いや、一方的に怒られただけでは…?)引越し騒動も、まあわたしも都内に引っ越すこと自体はイヤではなかったのでいい機会だと思って流れに乗ることにした。

(…しつこいけど家賃は高いし、前の家の更新料払ったばっかりだったから後ろ髪はめちゃくちゃひかれました、ええ。)

彼の話では、なにも俺のためだけに引っ越すわけではない、と。

「今まで働きながら専門学校通って、養成所通って、なんとなく合格してきてしまったけど、ちゃんと芝居に向き合ったことないでしょ。俺なんか20代の頃はTSUTAYAで棚の端から端までDVD借りて、映画見まくって自分でコンテ書いたりしてた。何事も知らないと批判もできないから音楽だってめちゃくちゃ聴いてきた。そういう時間作ったことないんだから、引っ越しして、仕事辞めて、しばらく映画観たり演技の練習したりダイエットしたり、自分磨いていく時間にすればいいじゃん。金がなくなったら働けばいいんだし。」

……なるほど。

考えたことはなかったけど、確かにそういう期間があってもいいかもしれない。


…………ってまた思っちゃったよねーーーーほんと人の意見に流されやすい奴。いつかほんとに詐欺にひっかからないかめちゃくちゃ心配(他人事)。


正直すごく魅力的だと思ってしまった。確かに映画もアニメも好きだけどめちゃくちゃいろいろ見てきたかと言われるとそうじゃない。声優を目指す立場としては知識もすごく少ないなあとは常々危機感を抱いていた。

(最後ダイエットとかさらっとデブ宣告されてるけどね!しってるもん!)

まあ働かないっていうのはめちゃくちゃ不安だったけどね。

専門学校とか養成所とかバカ高かったし、同年代の人たちと比べて貯金は圧倒的に少ない。資格持ってるから働こうと思えばいつでも働けるし本当に無一文になることはない。のだけど、

「そういうとこも本当はよくないよね。無駄に資格持ってるからハングリー精神も生まれないんだよ。俺なんかこれ(映像)で生きていくしかなかったから何が何でも稼げるようになってやろう、って思ってめちゃくちゃ努力してきた。」

嫌なとこばっかり突いてくるなあ本当に!もう!笑

この、【俺だったら理論】には後々うんざりしてくるんだけど、それもまた別の機会に…。

確かに、その通り。なんかもうしょっぱなからいろいろ言われすぎてだいぶ心はしゅーんとなってたけど、確かにこのまま事務所からのお仕事待つだけだとクビになるのは時間の問題だから、どうにかしなきゃとは思ってた。

仮にもこういう業界で自力で成功しつつある人と出会ってこういう話をしてくれてるんだから、この波に乗っておこう…と思って受け入れることにしました。


で、彼にやることリストを作ってもらって

【起床ー読書ーストレッチー演技練習(外画吹き替えみて真似して録音、の繰り返し)ー有酸素運動】

みたいなね。

え、こんな生活がどれくらい続いたかって?



2日間です。



…別に意志が弱くて挫けたとかそういうんじゃないんですけど、いや正直なんでそうなったのかよくわかんないんですけど、なんかね、2日間で終了しちゃったんですよね。

その話はまた、続きで。



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