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Ep.9 大☆脱走計画!失敗!残念!


これは、夢追い脳内お花畑アラサーが、他人の怒りに耐えられなくなって逃げ出す話。


嫌な思い出ばっかり書いてきたけど、一応魅力に感じていたところも思い出してみよう。

・映像つくれる。物語が書ける。
・センスがいい。
・パワフル。推進力がすごい。
・頭の回転がはやい。あらゆる分野に詳しい。
・おもしろい。初対面の人も笑わせられる。
・一緒にいればお仕事がもらえる←

だから最初は楽しかったんだけど、あまりに強すぎるから強要とかマウント気味になってしまって、リスペクトもだんだん息苦しさに変わっていくんだよね。

なにより怒りのパワーがすごすぎて。ついていけない。
(彼が階段に置いた水を冷蔵庫に入れなかっただけでブチギレてマイク投げ飛ばされたこともあったなあ)


もう無理。このまま一緒にいるのはもう無理。

結婚したいんやったら、それこそ早めに他の人見つけてもらわないと。


でもどうする?
「別れたいです」って言って納得してくれる人じゃないやん?
ど、どうする・・・・・・???

・・・もう、フェードアウトしかない・・・


強硬手段でいきます。

わたしが用事で外に出て、
そのまま帰ってこない。


もうしょうがない。
黙っていなくなるのは人としてどうかと思うけど、しょうがない。
だって限界なんだもの。
1人になりたいんだもの。
しょうがない。


自分に言い聞かせて、出発。
いつも通りに「いってきまーす」
この日は渋谷へ。
渋谷でホテルとって、今日は帰らない。

本当はこのまま音信不通になろうかと思ったんだけど。
さすがにトラブルになりそうだったからLINEで長文送る。

「もう無理です。もう頑張れません。あなたの求めるレベルについていけません。もっとふさわしい可愛い子みつけてください。」

要約するとこんな感じの文章送って。
わたしも大概だなと思うけど。笑
しょーがない、限界は限界なんだから。


そしたら鬼電と鬼LINEくる。


「不安や不満はちゃんと聞くから」
「俺はりとちゃんが大好きなんだよ」
「がんばらなくていいから、できなくてもいいから」
「気がおかしくなりそうだから、ちゃんと話したいです」
「きつい思いをさせているのは理解してる」
「もっともっと愛したくて仕方なくて、そのせいできつくなっていたのかもしれない」
「俺は生きてはいけない人間なんだ。好きなひとさえ幸せにできない」
「きみに裏切られてしまうということは、自分にとっては生きる希望を失うということです」
「あのときやはり死ぬべきだったんだ」
「ちゃんと話したい、それだけだよ」


こんな感じのLINEが延々とくる…
いろんな意味で怖くなってきて電話に出る。


…何話したかあんまり覚えてないな。

「もう無理」と「大丈夫だよ」
の押し問答を経て、結局この日は戻ることになりました。

はあーーーーあ。脱獄失敗。


しゃーない。焦ってもしゃーないな。
日々のストレスはでかかったけど、確かに山という山もなかったからタイミングもよくなかったな。

なんて、反省しながら帰る。彼の家に。

8月半ばの出来事。


結局この日のことは、彼の中で

「俺のことが大好きで大好きで仕方ないけど、自分に自信がないから申し訳なくなって離れるしかできなかった」

と消化されたようだと知るのは翌日のこと。


\(^o^)/

日本語ってむずかちい!


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