免許

限りなく本当に近い車の免許を取る話~12講習目~運転適正検査に一喜一憂~

第一回の学科教習を受ける時くらいに車の適正検査を受けた。

これで『自分がどういう運転をするタイプ』というのがわかるらしい。

結果は後日に渡されるらしく、その日は自分がどういうタイプかはわかなかった。

※適正検査に関して詳しくは『警察庁方式K型』、『OD式安全テスト』などで検索すると、どういうタイプがあるとかが色々出てくる。


後日、いつものように教習所に行くと適正検査の結果を渡された。

「そんなの受けたな〜」くらいにしか思っていなかった私は結果をその場で確認した。

私のタイプは……

もらい事故タイプ

このタイプの人は慎重に運転するが、色々考えすぎて判断が遅くなり、他の人が後ろから突っ込んできたりされるかもしれないとかなんとか……。

確かに私は優柔不断な方だけど!


その結果を見て動揺し、
「私、運転向いていないかもしれない……」
そう、激しく落ち込んだ。

だが、励ましてくれる友はいない。そして、容赦なく技能実習は始まる。その日は運悪く2時限連続で受けることになっていた。(2時限連続で入れた自分を殴ってやりたい。)

技能教習自体は何回か受けていたのだが、実際の運転は上手くできなさすぎて毎回泣きそうになりながらやっていた。そして、今回は遂に2連続のうちの1時限目でもうボロボロになってしまい、とうとう運転中に泣いてしまった。

この状態で運転するのは危険だと判断した教官にコースの端に止まるように促された。そして、私は泣きながら話した。

「上手く運転ができなくて悔しい」
「適正試験でひどい結果だったから運転センスがない自分は免許を取るのが難しいのではないか……」

私がひとしきり話すと、教官が静かに言った。

「あの適性検査には1個もいいことは書いていない。どのタイプにも悪いことが書いてある」

私みたいに状況判断が遅いと書かれている人もいれば、逆に状況判断が早いタイプだったとしても『自分の技術を過信してはいけない』などが書かれているらしい。

あの結果は私だけがひどいことを書かれていたわけではない。どのタイプになってもみんな悪いことが書いてあるものなんだ!

そう思うと、少し気持ちが楽になった。

こうして落ち着きを取り戻した私は再びコースに戻って教習を再開することができたのだった。

私は学んだ。

技能教習は厳しい。

だから……

2時限連続は絶対やめよう!!!(←そこ?)


とにかく!適正検査はあくまで目安。

運転センスが高いからといって、自分の運転技術に過信をすれば事故を起こす可能性がある。だからそれぞれのタイプの『運転の気をつけるべきポイント』が書いてあるのだ。どのタイプがいいというのはない。車を運転するということは一歩間違えれば大きな事故に繋がる。運転センスがあってもなくても、常に周りのものに気を配らなければならないというのを改めて感じた。

どのタイプも運転する時は慎重に!

あと、連続で技能教習を無理にしない!

1時限空けてから乗ったっていいじゃない……。

つづく。。。


☆今回のポイント☆

どの運転タイプも良いことは書かれない。油断せずに運転しよう。

無理に連続で運転しない。

創作サークル『ねこなみですが?』のnoteアカウントです。ボイスドラマ、動画、ラジオ、BGM、ハンドメイド、小説、ゲームなど、色々やっていこうと思っています!