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駐在員としての心得

みんさんこんにちは、行政書士市川聡子事務所の市川です。

本日は「駐在員としての心得」というタイトルで記事を書いて行きます。

どこの国に駐在するか?によってもかなり変わってきますが、私は中国・フィリピンに合計14年居住していた経験から両地に関して書いて行きたいと思います。

基本的な情報は駐妻さんたちがブログやXなどでつぶやいてらっしゃるので、私は最低限の心得を書きます。


自分で処理できない事はしない

海外で自分で処理できない事はしない。これは私の海外生活での大原則でもありました。
上海でも「自分で自動車を運転する」「バイクを運転する」「レンタサイクルを借りて運転する」人、沢山いました。
が、私は絶対レンタルの自転車でさえ借りませんでした。
なぜなら現地の法律が頻繁に変わって、改正後の法律をいちいち追えないので「どんな状態が違法なのか」が分からなかったからです。

コロナ前は頻繁に交通系の法律や条例が改正されており、実際にバイクや自転車で違反切符を切られ、中には警官に逆上したため拘留されている人もいました。結局その方は数日間携帯電話も取り上げられ、外部との連絡が取れずに行方不明となり、それが原因で日本本社から解雇となりました。
そんな憂き目に遭いたいですか。。。?
しかもそんな境遇の人、一人では有りません。数人知っております。
自分で中国語も話せて、外部の人間とも連絡ができなくとも解決でき、という能力が有れば話は別です。
が、「できなければ乗らない」これが大原則です。
私は中国語は話せるし、通じる自信もありましたが、警察となるとその関係の法律は無知だし、警察の対応についてどんなことができるのかも知りませんでしたので「触らぬ神に祟りなし」です。
辞めておいた方が無難です。

かつ。。。自分の運転で事故を起こしたらどうなりますか??
その車が自分ので、被害者も出していないならまだしも。。。
海外ならその車も会社のもの、被害者が出ている、器物も損壊している。。。となると、会社の人間にも多大な迷惑がかかりますよね。
自分一人の手で解決できるなら良いですが。
自分一人で事故の処理できますか?自分一人で現地の弁護士さん手配できますか??

犯罪には巻き込まれないようにする

中国はかなり治安いいし。。。、防犯カメラ有るから大丈夫!
と思ってらっしゃる方、大多数いました。
でも日本だって治安はいい方だと思いますが、毎日いろんな事件起きてますよね?中国のニュース見てますか?犯人捕まえたっていうニュースは大々的に報道してますが、捕まえられてないニュースは報道してないんですよ!
という事を念頭に、犯罪には気を付けてください!

あと。。。フィリピンに限っての事ですが、昔に比べて治安は劇的に良くなりました。
現地で開業されて20年位の方には「女性が駐在員として派遣されて来るなんて夢のよう」
と言われたくらい、その昔は治安が悪く、銀行やATMに女性一人でとてもじゃないけど行けなかった、と何度も何度もうかがいました。今はそんな事はないですが、それでもたまにショッピングセンターで銃撃戦もあったりします。
ショッピングセンターの入口ではボディーチェックと爆発物検査をしていますが、たいていそういう時は警備員と犯人がグル、もしくはほんのちょっとのお小遣いで警備員を買収しているケースがほとんどです。
日頃フィリピンで仕事をし、地元の人々と交流していると、とても銃撃戦を起こしてしまいそうな気性の国民などいないような錯覚に陥りますが。。。
 それと、治安が悪いと噂されている地域には近寄らないが鉄則です。タガログ語を話せる日本人でもうっかりそんな地域に踏み込んでしまうと、スマホやら財布やら何かしら盗まれてしまった、と言う話は良く聞きました。

まとめ

自分で処理できない事はしない、
犯罪に巻き込まれないようにする。
とりわけ駐在員として派遣され、慣れてきて気が緩んてきた時に「自分は大丈夫」と、何かしら事件が起こりがちです。

以上ご参考にしてください

本日も最後までお読み頂き、ありがとうございましたm(_ _)m

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