見出し画像

三宮から神戸へ!温泉湯巡りバトル!

始まりの景色

早朝、神戸現着。

やってきたぞ神戸。
もっとおしゃれな街かと思っていたが見てみれば道幅の広い新宿-70くらいの街並みがそこかしこに広がっているくらいのものでありまして。というか、駅近くなんてどこもそんなものなのかもしれませんが。

ワクワクするといえば大宮駅周辺のアーケードです。
部活で赴いた際はパチンコ屋とラウンド1くらいしか行かなかったものだが、一種の遊境地としての体裁をなしていたように思います。ただまあ、なんというか私にとってはワクワクするような場所だったのです。大宮けんぽグラウンドには二度と行きたくはないですが。

そう言った意味でのみ見たのなら、神戸のこの到着地点、三宮駅の近くというのは遊興地というようなものではなかったのです。しかしながら観光客に下手に媚びない姿はむしろ好感が持てたりしました。
畢竟私は国内観光においては「人が暮らす街」というやつが好きなので、こんな書き方をしておいて取り繕っているようではありますが神戸が気に入ったのです。
なにぶん道が広いのがいい。
東京の道というのはいかにも道が狭いらしく、若者はやれ道を開けろだのなんだの言わなくては自分の進先も確保できない次第です。
友人が自転車嫌いでなければ神戸ロングライドを敢行していただろうに、惜しいことをしました。

バス停目の前の「ゴリラの世界」

何はともあれ、私が夜行バスから降りた際のルーティンは決まっているのです。
夜行バスとは人生を擦り減らす魔の車であります。
ならば、寿命を延ばしてくれるような百薬の長に頼るのが筋というものでしょう。
酒? いやいや朝から酒なんか飲もうものなら百薬どころか愚策に違いありますまい。

無論、風呂で御座います。
湯に浸かり、削れた人生を補うのが常なのです。

ローカル温泉(激安)

金を持っている男が少なからずこの世の中ではモテると聞いたことがありますが、それでもあえて何度も包み隠さずいうと、私は金がないのである。
なぜないのかといえば、自分の幸福のために使っているからである。
そんな、他人から用事を言われてそのために工面するような金はないのである。宵越しの銭は持たない主義といえば格好いいのかもしれませんが、そうではないのです。
幸福と言っても即時的なものではない。生まれてこのかた風俗なんかに入ったこともなければ最近では賭け事の沼から脱して久しい。パチンコ、あれは慢性的に打っては毒に違いないモノであります。
まあそういうわけで、即時的でない、人生においてあったら便利だな程度のものを日々買い足しているうちに気づけば金欠になっているのだ。ここで買い食いしたら幸せだろうというタイミングで買い食いをしているとか、その程度の金の使い方が積み重なっているのである。

さて私の金欠話はこのくらいにして、そんな貧乏の心も癒す安温泉があったのです。

安い。ただシャンプーはない。持ってけ。

一見一時期流行ったインターネットクソダサフォントに見えなくもないここが、友人との合流時間の差し迫る私のチョイスでした。

入湯料自体は450円で、そこにオプションでシャンプーとかを別途買っていく感じらしかった。確かシャンプーも50円くらいのものだったし、兎角安い。
ひとまず、汗を流しまして、凝り固まった身体を解すわけです。

これ缶の方が全然美味い。

それで、これ。風呂上がりの一杯。
牛乳じゃないのだ、現代。
オロポとかやらなくても日本にはビタミン炭酸があるではないかとそう思う次第であります。
朝一、確かまだ朝飯も食う前だった時分の空きっ腹に炭酸が染み渡る。結論糖分さえ補給できればとりあえずはやっていけるのが人体でしょう。
エネルギーで満ち満ちた私が次に向かった先は、駅。とか。

旅情、Fラン、参拝者

非常に神戸ぽいと思った。これと橋と港のイメージ。

地図と睨めっこしながらぶらりぶらり。
駅の方まで歩いて行くと、なんというか東京とは違うような風景が増えてくる。

東京は敷き詰められた街。
神戸はそうではなく、有為なスペースがあるのだ。

三宮から神戸まで自転車で行こうとも思ったが、なにぶん電車の方が安かったもので電車で一駅乗ることにした。歩くのは夜行明け且つ重いリュックサックを背負った身体には少ししんどいものがあった。

学歴厨の友人が喜びそうな写真。発見。

ホームドアが三色ケーブルみたいな作りで面白いな、とか思いながら一駅。
いつもの癖でドア脇に寄りかかっていたら目の前の人がシート後面の窪みに手を突っ込んで椅子を出していたので、真似をして引っ張り出して座る。

神戸について、まずすることといえばなんだろうか。
私は参拝だと思う。

今日も、感謝します。

神への感謝無くして衆生の生活はありえないだろう。
まず感謝。俗世の生活などその次である。
神社に行き、賽銭箱がないことに気づいた。
私は浅薄ながら、五円浮いたと思った。

すき家。

その後はすき家で朝食を取った。安いから。美味いし。
卵かけご飯、朝飯に最適すぎる。

食い終わってからは友人たちの宿泊しているホテルを探してぐるぐる巡ってみたものの、結局このすき家の正面にあったらしいことを聞いたのは、食後の散歩が腹ごなしになりえた後のことであった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?