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”ない”に意識を向けるとどんどんなくなっていく

私たちは、生きていく中で、”失う事”に対して強く抵抗感を持ち、なんとかしてそれを避けようとします。

そして、失う事を避けようとするとどうなるかというと、
”これくらいしかない”というような、常に焦りの気持ちに追われます。

コップの例えをよく聞きますが、コップに水が半分入っていたら、あなたはどう感じますか?

・まだこんなにある
・これだけしかない

のどちらでしょうか?

あなたが”これだけしかない”と思うなら、どんな事に対しても、失う事を恐れてそれがなくならないように、自分に焦燥感を持ってないと、それがなくなってしまう、と思っているかもしれません。

ですが、その意識の使い方こそが、実は、”ない”という現実をどんどんと広げてしまう事になります。

今日はそのお話をします。


多く意識を向けたことが現実化される

脳の仕組みとして、意識を多く向けたことが現実になっていく、という事があります。

失う事を恐れているあなたは、常に何に意識をフォーカスしているでしょうか?

それは、”ない”という事ではないでしょうか。

この”ない”とは、例えば、お金がもうこれだけしか”ない”、給料がこれだけしか”ない”、”これだけしかしてもらえない”、時間があとこれだけしか”ない”、というような感じで、

常に”不足感”ばかり見ていませんか?

あなたは、”まだこれだけある”とか、”こんなにもある”と感じる事が少ないのではないでしょうか。

この、”ない”という”不足感”ばかりに意識がフォーカスしてくと、
あなたにとって、”これだけしかない”と感じる現実がずっと続いてしまいます。

脳がそれをキャッチするようになるので、必然的に目の前の世界が、あなたがフォーカスした”ない”を、もっと感じられる現実になっていくんです。

あなたは失わないように焦燥感や不足感に意識を向けてるのに、実はそれをすればするほど、”ない”に意識を向ければ向けるほど、なくなっていたのです。


ないからあるへ意識を変える

では、その”ない世界”を止めるにはどうしたらいいのか。

それは、”ある”に意識を向ける事です。

今まであなたは、

・これだけしかない
・もっとほしい
・このままではなくなってしまう

というように、物事を捉えてきたと思いますが、そうではなくて、

・まだ、これだけある
・満たされている
・こんなにもある

というように、不足感ではなく、充足感に意識を向けてほしいのです。

こんな事意味があるのか?と思う方もいるかもしれませんが、実はこれは科学的にも実証されている事です。

あなたがどれだけ、不足感、”ない”にフォーカスしても、いい結果は生まれないのです。

あなたが不足感をもって行動すると、不足を感じる現実が待っていますし、
充足感をいつも感じていると、その後も充足感が続くようになっているのです。

常に100%、この通りではなく、あなたが不足感を抱きながら良い事が起きたり、充足感を抱きながらもそうではない現実の時もあるでしょう。

でも、それでも、意識を”ある”に向けるだけで、人生の軌道は変わっていきます。

どうせ、ないない、と思うよりかは、とても簡単で実践しやすい方法です。


ないという意識を無理やり消そうとしない事

ここでポイントが、とっさに出てくる、あなたの不足感を消そうとしない事です。

不足感が出てきても、自分を責めず、その自分を変えようとせず、

”こういう不足にフォーカスしてしまう自分もいるけれど、本当はまだこんなにあるよね”という感じで、不足した自分も受け入れながら、その後に充足に意識を向けます。

なぜかというと、あなたが不足感を消そうとすればするほど、その不足感は大きくなってしまうからです。

そうではなく、その自分も受け入れながら、充足にフォーカスする、という事をやっていきましょう。

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