ロ×コンって人権ねえな

ロリコン批判が最近またよく目に入る。気にしないで過ごそうとしても脳がストレスに耐えきれず日常生活を送れなくなる。

ロリコンじゃない真人間からしたら「勝手に病んでさっさと死ね」って感じる話かもしれない。

この話は社会に対して権利を訴えたいわけじゃなく、ロリコンって人権ねえなっていう単純なメンヘラの諦めを愚痴っていくだけなので許してください。


ロリコンってどうやって人生送ればいいのかよくわからない。まず三大欲求のひとつである性欲を封じながら生きなきゃいけないような縛りプレイだし。ロリコン以外の人みたいにセックスの自由も恋愛の自由もない。オナニーの自由すら最近はない。児ポも単純所持禁止だし、エロ漫画すらどんどん規制が厳しくなっていつなくなるかわからない。

妄想は自由だって言う人もいるけど、今の時代妄想すら罪だって責めてくる人もいるし精神医学的にもそういった妄想を繰り返すのが既に病気だとか聞いたこともある。治してくれるわけでもないのに。妄想すら全然自由だと感じない。

オタク的なエロコンテンツに関する話でも「虚構と現実の区別をつけろ」ってよく言われる。確かに大事なことだとは思うけど正直違和感もある。今の時代、虚構と現実の区別ってかなり曖昧になっている気がするから。漫画の名台詞とか現実の政治的な場面で流用したり。世界に誇る文化になるってことはアングラじゃなくなって、社会倫理的に厳しい部分をスポイル、浄化して誇れる形に整形しようってことになってくんだな。

そもそも虚構と現実の区別って表現の自由がある程度許される世の中だから言える話で、法律が変わって法的な拘束力をもって禁止されてしまえば区別なんて言ってられない。「法律で悪いって決まってるんだから絵だって悪いに決まってるよね」ってみんな言い出す。児ポ単純所持禁止になってからそれを感じた。決まるまでは物議を醸しても決まってしまえばみんなルールに沿って人を責める。ルールが人の考えや態度を変える。

考えてみれば人が金や手間や時間かけて集めたコレクションでも廃棄を命じられるって恐ろしいことだな。自分に関わらなければ仕方ないで済む話だけど。覚醒剤とか象牙とか煙草とかが似たような流れだろうか?自分も昔「金入ったら買うぞ!」と頑張るためのモチベーションにしていた写真集やDVDが禁止されて手に入らなくなった。それだけでも悔しいのに欲しいと思う気持ちさえ否定される。

元ジュニアアイドルとかが「ロリコンのファンがキモかった」みたいな話して周りが「異常だよね、うんうん」って言うような番組見たりしてると辛くなる。「応援してくださーい!」って宣伝されて商品買ったら数年後に加害者・異常者扱いされるファンの気持ちを想像してしまう。


「自分の娘がロリコンに性的に見られるのは耐えられない、気持ち悪い、親の気持ちを考えろ」って言われると余計辛くなる。ロリコンには結婚の自由も子供を持つ自由もない。学生時代に普通に他人の娘である未成年とセックスして普通に他人の娘と恋愛経験積んで普通に他人の娘と結婚して自分の子供持った人の「他人の娘を性的に見るな」って普通の感情でロリコンの情念は否定されるんだなって。個人の性愛の部分に家族の感情を絡める価値観って個人的にはしっくりこないんだけど、社会的には正しいっぽい。

性的マイノリティでもセックスの自由や恋愛の自由はあるのに。前に「性的マイノリティとロリコンの立場を比較する人いるけど未成年に手を出してはいけないのは平等だから」みたいなツッコミ?ツイート見た記憶があるけど、平等に権利が尊重されるのと侵害されるのじゃ話が違くない?と感じた。


よくよく考えると職業選択の自由もない気がする。普通なら「可愛い娘いる職場探すか~」くらいは許されそうだけど(今の時代はそれでも厳しいかも)、ロリコンがそんなんで教師や医者になるのもよく問題視されてるし。そりゃ問題視されるだろって話ではあるが。でもよく考えたら別にロリコンが許される職業なんてそんな無いしな。


何もかも禁止されて我慢しなきゃいけない閉塞感に耐える修行のような日々だけど、必死で我慢しても褒められるわけでもないし。それどころか存在自体否定されても黙ってるのが懸命なんだよな。「ロリコンのような人間が存在するだけで社会不安を引き起こす!世の中から消え去れ!」って言われても今の時代の社会正義はロリコンを責める側だと思う。SNSだってなんだってロリコン擁護するだけでも罪、BANみたいな感じで発言権もない、自我を持つことも許されてない気がする。

「多様性」とか「様々な性の尊重」とか言われがちな世の中だと思うけど結局適用範囲意外と狭いよね。

「人権」って言葉が「人間なら誰しもあるものだよ~」って甘い期待を抱かせるのが良くないなって思ってしまうことがある。実際は厳しい審査を通った者しか人権なんてなくないか。もっと別な言葉に置き変わんないかな。


「もう精神科行けよ」って言われそうだけど、行っても解決しなかった、というか鬱が悪化した。

何年か前にロリコン関連の議論見すぎて精神が限界になって「青少年健全育成条例納得いかん!ぶっ壊したい!」みたいな話を精神科の先生に話したことがある。異常者だ。だから病院行ったんだけど。そしたらキッと睨み付けられて説教された。「嫌だ嫌だ言ってないでちょっとはそういうことについて勉強でもしたらどうですか?ハンッw」みたいな鼻で笑って煽るような態度取られたのを今でも思い出しては発狂しそうになる。その先生は現代のインターネット事情とか知識がなくて解像度浅かったから(ロリコン関連についてはお前より勉強しとるわボケ!)みたいな気分になってしまった。まあ実際は向こうの方が法律や専門書に詳しいんだろうけど。

自分の中のしょーもないプライドが傷つけられて一応Google先生で法律の理屈を調べて読んだ。うろ覚えだけど「未成年は何かあっても裁判で上手く話を纏めて主張できないからとりあえず未成年とそういうことしちゃダメ!って決めます、そしたらロリコンも余計な希望抱かず諦めついて手出さないっしょ、はい解決!」みたいな感じだった。この解釈が正しいのかどうか俺は専門家じゃないから判らないけど「ロリコン人権尊重されてないじゃん」って俺の発想は合ってる気がする。子供を守るための対案出せって言われたら出せないし、甘んじて受け入れるしかないルールだなとは思うけど、結局ロリコンの人権なんてどーでもいいし臭いものには蓋をしとけ的な無理矢理な解決法じゃんと思ってしまう。人権について考えろって圧力かけられる世の中でこれが通って我慢して生きてるロリコンがなんで言いたい放題言われて精神科でも説教されなあかんねんと思ってしまう。


変なとこで意識高い人間だから「もっと勉強しろ」って呪いがかかってしまった。ロリコン問題について図書館とかで本読もうとする。だけどそういう専門書って「ロリコンという悪について責める」みたいな当事者を無視した否定的な内容ばっかで鬱状態だとまともに読みきれなかった。SNSとか見るとそういう偏った本読んでるっぽい人達が「自分はロリコン問題に詳しいぜ!」って感じで容赦なくロリコン非難して悦に入ってるし。

テレビとかも最近はそういう特集多くて見ても良いことないって判ってるのに無駄に責任感じて見ようとしてしまう。内容なんてどーせキモイおっさんのイメージ映像出てきて「未成年を狙うキモくて悪い大人がたくさんいるから気をつけましょう」とかそんなんに決まってるのに。数年前は「パパ活は悪いことじゃない!そう決めつけてるのは古い考えの老害!女の子は効率よく稼ご!」って感じの特集してたくせに今になってパパ活問題について深刻な顔して男を責めてる番組ばっか。


レベルアップじゃないんだから18歳の誕生日になった途端に人が変わったように扱われる方がおかしくないか。未成年の判断力云々言うけど選挙権とか結婚可能年齢とか変更するなら大人だって完全な「大人と子供の境界線」の判断出来ないってことじゃねえの?教え子と結婚する教師とかたまにいるし上手くいくパターンもあるんじゃないか、以前の結婚可能年齢で結婚した人はどうなるんだ、ロリコン批判するのはその人たちの多様な幸せを否定してんじゃないのか。世の中の正しさについて自分なりの疑問が沸いてくる。


考えても何も解決しないし、ネット見て何か新しい気分転換探して見るも「子供を守るための取り組み」とかいちいち余計なメッセージが出てくる、ネットもテレビも娯楽として機能しない。消す。すると外から街宣車が「地域の子供を守るために不審者を見つけたらどうのこうの~」と大音量を流し込んでくる。家が耐えられなくなって外へ出る。外へ出ると子供連れを見るだけで謎の恐怖感を覚える。俺なんかが外を歩く権利はない気がしてくる。

街中で体に火をつけて自殺してみようか、そうするとどうなるだろうと考える。どうにもならない。俺と似たような発想を実行する奴がたまにニュースに出てくる。危ない変人として扱われるだけ。俺なんか死ぬときまで迷惑で気持ち悪いと思われるだけだなと虚無感に支配される。生んだ親を恨む。反出生主義になる。親との関係も悪くなる。そこに救いはない。


「一人で抱え込まずに誰かに相談しろ」とは言うけどこんな人間と誰が関わりたいんだ。こんな相談誰にしろって言うんだ。昔のインターネットくらいしか生きる場所なんて無かったのに。

生き続けても世の中どんどん厳しくなることしか考えられない。希望が持てない。自己実現も何もかも八方塞がりか四面楚歌か。

自分のような人間が苦しめば苦しむほど、自分のような人間を嫌う世の中が「そうだ、苦しめ、死ね死ね死ね!」と喜ぶ。悲観しすぎだと自分を励ましてみても、最近では現実の光景として毎日見せつけられている。


夢を見る。
「死は救済」だとロリコンの間で噂が流れる。早速自殺を試したロリコンの前にロリ天使が現れ、それまでの人生を憐れみ、もう意味の無くなった子種を搾り取ってロリコンのための天国に導いてくれる。死後なんだから法律なんて関係ない。救済はここにあった!

目が覚める。
夢から覚めて現実が始まる。さっきの夢をどこかで読み物の形にして発表しようかと思案する。未成年を性的に見てはいけない、自殺を美化してはいけないというコンプライアンスにひっかかるか……と断念する。シャワーを浴びて、こびりついた精液と、存在するはずも無かったロリ天使の残り香を洗い流しながら考える。

「さて、今日はこの地獄をどうやってやり過ごそうか」

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