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猫足三粒のこうち旅ー馬路村魚梁瀬ー

 高知県馬路村の奥の奥にある魚梁瀬(やなせ)。えらく難しい読み方をする地名である。ここはかつて林業で栄えていた。魚梁瀬杉というブランド杉が採れたことでも有名。

魚梁瀬杉の巨木

 森林鉄道が海側の奈半利まで通り、賑わっていたという。昭和30年代の話である。ちなみに私の母はここ魚梁瀬で生まれた。

当時の様子
キャプションがすごい

 ちなみに魚梁瀬にある公園では、森林鉄道の体験乗車が出来る。運転手体験もできるぞ。

駅舎がコチラ
お値段と時刻表
当時の乗車心得。すごいことをサラッと書いている

 あいにく鉄道は運休日だったので、線路だけ見て気分を味わう。撮り鉄みたいなことをしてみた。

注:安全な場所で撮っています

 馬路村は柚子の産地で有名である。元々は隣の北川村の方が有名だったのだが、とある仕掛け人の手により馬路村ブランドの柚子が出来たのだ。今高知新聞に、その顛末が連載されている。

手に持っているのは「ごっくん馬路村」

 さて、魚梁瀬からさらに奥。千本山の方へ行くことにした。ひどい山道である。たまに車が通るのだが、YOUは何しに千本山へ?(いやあたしらもそうだけど)

ここが登山口

 朝ドラ「らんまん」のモデル、かの牧野富太郎博士も千本山を訪れたとか。やはり森林鉄道に乗って来たのかな?しかしすごい山奥である。帰れるのか不安になるぞ。

千本山の手描き案内図
スリルのある吊り橋
ちなみにサルとシカは見た

 もう二度と来れるか分からん千本山。高知市からは車で2時間半くらいかかるので、泊まり覚悟で来ることをオススメする。久々に乗り物酔いした()

 馬路村中心部には温泉や宿泊施設があるので、夏は川遊び客で賑わう。人口500人足らずの馬路村。コンビニとかは見当たらない、静かな山村である。

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