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君だけの冒険を描き上げたまえ!「世界樹の迷宮Ⅳ 伝承の巨神」

先日書いた記事がなんとなく「世界樹み」を帯びていたため、自分の中の世界樹に行きてぇ欲がマシマシMAX。

「世界樹の迷宮」とはニンテンドーDSから続くATLAS発の3DダンジョンRPG。
DSのタッチ機能を活かし、自分でマップを作るというのが強みのゲームです。

シリーズもたくさん発売されており、ナンバリングタイトルは5作品。

「新・世界樹」として、1・2の世界観をベースにし、キャラクターに個性を持たせて、物語的にも厚みを増した「新・世界樹の迷宮1・2」

全作品オマージュの夢の共演の「X(クロス)」

外伝的位置付けで「世界樹のダンジョン1・2」と、非常にたくさんの作品がリリースされています。

僕が初めてプレイしたのが「世界樹の迷宮Ⅳ 伝承の巨神」

恥ずかしながら、「世界樹」というタイトルを知らずにジャケ買いした作品。

パッケージを見た時、清々しい涼しい風が吹き抜けたかのような感覚になり、そのままお迎えいたしました。

オープニングの映像から既に、伝承的な言い回し、古代氏による爽やかで豪快なサウンドに酔いしれ、気がつけばドツボにハマっておりました。

物語的にはいっかいの冒険者である自身が、世界樹を目指し冒険する、というもの。「マルク統治院」という組織からメインイベントに関する情報をいただき、「気球でフィールドを移動しながら」迷宮探索へとお出かけ。

プレイヤーはまず「冒険者」を集めるために、「冒険者ギルド」で冒険者を登録します。

主な主人公は存在ぜず、ドラクエ3や9のように全員がアバター。好きな種族、性別、職業を選び最大5人でパーティーを組みます。


アイコン置くだけでもオリジナルの地図。

世界樹、と言ったらやっぱりマップ!歩いてきた道は緑色、池や川などは青色、その他アイテムが採取できる所には、四葉、ハサミ、鉱石ポイントにはツルハシ、などアイコン設置していくだけでも、あらかじめ用意されているゲームのマップではなくなるので、非常に愛着が湧きます。

わかりやすい地形ならば、簡単に描くだけでも十分なのですが、面白いのは「ここに何かあるぞ、でも今は行けないから後で」と適当にアイコン置いて後日確認してみたら、

「なんのことや?」

と忘れてしまい、うろちょろし直したら思い出し、「あのギミックを使うんだった!」と一生懸命リトライしてみたら、時すでにおすしで、
やり直し!

適当にマップ作ったら痛い目に会うんですよ。

普段の敵との遭遇、エンカウントは、通常画面のセンサーが真っ赤になった時に戦闘になりますが、シンボルエンカウントが発生する凶悪なモンスター「F・O・E(フィールド・オブ・エネミー)の移動パターンを書き忘れていたがために全滅!なんてことも。

ファミコン時代に「ゼルダの伝説」の地形を紙に書いて「どこにバクダンおく」とか「モリブリンからルピー」など、古参ゲーマーならみんな経験したあの感覚です。


名前を職業にちなんでいないと、誰が誰だかわからなくなります。

そして「世界樹」はRPGなので、レベル上げによる強化も楽しい。世界樹はモンスターが以上に強いのです。

序盤の森ネズミ(スライム的な)でも、舐めてかかったら全滅危機。余程のステータスが上がっていない限り、ヒリヒリ必須。最初は勝つのも一苦労だし、なかなかレベルも上がりません。

でも、少しずつ「強くなる」んです。

レベルもそうだし、スキルもそう。
装備もばか高いし、早々には買えない。
素材がつどつど必要だし。

ボッコボコにやられて、2度と関わりたくなかったF・O・Eでさえ、
「なんかやれちゃう?」から
「勝てるかも??」いや「勝っちゃった!」

「ヨユーヨユー」に変化してくのが楽しい。

そしてATLAS作品を初めて触って驚いたのが、「状態異常」がボスでも有効なこと。
普通のRPGでも毒や麻痺なんかは覚えますが、ボスにはほとんど効かないのが常。
かといって、ザコ敵にわざわざ使うこともないので「それいつ使うの?」的ポジションになりがち。

でも世界樹は違います。
むしろ、ボスにこそ使ってみてほしい!!

そうやって一つ一つを手探りで味わいながら一歩一歩冒険を刻んでいく。誰かが描き上げたものをなぞるのではなく、君たち自身の目で冒険日誌を描き上げたまえ!

中には「どうすることも出来ない脅威」が迫ることもあるだろう。
しかし!臆することはない!「今は」どうにも出来ないだけであり、いつかは挑まねばならない時が来る!その時まで力をつけるのだ!


鍛治で武器防具の強化をしていくのも醍醐味。状態異常付着していくと冒険が楽になります。

一つ一つ、一歩一歩マップを描いたり消したりしながら、誰に見せるでもないオリジナルの地図が描き上がる高揚感。君たちが描き上げたそのマップは、まさに「世界に一つだけ」のオリジナル冒険手帳。そこにハプニングを書き込むもよし。F・E・O討伐記念を祝うもよし。

その冒険は、あなただけのもの。

さぁ行こう!

世界樹は君たちがくるのを待っている!


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