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3DSで最もハマったRPG「真・女神転生4FINAL」

もう一カ月近く前になりますが…

2月10日は
「真・女神転生4ファイナル」の発売日でした!

この日を逃すとは…!!
コケの不覚ですね!!

真女神転生4F(以降真4F)は
一神教(神様がひとりの宗教)と
多神教(色々な役割を持った神さまがいる宗教)
それに「天使」と「悪魔」の対立に
東京の人間が巻き込まれるストーリー。

戦いの冒頭で命を落とした主人公「ナナシ」が
最古の宗教でもある「ケルト信仰」の男神
「ダグザ」に「あやつり人形」として
生き返らせられます。

最新作「5」は
シリーズの中でも比較的柔らかな物語であったのに対し、「4F」はかなりピーキーな設定です。

先程にも書きましたが、主人公は
開幕5分で命を落としますしね。
いきなりかい!ってツッコミたくなります。

また、ヒロインの「アサヒ」も
これまた酷い運命に巻き込まれ、
辿りようによっては非常に救いのない最期を迎えてしまいます。

けっこう全体的に暗いのだけど
シリーズ屈指の「イチャイチャ」や
トキと言う子のちょいとお色気じみたのイベントもあったりで、終始ドキドキしますでしょう。

でもしっかりとストーリーに関連した出来事なので、イベントとストーリーの絡ませ具合は最高です。

真4Fのキー悪魔(メガテンでは、いい神様も悪い神様もみんな、悪魔 、と統一)
魔神「ダグザ」は自身の願いのため主人公を利用することになります。

真の彼の願いを叶えるためには
今まで一緒に戦ってきた仲間を手にかける必要が出てくる。

さっきまでイチャコラしていた仲間、全員です。

これが相当こたえるんですよ。
ひとりひとり、一言言い放っていきますので
「ほんとに自分は悪魔に心を売った」のだと
この時、自覚しますね。

自分が選んだ道はもう引き返せない事を
思い知らされるのです。

その先にある「真の自由」「真の自分自身」のための代償として。

重すぎる…。
しかし、クセになる…。
いや、仲間を手にかけることではなくて。
そんなんない方がいいけど、あえて弔いのために挑むことも覚悟のひとつなんだと。

目の前で命が消えていくことの重さ。
自ら手にかけなければならない事の重大さ。

それら全部を背負ってこそ
「なにものでもない自分自身になれる」のだと。

この「男神ダグザ」は
ケルト神話の中でも最高神とされ
ギリシャ神話のゼウスにも匹敵する、もしくは同神とされています。

ケルト神話は「樹木信仰」と呼ばれる形態をとっており、「樹」が「宇宙」と同じとされます。

また「人」も「樹と同じ」として扱います。
樹も人と同じ生命であることを知っていました。

日本人にはお馴染みの「八百万(やおよろず)と一緒なのです。万物には神が宿る、と言うやつですね。

ケルトでは精霊だったり妖精だったりしますが、まさにそのダグザの妹であり妻の「ダヌー」が妖精の女王として描かれているのも納得。

ダグザは、王様ではありますが、支配者ではなくて意外と、はぶりが良くて大釜でみんなにご飯をご馳走したりするフトコロの深い神様。

ケルト神話では「オーク」の樹が王様とされます。ドングリの身をつけるあの樹。

ただ日本のオーク「樫(カシ)」とは違うようです。

根が深く幹が太く天高く育つ巨木で樹齢も長く、さまざまな小鳥の巣を育て人々を癒し、命の拠り所としての振る舞いはまさに王様。

時に怒り狂い熱い魂を持った巨樹。
ダグザが髪が赤いのもここからですね。

ただゲームのダグザは
ちと違いますが。

ゲームから「ケルト神話」が気になり
ケルトの本を読んでいますが
読めば読むほど「真・女神転生4F」が
すっごくよく作られている!と感心してしまいます。

すでに5周してますし、使ったマッカ(お金)は
3億を超えています。

それでも最期にスティーヴンの言葉
「観測」のくだりは
何回聞いても素晴らしい。
人間だけが与えられた機能、それが観測。

神と言う超常現象と
現代的な科学、量子論の両立。

まさかこんなカタチで
二つのテーマが重なるとは思いませんでした。

ヒリヒリするストーリーが味わいたい方は
ぜひプレイしてみてくださいね!

ちなみに前作「真・女神転生4」もプレイすると
キャラクターへの思いれがケタ違いに跳ね上がります!

あの主人公がね、チョー叫ぶんですよ…。

悪魔合体もヤバすぎる悪魔作れますからやり込みもバッチリ!!

さっき3億マッカ、と言いましたが、プレイ時間186時間の内120時間は悪魔合体です。

でもまだまだですね〜。

なかなかバチっとくる「マーメイド」たんが作れないんですよ…。

難しいものです。

深いストーリー、クセのあるシステム、終わらない悪魔合体。

どれをとってもぼくにとっての最高傑作。
もう一周するかな…!

時々、あのルートが恋しい時があるんですよね〜。

今回のお話しはおしまいです。
最後までいただきありがとうございます。

コケでした〜。

参考文献
「古代ケルト聖なる樹の教え 杉原梨江子」



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