ジョシュ・ローギン

2021年11月16日 10:30 a.m.（米国東部標準時）

　北京冬季オリンピックを3ヶ月後に控え、バイデン政権はまもなく中国に公式代表団を派遣するのかどうかを明らかにしなければならない。しかし、この計画に詳しい複数の関係者によれば、ホワイトハウスは早晩、バイデン大統領をはじめとする米国政府関係者を北京大会に出席させないことを発表する見込みであるという。この外交的ボイコットは、米国の選手に影響を与えることなく、中国政府の人権侵害に対応するための手法として意図されていると情報筋は語っている。

　厳密に言えば政権はこの判断を最終決定していないものの、正式な勧告が大統領に出されており、彼は今月末までにこれを承認することを政権に近い情報筋が確認している。このプロセスのタイミングは、緊張が高まる時代に複雑な米中関係を管理する能力を両首脳が示すために行われた、月曜夜のバイデン氏と習氏の間でのヴァーチャル会談とは関係がない。今週の様々な報道によると。習近平氏はバイデン氏にオリンピック問題を持ちかけ、恐らくは個人的に参加するよう誘うつもりだったという。しかし、会談直後の報道によれば、三時間半に及ぶ会談の間、この問題はまったく出てこなかったとされている。