見出し画像

最近作った詩 続き

この投稿の一つ前を見て頂けるなら、話の流れが掴めると思う。
見なくても良いですが



向こうにいるのはたれか
あなたよあなたよ、
その美しひ瞳で見て
くださるな。
なにがありましたのですか。
麗しく、頬から流れる可憐の滝は
乾燥すらも破壊してしまうほどあなたの皮膚
を愛撫しているではありませんか!
たとえ、どんな気障な幸福とやらを
演ぜられてもわたしはあなたと共に踊ります。
嗚呼、醜いあなたよ。


絶望という幸福

愛する人たちと酒を飲む。
柔和な雰囲気求めては、
わたしの唇は乾いてく、
それに負けじと酒あふれ、
へんな幸福見出した。
「ここから逃避しよう。」
一緒に居たい、はずなのに、ともに
饒舌りて笑い呆けたいのに。
さんにんはふたりで、
ひとりはひとり。


街灯

色んなことがありまして、
色んな歩き方をしたものです。
つねに在る、心の痼りを打ち明けて、
あたかも意味のある会話。
会話は益々沈まりて、ついにわたしは
洞窟へと閉じ籠りたくなる。
店でてひとり、歩ければ、自己憐憫にて
われを慰め、それまた鳥の視野でもって
陰鬱なり。
暗夜に灯る道標、明日までいける
望みくだされ。


硝子

陽光を浴びて、
向こうの草木は
微笑んでる。
木々はわたしを嘲笑っている
なんのちからも持てないこの
わたしを。
なぜあなたがたは鏡になって
くれないのか。
解ります。分かります。
鏡なんてものはあなた達には
なんにも響かないことを。
愛を求める私は悪ですか、
絆を欲しがる私は罪ですか。

わかります
解ります、分かっています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?