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2020年(6年生)⑥

2月24日
クラスで卒業式「旅立ちの言葉」を練習。初めて歌も含めて通してやってみる。雰囲気はつかめたかな。歌声が頼りなかったのは、風邪やら花粉症やらのせい?それとも気持ちが乗っていない?いやいや、通してやってグッときたせい?いずれにせよ、もっとできる。今のままでは、卒業させられない。と、密かに昂る担任。

2月25日
国語は「海の命」最終回、主題を考える時間。1年間の学習のまとめでもある。最初の教材「カレーライス」で「主題ってなに?」ってところから入った子どもたちの「読む」。段落ごとに分けて読むのではなく、物語全体を通して考える力。ビブリオバトルも含めて「並行読書」をしながら自分の考えを深めていく力。そんなものの集大成がこの単元。15分間の「学び合い」で発言者は18人!おそらく、作者なりの主題はあるだろうし、国語たるもの「日本人としてはこう読みたい」という普遍的な読み方もあるとは思う。が、小学生が教材と向き合い、自分なりの主題を、自分の経験に引き付けながら考え、物語を読むというのは、それだけで価値がある。主題。「生き物の大切さ」はKT・CS・RR・SG・NY・YRが作った考え。半数ほどがこの読みだった。「想いを受け継ぐこと」はYG・YZ・AY。卒業を前にして在校生へ想いを受け継いでいくイメージをもったか。「やり続ける心」はHN。あきらめないで自分の思いを貫けるか。「あこがれ」はRO。自分は、あなたは、憧れの大人は近くにいますか?「生きる」はYN。このあとに谷川俊太郎の詩「生きる」が載っているのも関わりがあるか。「やさしさ」はNN・MG・SY・HG・HT。どの登場人物にも共通してある心。「悲しみ」はHY。ここにMY「いや、悲しみをのりこえていくことならわかる」と反論。HYも納得。この「海の命」、毎回「もっと早い時期に、時間をかけて、授業したいなぁ」と思っていたけれど、なるほど、今回の話し合いを通して、この教材がこのタイミングで出てくる意味が分かった気がする。さて、ここからはいよいよ、最後の活動「12歳の力②わたしの生き方・考え方スピーチ」に入る。3月12日(木)5・6時間目(みなさまぜひお越しください!最後の授業参観のつもりで。コロナがあるからダメかしら・・・)に6年間の学びの成果を、今の子どもたちを、お見せできるかと。
 
2月28日
午前中はひたすら「作業」図工・家庭科・社会。でも、その時間をどう使うか、意味のある時間にできるかどうかは自分次第。残りわずかの小学校生活、ぜんぶ、楽しめるとよいのだが。体育館体育最終回。踊ったり、走ったり、ボールを使ったりして楽しむ。わいわいがやがやしながら、ちゃんとその時間のめあてを持って取り組める子どもたちだった。木曜日の担任交換給食も最終回。他のクラスで食べると、見え方が違うので、ひいては自分のクラスの課題も見えてくる。よい時間だった。授業交換もやったし、専科の教諭も給食順番に回ったし、スピーチ大会にビブリオ大会、ワークショップなどなど、学年の教師みんなで、123人みんなを見ることができた1年。よかったよかった。

 と、ここまで書いていた午前中から急転直下。一斉休校が決まる。
 急に、決まる。

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