見出し画像

町田市保健所に伺いました


鈴木さん 西澤さん 秋山さん
                  ネコイコネ代表橋本 町田ねこの会代表上野さん

先日、ネコイコネ・橋本は町田ねこの会・上野代表が町田市保健所の愛護動物係・秋山係長さん・西澤係長さん・職員さん方とお会いしました。
神奈川県に隣接している東京都町田市の地域猫の取り組みは、上野代表より主に町田ねこの会の活動を通して見聞きしており細やかな保健所の支援が気になっておりました。
町田市の野良猫問題では全国で唱和する【餌やるな】は何ら解決策にはならないということから地域猫活動のため市の指定を受けた34地区が共生モデル地区として避妊去勢手術費用の補助等を行っております。また保健所内での譲渡会場も提供しております。
地域猫サポーター活動の冊子には地域住民・ボランティア・行政が協力、活動に際し地域の【理解を得る】としてしています。
助成金対象は町田市内に住所を有する個人、団体が対象です。
町田市地域猫活動ガイドラインmachidashichiikinekogaidorain.pdf (city.machida.tokyo.jp)
           ガイドライン策定のねらい
猫は、「動物の愛護および管理に関する法律」により保護されています。
法律によりみだりに殺傷、虐待、遺棄することは禁止されており、人との共生を図るべき存在です。
不妊・去勢をしてない猫の外飼いや捨て猫など、飼い主のいない猫を増やす要因をなくし、あわせて、屋外で生活をしている飼い主のいない猫に対しては、地域で適切な世話・管理をおこなうことにより 、地域の環境改善を図っていくことが人と猫の共生の在り方です。
市は生活環境改善のため、飼い主のいない猫との共生モデル地区制度を指定することにより、地域猫活動を推進しております。また町田市保健所は東京都動物愛護相談センター多摩支所と仕事を連携,補完しあっておりこれからの形として望ましいと思いました。
飼い主のいない猫の不妊・去勢手術費用の補助/町田市ホームページ (city.machida.tokyo.jp)
町田市は不妊去勢手術の予算額として合計数(330万円)
【共生モデル団体に年1回物資の寄付】 
【町田市では人と動物との調和のとれた共生社会実現のためふるさと納税で寄付を募っております】

飼い主のいない猫の不妊手術等に対する予算はどこでも人間優先と言われ削られる空気もありますが環境維持は景気、予算に左右される問題ではなく気を緩めると環境の悪化や個体対象の増加により2次【動物愛護に反する】被害も増加します。

何よりも行政がボランティア団体活動に理解をもって熱心に応援されているのが伝わり動物愛護という土俵に双方で対等に意見・要望を出し合っているのに納得いたしました。
行政が現場に明るいボランティアから情報の提供を受け意見を出し合い共通目的に足並みをそろえることの大切さ、無償で頑張ってくれるボランティアを応援し動いてもらう、市民にとってもこれ程有難い存在は無いので、この互恵関係は信頼から成り立っており大事に育てていってほしいですね。

町田市でも高齢者の死亡や施設に入る際取り残される犬猫のケースが増加してるようです。まず生前の問題として、友人や民生職員等からの現場察知の対策が必要でペット信託や第三者への引き受け依頼を書面で残す、また合わせて飼い主の犬猫が一緒に入れる老人ホームを増やす、また高齢犬猫の受け入れホームや条件付き譲渡などが求められます。

新年早々の能登震災は阪神震災から20数年とかなり経っていますが犬猫の同行避難の困難さ、人間すら救援があまり進歩していない印象もあり同行避難は相変わらず問題が多く期待できないと思いました。仮設場所については学校のグラウンド、公園などの空間をあらかじめ選定しておくのは どうでしょうか?
同時に先日の飛行機事故の貨物室でのペットの焼死事故で同乗問題を思い起こしました。
人と動物と同じ空間の難しさ、ある航空機会社は最初から条件付きながら同乗もありますが今は1社でこれからの議論ですね。
車内での犬猫避難も過酷であるしどこの動物愛護団体も保護犬猫で飽和状態が多いようです。【近県なり災害時の動物愛護センター間の取り決めなり動物は動物関連施設などのネットワークつくり】も考えていいのではないかと思いました。
ボランティア活動も現地に入っているとはいえ犬猫の保護対象は限定的で地域猫等はさらに悲惨な状況と思われます。
そのなかで東日本大震災ではペットを連れて避難できず放した犬が群れて放浪し、繁殖により猫が激増するなどを体験をもとに【新潟県】では度重なる震災から作られた市町村・避難所運営者のためマニュアルがあり【飼い主が行う防災対策として不妊手術等】記載されております。また同行避難の一覧で小、中学校、コミュニティなど避難場所もおおく表記されてます。
   
震災などの状況下もふくめ行政のハードな部分とボランティア団体のソフトな部分で協働しながら、これからの要請として県内での対応が困難な場合は近県の愛護センター、保健所、愛護団体との連携が求められる時代になるのではないかと痛切に感じました。

広報まちだ 吾輩は地域猫である 19-0115-P01.pdf (city.machida.tokyo.jp)
ペットタウンまちだ PTM47.pdf (city.machida.tokyo.jp)

公益社団法人東京都獣医師会では災害発生時のペットの飼育に関する緊急対応について参考情報をまとめております。避難時の参考Q&A
公益社団法人 東京都獣医師会 (tvma.or.jp)
『同行避難』するために・・・日ごろからの備えが大切です 東京都保健医療局 (tokyo.lg.jp)
ペットに関する東京都の災害対応 東京都保健医療局 (tokyo.lg.jp)
新潟県の市町村・避難所運営者のためのペット同行避難所運営マニュアル270644.pdf (niigata.lg.jp)
            



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?