世界のバランス
ネットサーフィンしてたらね。
ユニセフの、難民の子供たちに支援を呼びかける広告が目に入ったんだ。
広告に大きく写っていたのは10歳にも満たない可愛らしい子で、持病を患っているのだけど、治療費もなくて困っているんだって。
しかもいまはコロナの影響もあってお父さんも職を失ってしまい生活費を稼げないので、生活もままならないらしい。
寄付を考えた。
詳細をみてみた。
そしたら。
寄付金はまずPCR検査やワクチンなどに使われちゃうみたいだった。
どうなってるの??
寄付しても彼らの生活に役立てられるわけじゃないの?
命より、得体の知れないウィルスのために使われるってこと?
それってどうなの??
紛争地域のドキュメンタリーを観た。
独裁政治への反政府側のなんの罪もないたくさんの一般市民が拷問を受けて殺害されていたの。
悲しくて惨すぎて涙がでてきた。
そういえば、戦国武将たちもおなじことをしていたんだよね。
敵国の人間は根絶やしのために女子供も皆殺し。残党狩りと言って、なんの罪もない農民たちも皆殺しにされていたんだよ。
ちょっと前は戦国武将をモデルにしたゲームや漫画が流行ったりした。わたしも一時期ハマった。
お父さんたちも戦国武将好きだよね。
いまも、人をたくさん殺してそれが得点になるゲームがたくさん存在する。
そして人気がある。
人気がでるのは、それが本当にあったことだと忘れないためなんだとおもう。
そう、武田信玄も徳川家康も豊臣秀吉も織田信長もわたしたちがいま踏みしめている日本列島でおなじことをしていたんだから。
ドキュメンタリーのなかで、「紛争はおじいちゃんの代から続いてる」ってセリフがあった。
ゾッとした。
『どうしたらいいんだろう?』
でも力も強くない、武器も持ってないし言葉が通じないどころか会話さえできそうにもない。
わたしにはなにもできない。
無敵で屈強な巨人か、神さまにならない限り。
祈るしかないのかな。
世界には光があれば必ずその反対側として闇が存在してしまうらしい。
そうやってバランスをとっている。
するとわたしたちの世界の反対側として紛争地の凄惨なできごとは存在しているのかな。
もしそうなら、わたしたちはすごく贅沢になっているってことかな?
それなら行き過ぎた豊かさはもういらないっておもってしまうよ。
ほんとうにほんとうに、やりすぎだとおもうから。
くわしくはいえないけれど。
人を殺すゲームをできることは、すごくすごく贅沢で幸せなことだとおもう。
それは実際に襲ってくるものがないってことだから。
それだけ平和ってことだから。
紛争地にいたらゲームの世界をリアルでやっているんだ。
「退屈だー」
なんて言ってる暇なんてないんだ。
平和な国で生きてるわたしたちにできることがあるとしたら、なんだろう?
行き過ぎた贅沢をやめて、いまあるものに感謝して暮らすことかな?
それともやっぱり祈るしかないのかな?
出来ることと言えば
涙を流し 瞼を腫らし
祈るほかにないのか?
Mr.Children『タガタメ』
20年くらい前に図書室にあった写真集でみたシリアはとても美しかったな…。
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