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ディーパワンサ21募集馬プレビュー

ディーパワンサ21 牡馬 2021.4.18生
父ドゥラメンテ 募集価格4,000万円
ディーパワンサの2021の血統表 | 競走馬データ - netkeiba.com

かなり気になっている馬だが、ドゥラメンテ産駒の牡馬で4,000万円だからかなり安い。
馬体が小さいか、脚が曲がっているか、繋ぎが立っているか、かなり用心深く確認しなければならない。
配合が気になってるからこそ、注意深くなりたい。

サンデーサイレンス3×4で、Halo4×5・5だから、高速馬場向きの切れと機動力を感じさせる配合だ。
祖母ポロンナルワがGlorious Song2×3というのも頼もしい。
いかにも代を経て、大物を出しそうなボトムラインに仕上がっている。

もともとシンハンリーズの牝系で、由緒正しい活力に溢れるボトムラインである。
同じ牝系にシンハライトがいるからポロンナルワは亜流かもしれないが、母ディーパワンサが3勝、しかもマイル以下で積み重ねた勝利であるから、ドゥラメンテとのカップリングでは非常に好ましい。

ドゥラメンテは2代前にサンデーサイレンスの血があるから、サンデーサイレンスをクロスさせるのが簡単ではない。
3×3ならばやりやすいし、成功例がないわけではないが、3×4よりも薄い血量のほうが配合としてはうまくいきやすい。
その点、ディーパワンサは父がディープブリランテなので、うまくサンデーのクロスが発生している。

母父のディープブリランテは、自身はダービーを勝利しているが、産駒傾向からその本質は、父ディープインパクトよりもパワーとスタミナに寄っている。
緩いドゥラメンテを補うにはちょうどいいはず。
また、ディープブリランテの持つRiverman、Busted、Alycidon、Nureyevはドゥラメンテと合うだろう。
一方ポロンナルワからは軽快なスピードを受け継ぐはず。
Haloの仔であるGlorious Songの2×3は、本馬のスピードを下支えするに違いない。

アールブリュット21よりは高速馬場に向いているし、仕上がりも早いのではないだろうか。

配合的に非常に評価できる馬である。
あとはこの価格になった理由をしっかり考察したい。

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