見出し画像

人災派遣RPGリプレイ最終話『仇星、闇を駆ける時』06

●メインアクション

チシャ猫:メインアクションだにゃ―。でも何しようかにゃ(笑)。

秀史:私が調べちゃいましたからねぇ。

チシャ猫:まぁ上陸したシタナガのバックアップ。通信妨害で難易度を下げるにゃーん。(ころころ)46、ひっくい。

カヤカ:これで低いなんだもんなあ。

チシャ猫:LPで1個振りたし。(ころころ)クリティカルで54!……あと2点あれば-7、悩ましい(笑)。……ここは追加!(ころころ)って1!(爆笑)

カヤカ:んんんん!

紗綾:本当このLPシステムは(爆笑)。

チシャ猫:カヤカってる!

柳沢:まだ序盤だから、出し惜しんでもいいんじゃ?

チシャ猫:「スランプだにゃーん!」猫的には不満ですが、ここで抑えておく。

GM:軍港エリアに続き、砂浜エリアもチシャ猫さんの通信妨害が蹂躙していく。軍港エリアほど敵が密でないかわりにアナログ重視なので妨害の効果は薄いが、それでも十分に撹乱し、侵入しやすくなった!

秀史:-6でも非常に助かります!ありがとうです!

チシャ猫:「このチシャ様がこんな軍事通信妨害ごときで手間取るにゃんてぇぇ!」

カヤカ:「猫なにいってんのアレ」

柳沢:「猫くんなりの謙遜なのさ、あれで」

GM:「クッ!電波妨害だ!」「ええい、サイバー部隊のカウンターはどうなってる!」「それがC国の部隊とは別の攻撃が」「ええいうろたえるなっ!」

チシャ猫:「ま、シタナガさんならアレぐらいの支援で大丈夫でしょ」


●エネミーのターン

GM:それではおまたせ、敵のターン。

紗綾:待ってない待ってない。

GM:まず砂浜エリア。「砂浜エリアに侵入者!」「撃て!撃て―っ!」兵士三人がシタナガに発砲!28、22、17!

秀史:「ドーモ、テロリストの皆さん」回避で対応。

柳沢:何回かはリソース集中させて+10の完全成功を狙いたいところ。

秀史:なんですが、スキル使うと妨害入れられそうなんだよなあ。

柳沢:いや、この際早く妨害されて確定しまった方がありがたい。

秀史:確かに。一回目に『隠形術』をかぶせる。猫に貰った『アドヴァイス』、LPも使って(ころころころり)39、32、37、全弾回避!

紗綾:さすが!

カヤカ:ひゅーっ!回避2D+21、固定値の暴力!(笑)

秀史:さらに近況で+1Dだったりします(笑)。

GM:見事!兵士たちによる集中砲火は、君の影さえ捉えることはできない!「くっ、遮蔽物もないはずなのに、なぜ当たらんっ!!」

秀史:「直進しかしないものにわざわざ当たる間抜けがいるか」

柳沢:そのりくつはおかしい(笑)。

カヤカ:うーんニンジャ。

チシャ猫:「足場、悪いはずなんだけどにゃぁ」(苦笑)

GM:遮蔽物のない砂浜を、飛び交う銃弾を回避しながら疾走するという離れ業を演じて、砂浜エリアを通り抜けにかかる!

秀史:「当てたいならむしろ閉所にすべきだったな」手番になったらエリアの突破にかかります。


GM:続いて、管制塔エリア。アダシのボディーガードの攻撃だ!

カヤカ:チッ、忘れてなかった(笑)。

柳沢:ふむー、防御スキルを妨害で潰されるのが一番痛いんだよな。

GM:四人いたが、一人紗綾さんに斬殺されて、残り三人。

カヤカ:斬 殺 さ れ て(笑)。

GM:小菅さんことアダシの指示が飛ぶ。「少女に火力を集中しなさい。隣の少年は防御が得意、少女にダメージを与えられれば良し、少年が防御に回っても力を削ぐことが出来る」

紗綾:少女?パロカちゃんがいるんです?

柳沢:君のことだよ!(笑)

紗綾:(笑)勘違いしました、エリアにパロカちゃんが隠れていたのかと。

チシャ猫:普段少女扱いされないから……。

カヤカ:意識までおおおじいちゃんに乗っ取られて……(笑)。

GM:三人全員、紗綾に銃撃だ!!23、17、17!目が腐っとる(苦笑)。

チシャ猫:目が腐っているから紗綾さんが少女に見えた……?

GM:それもある(一同笑)。

紗綾:(笑)回避は諦めて、リソース温存して反応でダメージ軽減を狙います。(ころころころり)LPも入れて、14、14、22!……中失敗2つと普通失敗。弾は斬りづらいから嫌いなんですぅ!

カヤカ:まあ、おれもおじさんもいるから。

GM:ひゃっはー!ダメージだ!(ころころころり)31!、30!、16……!?ええ?

柳沢:4D6+10で16はすごいな(苦笑)。

カヤカ:ぶっは!(爆笑)不発すぎる!

柳沢:では二回『魔力の盾』+『氷の盾』、一回『魔力の盾』。(ころころ)31、21、14点止め。SP13点消費。

紗綾:GPで止まりました。ノーダメージです!

GM:バイクに乗った紗綾に浴びせられる銃撃を、後ろから車で走り込んできた柳沢の盾が受け止める!

カヤカ:「あっぶねーッ!!ナイスおじさん!おかげでバイクが無事だ!」

秀史:「おじさん大忙しだな」

チシャ猫:「開幕から酷使されてるにゃ」

柳沢:「なぁに、いつものことさね!」

チシャ猫:「銃弾全部避けるシタナガさんも人間やめてる感じにゃけど、おじさんもさり気なくすごいにゃよね」

紗綾:『あれくらいの弾が斬れずにどうする!帰ったら修行倍増しじゃ!』

チシャ猫:五右衛門を目指されている?

紗綾:かかか、斬鉄剣なぞワシの敵ではないわっ!

柳沢:こんにゃく斬れないしね(笑)。

秀史:つまりおじいちゃんはこんにゃく……?

紗綾:失敬な(笑)。


●紗綾のターン

GM:「成程、見事な連携ね。でも好都合。一箇所に固まったほうが仕留めやすい」

柳沢:……それなんだよねえ。『サイブラスト』+『サイバースト』が辛い。

GM:紗綾さんとアダシの同時行動。同値はプレイヤーキャラ優先なので紗綾さん。

紗綾:取り巻きとボス。当然ボスを叩きたいけど、ギミックが怖いところ。

チシャ猫:恨みの神を叩いていいの?って言うね。

GM:こちらはさっきと同じ『サイバースト』をぶちかます気まんまんです。

カヤカ:うげー!

柳沢:殴ったら倍返しとかされるの怖いし、まずサブで解析してからってのはどう?

GM:今回はミスティックで13以上出せば、報復云々についてわかるとしましょう。

秀史:温情〜!

柳沢:やさしみ!『知恵袋』の出番やで!

チシャ猫:紗綾さんのおじいちゃんって妙に神に詳しいよね。

紗綾:大おじいちゃん、教えて!『知恵袋』ネタで取ったんですが(笑)。

カヤカ:いや結構使ってたでしょ!?(笑)

秀史:割と毎回役に立ってますよね。痒い所に手が届くっていうか。

チシャ猫:前衛でも判定1回任せられるのが強い。

柳沢:ミスティックを増強してSP治療にも使えるから、使い勝手いいんだよねえ。

チシャ猫:問題児風だけど、意外とお役立ちなんですよね、キャラも立つし。

カヤカ:性格さえ……。性格と倫理観さえ……(笑)。

紗綾:では『知恵袋』込みで判定、(ころころ)27!防御以外は出目がいい!

GM:はい成功。それでは大おじいちゃんは直観する。……『復讐の神』は『他者の願いを叶える』『恨みを晴らす』という『大義名分』があるからこそ強力な呪力を行使できる。『自分自身の仕返し』では大義名分が立たなくなるため、いわゆるダメージ倍返し的なものはないようだ。……つまり普通に殴ってOK!

カヤカ:なるほどなー!!!

秀史:「『願いを叶える存在には、自身の願いを叶える機能はない』。神話の王道だが……」

柳沢:一手潰しても、不安を払拭できたのは充分に価値がある。

紗綾:『……ということじゃ!紗綾よ!遠慮無く斬りつけい!』

柳沢:「鬼に会うては鬼を斬り、神に会うては神を斬るってか」

チシャ猫:「ヤクザの事務所に行ってはヤクザも斬ります」

カヤカ:「だいたいヤクザばっかり斬ってるよな」

紗綾:じゃあ、全力で小菅さんを斬りつけます。……と言いつつ、キャンセルされることも考慮して、『心眼』抜きで攻撃。(ころころ)42!

カヤカ:んんん大回転!

GM:だーめだこれは!実は回避はすべて固定値13なのだ。大失敗〜。

カヤカ:固定値なのか。……ということはまだラスボスじゃない?(笑)

GM:しゃーない。『我が願い、我らが願い。汝らが願い。今こそ聞き届ける』

紗綾:あ、これはキャンセルですね。

GM:『運命の川底より萌えいでる樹木、激流に楔を打ち込み、宙史の波濤に石を投げ込むもの。其れ我、アダシなり!』……君が必殺の起動で振り下ろした剣は、磁力とも風とも違う摩訶不思議な力で逸らされる!

秀史:「剣から逃れるために世界の位相をずらした……だと……!」

柳沢:なんて汚えんだ(苦笑)。

GM:ちなみに、『ノイズ』を使えばこのキャンセルをキャンセルできるよ。

カヤカ:神の力を打ち消せるんだ。『ノイズ』……(笑)。

GM:どちらかというと、発動しようとする小菅の意思や詠唱を妨害するって感じ。

チシャ猫:一回しか使えない切り札。ここで使っていいものか……。

柳沢:うーむ、ここは通しでいいと思う。ダメージ出せないのは残念だが、全力じゃなかったしね。正直、ダメージ軽減をキャンセルされるより万倍マシ。

カヤカ:それ食らうと一気に戦線崩壊するからなあ。

紗綾:『ええい、ゆらゆらと蜃気楼のようにぶれおってからにっ!』……と、露出処理。(ころころ)『知らんぷり』ペナルティ無し。

チシャ猫:まぁ、厳重な管制塔中で誰に見られるのかっていう(笑)。

紗綾:『かかか!これぞ戦場の風よ!』


●アダシのターン

GM:そしてアダシの反撃だ。「消え去るが良い、メルジャヒの悲願を妨げるものよ…‥!!」髪が再び逆立つ。

チシャ猫:「にゃにゃん?アダシが僕らを呼んだんじゃないのかにゃーん?」

カヤカ:メルジャヒの悲願なぁ。誰に願われてるのか。

柳沢:正直アダシやら小菅さんやらの意志がまだ完全には把握できてないからなあ。

GM:「退くがいい!愚昧な運命の操り人形ども!」『サイバースト』+『サイブラスト』+『アフターハウル』!エリア全員に攻撃!

紗綾:飛んでくるモノは斬りづらいからイヤですぅ!

柳沢:甘んじて受けよう!

GM:投射で(ころころ)16。回らなきゃこんなもんか。

カヤカ:だから投射は無理……、よっしゃこれなら行けそうーッ!

GM:ちなみにアダシの攻撃は、ダメージ高いけど命中低いって感じ。頑張って回避してダメージ軽減してくれい!

秀史&チシャ猫:がんばえー。

柳沢:『フラッシュムーブ』+『魔力収束』で……完全成功!

カヤカ:『心眼』使って成功。

紗綾:ぐはっ、失敗。か、海○斬はまだ難しいんですぅぅぅ!

カヤカ:『献身』で紗綾さんをカバー!

GM:ではカヤカくんと紗綾さんに(ころころ)34点ダメージ!ってしょっぼ!10個振って1個も回らないとかないわー!

紗綾:1と2のオンパレード(笑)。

柳沢:紗綾さんをかばった方のダメージに盾。(ころころ)41点軽減で完全止め。

カヤカ:自分のぶんは『硬気功』も使って止めます。止めて半減して7点抜け。

GM:「くっ、これがえにしの抑止か。流石に一筋縄ではいかぬ……!」

柳沢:と言いつつ罰則2回目。『露見』でAP1点蓄積。ぬう、長期戦では痛いな。

カヤカ:バイクで不規則に動いてダメージを最小限に抑える!「痛い痛い!手からは逸らしたから落ちないけど!」

GM:柳沢、そして紗綾を載せたカヤカは、見えない攻撃をかわし、弾く。管制塔の死闘は続く……!

チシャ猫:「……ん?僕たちを呼んだのは、アダシじゃなくてパロカってことになるのかにゃ?」


●メルジャヒ島 戦況図

画像1


●秀史のターン

GM:さて、同値のカヤカくんとシタナガくん、どちらが先に行きます?

柳沢:ここはシタナガ君に先に動いて欲しい!

カヤカ:あ、そうか。アダシの新事実が分かってからおれが動いたほうがいい。

柳沢:そうそう。それに高台からなら安全に長距離射撃できるし。バイクで洞窟に行く必要があるかもしれない。

秀史:了解。イントルーダーで砂浜を突破、高台に移動を試みる。『隠形術』も使って……(ころころ)24、成功。

柳沢:ぴったりやん!

カヤカ:無駄な力など要らぬと言わんばかりの……。

紗綾:さっきからキレイにクリアしてますぅ(笑)。おみごと!

秀史:だがPPがマイナスに行ってしまった(苦笑)。

GM:銃弾をかいくぐり、砂浜を突っ切った君は一路森の中へ飛び込む。一度森の中に入ってしまえば、ニンジャの君を見つけ出せるものはいない。

秀史:『長距離移動』で高台エリアに向かいます。

GM:君は悠々と木々の間を動き回り、獣道を見つける。異国の島、しかも足場が悪い、樹海、上り坂、獣道という、レンジャー部隊でも忌避する道のりを進んでゆく。

秀史:「獣道を走破する時はその地の獣に学ぶべし」

GM:上空には大型の鳥も飛び交い、ギャアギャア叫んでいる。

柳沢:ロストワールドか(笑)。

GM:管制塔の死闘とはまた別の、過酷な道中を経て、ついに山、というか切り立った崖に出た。崖には上下に道があって、下は柳沢たちのいる管制塔……かつてのメルジャヒの村の中心に、そして上は、崖の上へ上へと続いているね。

柳沢:格好の狙撃スポット。

秀史:管制塔との位置、距離を確認したら、崖の上へ向かいます。

GM:登るたびに足場は狭くなり、ロッククライミングの真似事すら必要になる。かつて、こんなところまで女性や子供が避難しなければならなかったとすれば、その過酷さを想像するのは困難だ。

秀史:足場など5mmのくぼみがあれば充分。

GM:やがて、崖の上まで上りきると。洞窟、というか裂け目がある。……入る?

秀史:はい。

 秀史は崖の裂け目に体をねじ込む。

 そこはごく小さな洞穴が広がっていた。

 ボイザの話通りであれば、ここでメルジャヒの人々は、パロカを残して洪水で命を落とした。

 壁にはひとつの小さな碑。

 『メルジャヒの同胞たち、ここに眠る 魂よ安らかに』。

 どうやらボイザ達がかつて書き残したもののようだ。

 天井には、赤子だったパロカが生き残ってたという、小さなくぼみ。 

  そして、床には。……粉々に砕けて腐り果てた、何かの神像だったとおぼしき木片が散らばっていた。

秀史:「これは……アダシ……?」

GM:床に目を凝らす君に、闇の奥から声がかかる。「……来たんだね、星を止めに」

柳沢:ふぁっ。

カヤカ:いた!

GM:それは君たちがよく知る、メルジャヒ人の少女だ……!

秀史:「……パロカか」

柳沢:なんと、こちらにいるとは……!

GM:ということで、ここからは調査判定が、

秀史:サブで『高速処理』使います(笑)。

カヤカ:即決!迷いがない!

秀史:『高速処理』取っててよかった!

柳沢:開示されるのを待とうよ(笑)。

GM:うわーい!(笑)ちょっと判定出すから待ってね〜。

●判定 洞窟エリア

「アダシ」こと小菅女史が活動を開始したのは、10年前のメルジャヒ南東部の高台で生き残ってからだ。パロカもそこで生き延びた、
 高台の洞窟に残された現状から、アダシの手がかりをつかめ。

 サーチャー、スカラー、ミスティックで調査
 誰かが洞窟にいるのであれば、他のメンバーも挑戦可能。
 ただし目標値+5


カヤカ:ふむふむ。

GM:洞窟の状態から、アダシの手がかりになるものをつかめ。これについては考古学や神秘の知識が要求されるだろう。

チシャ猫:猫対策がされてるぅ(笑)。

GM:ただしシタナガくんがスマホで映像を送るなどすれば、他の人も困難ではあるが調査ができる。

柳沢:移動しなくても判定できるのはうれしい!

チシャ猫:『ミネルヴァ』使えばハッカーでもOK?

GM:OKとしましょう。シタナガくんの身につけているセンサーやデバイスをフルハックして、VRモードで調査するってイメージ。

チシャ猫:ありがとですにゃー。まぁ多分、チシャがそこを調べることにはならないと思うんだけどにゃ。

柳沢:そうだね(笑)。多分シタナガくん、カヤカ、おじさんでクリアできる気配。

秀史:天美さんも挑戦できるんですね。

GM:ぶっちゃけ、非戦闘職がこのエリアにたどり着くのは困難と判断して、このような判定となりました。誰かが頑張って到着すれば、みんなで寄ってたかって調査できるって感じ。

紗綾:なるほどー。

柳沢:天美でもいけるけど、使いたい切札が多過ぎてなぁ。

秀史:では『高速処理』で判定に挑戦します。サーチャーで……(ころころ)ぐへ、7。LP使って9、1段階達成!

GM:お見事。君は仏像?の破片を注意深く集めてみる。

秀史:これとこれがくっついて……パズルだな。

GM:するとちょっとした事実に気づく。この像、洪水で岩壁にぶつかって砕けたように見えるが、……どうも内側から破裂するように砕けたっぽい。

柳沢:中から何かが飛び出したってことか?

カヤカ:やっぱり封印だったんじゃないかなコレーッ!?

GM:そしてもうひとつ。……像の破片にはいくつもの血痕が付着している。

秀史:……なんと。

柳沢:ふむぅ? 誰の血だ?経過年数は?

紗綾:血がついているのは破片の外側?内側?

チシャ猫:話が変わってきたにゃ?

カヤカ:死因が洪水じゃないってことか?うわぁ……。

秀史:急に洞窟内が息苦しくなってSANチェック(笑)。

GM:順番に回答を。そのいち。血の経過年数はここ十年程度。何種類もの血が、外側についている。

紗綾:時間的にも人数的にも、洪水から避難した人達の血で間違いなさそうですぅ。

柳沢:ふむ、古代の人々が血を捧げてきた、というわけではないのか。

GM:そのに。血なのだが、飛び散ったものが付着したというわけではなく、どうやら当人たちの手で塗りたくられたようだ。

紗綾:避難してきた人たちに『助かりたければ血をよこせー』と?

秀史:んー。これは単に、もう水が溢れて、死が目の前に迫った人たちが神像に縋ったのでは?

GM:シタナガくんの見立ては正しい。君は「洪水で追い詰められたメルジャヒの人々が、偶然見つけたこの神像に、助けを求めて血を捧げたのだ」と結論づけた。

カヤカ:よかった、水に埋もれ始めた洞窟で仲間同士の殺し合いとかはなかったんですね!多分!!

柳沢:んんー、さっぱり察しがつかんなあ。我々の知っているアダシといまいち結びつかないような。

GM:最後にもうひとつ。この仏像、……いや、どうも魔神像っぽいなにかなのですが。破片から推測するに、『武器をかざした魔神』といった形だったようだ。

秀史:武器?

カヤカ:アダシ、武器なんて持ってたか?

GM:だが、その武器、槍の穂先に当たる部分が、ぼきりと折れたのか、ここだけ丸々消失している。今キミに分かるのは、ここまでだ。

柳沢:伏線だとは思うけど……ここは調査を更にすすめるしかないか。

チシャ猫:洪水で死んだ人達が、恨みを込めた可能性は高そうですね。

柳沢:C国や茉莉花グループのせいだって思って死んだのだろうか?前回のミッションからすると、確かにC国や茉莉花のやらかしはあるけど、メルジャヒ人達も開発に積極的だったはずだが。

チシャ猫:企業が救難信号を無視したとしても、洪水で死ぬ人たちがそれに気がついたとは思えないですが。

柳沢:単に間に合わなかったとか、そういう判断になる気がするね。

チシャ猫:というか血が気になる。恨みを晴らすために血を塗るっていう情報はどこから得たのか。

柳沢:そうなんだよね。ボイザさんがそこらへん知らないようだし、他のメルジャヒ人が知っていたとは思えない。

チシャ猫:確定しているのは、血はあの洪水の日に塗り込められた、しかも何人もの血によって。

秀史:「……死者の無念は死者のもの。お前が好き勝手できると思うなよ……」


●カヤカのターン

カヤカ:まずサブでHP治療しまっす。SPはオジサンに頼もう。

柳沢:HPは天美以外は誰がやってもあんまりかわらんからねえ。

チシャ猫:ちょっと今日は現地にいないですねー(笑)。

カヤカ:(ころころ)13、いよっし、70点まで回復!

GM:回復早いなあ。

カヤカ:実は若干のドクター持ちなのです。

柳沢:人災派遣は回復大事ゲーです。

チシャ猫:人災、サブで自己回復できるから結構場持ちするけど、持たせれば持たせるほどAP溜まって罰則入るっていう恐ろしさがあるにゃ。

柳沢:社会死の方がしやすいゲームですからね。

カヤカ:さて、メインで洞窟の調査進めるか、アダシを殴るか。悩みどころさん。

紗綾:判定キャンセルが復活する前にダメージを与えて、調査は柳沢さんに任せるという手もありますね。

カヤカ:おじさん連れて高台に移動、次のファストで管制塔にとんぼ返り……。

柳沢:おじさんは高台にいかなくても調査できるよ。ここで戦線を維持しよう。

カヤカ:……ここはアダシを殴ろう!GMが殴れって言ってる気がする!(一同笑)

チシャ猫:違いない(笑)。

カヤカ:アダシにグーパン!あなたのマインドをクラッシュ!

GM:どんときなさい!回避系は固定で13!

柳沢:命中は抑え気味でいこう! APの1点は血の1滴!

カヤカ:OK!『心眼』抜いて『ファントムペイン』『スマッシュ』『マインドブラスト』『浸透剄』で(ころころ)32!LP……使うならダメージに乗せても一緒か(笑)。6D6+11で(ころころ)34!

GM:『アストラルバリア』でダメージ減少!6点防ぎ、GPで8点止めて、って……。

柳沢:あれ?

GM:あーうん。はい。…………アダシは倒れました。

一同:はい?

カヤカ:…………あれぇ??

GM:謎のバリアに阻まれつつも、君の一撃がアダシを貫く!君の拳は容易に鳩尾を撃ち……小菅さんはうっ、と呻いて昏倒した。

カヤカ:「……え、えええ!?まっ、一般人!殴った時の感触完全に普通の人だこれ!!」

GM:確かに、サイコメトラーでもある君の見立てでも、間違いなく完全に一般人のそれのようだ。

紗綾:カヤカさん、ついに人○しに……(笑)。

柳沢:よりによって紗綾君に言われるのかぁ(笑)。

紗綾:私は峰打ちですよ?

カヤカ:ギリギリで精神に攻撃するのを止めます。やばいやばい!

チシャ猫:逆に精神殴ったほうが効きそうだけど。

GM:おめでとう!きみたちは アダシを たおしたぞ!!

柳沢:なんにも しんよう できない。

GM:……ということで、次回に続くっ!!

カヤカ:お疲れさまでした……!あれぇ!?

秀史:第二形態くるか。

チシャ猫:まぁ、『サイコキノ』『憑依体』『フェイト』の能力使ってるあたり、『肉体は仮のものです』って全力で主張してる感じだからにゃあ。

GM:ボスキャラも倒したので 次回はエンディングまで一直線ですー。

紗綾:バッドエンド一直線だったら泣きます。

チシャ猫:そしてカヤカがなんか責任取らなきゃいけない事態になったっぽく見える(笑)。

柳沢:うーむ!なんかまだわからんことばかりであやふやだぞお!

紗綾:まだ全体像が全く見えませんねえ。

カヤカ:あの神像?の正体もなあ。アダシ本体ってことでいいのか?

チシャ猫:まあ一つわかることがあります。

紗綾:それはなんでしょう?

チシャ猫:ここまでチシャの切り札に触る判定が全くないから、これから管制塔でチシャ大暴れです(一同爆笑)。

柳沢:あとはシタナガくんの切り札も。使わないってことはなさそうだけど。

カヤカ:何を撃ち落とすことになるんだろう(笑)。

秀史:まぁ使うとしても最後でしょうけどね。

紗綾:私の切り札はいつでも使えるんですけどねえ(笑)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?