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「女性の働き方」という言葉が嫌いです。

どうもこんにちは。HRを主としておりますおこめです。

1、なぜこのタイトルなのか。


実は先日私の知り合いが転職活動を始めまして、初めは「やりたいことがあるのだが、その分野が未経験なので書類選考で落ちてしまう」と嘆いており、未経験でもOKな会社を探しながら頑張っておりました。

彼女のやりたい事というのはハードワークがつきものな業界なので、大変だろうがまだまだ若いので応援していました。

が、やはり業界的に難しかったこともあったのか、彼女が言うのです。

「女性の働き方がきちんとしているのかどうしても気になる。」
「女性の働き方としてワークライフバランスを守りたい。」
「女性の働き方として制度がきちんと整っている企業へ行きたい。」

やりたいことはどこへ行ったんだ!って感じですが。

2、我思う。

残業も少なく、制度や福利厚生も揃っている会社であれば、それは嬉しいと思いますし、人事としてはそこを目指さないといけません。
が、女性の働き方というワード、特に「女性の」って必要ですかね?
私は男性でも残業は少なくてもいいと思うし、福利厚生だって休みやすさだって同じでいいと思うんですよ。
ワークライフバランスも守れるなら男性だって守るべきですよね。

なぜ「女性としての」働き方にフォーカスせねばならないのか、私は同じ女性ながらにむちゃくちゃ疑問であり、この表現が嫌いです。

働き方を言及する際は女性を推しながら、一方では男女平等を叫んでいるわけですよね。すごくおかしいと思っています。

3、会社側も言うよね。

ちなみにこれは求職者側からの意見でしたが、会社側もたまに言いますよね。

「女性として働き方をどう考えているの?」

知らんがな('Д')

私は管理職の中で唯一の女性で、周りにいる人も年上男性ばかりで、やりにくい部分も思い返せばあります。
でも私自身まったく気にしておらず、言いたい事は言うし、やるべきことをやっていればそれでいいんじゃないかぐらいに思っているんですが、会社のお偉いさん達は言います。

「女性管理職として女性を引っ張っていってほしい。」
「女性だから働きにくい部分もあると思う。結局男性社会だから。」

やる気のある人間なら男性でも女性でも私は構わん。


というわけで結論、「女性の」って枕詞が付くと、もう誰の発言でもアレルギーに感じる人間もいます。
求職者側も雇用される側もする側も、いったん性別はフラットにしてほしいですね。

もっと良い意味で平等に、何も気にせず働ける時代が来るといいなと思います。


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