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地元マガジンふまほんを始めたらおもしろくなってしまったの記

昨秋から春まで、郷土史を学ぶ会を月イチで開いた。大河鎌倉殿の余波おかし。5月6月は重忠イベント準備でお休み。7月・8月はどうしようか。高齢の方は猛暑のなか外出すると熱中症が心配、夏休みにしましょうとご意見。なるほど。9月以降は白紙。今後どうなるかさっぱりわからない。

この会をはじめたときとほぼ同時だったかな。わたしが生まれるはるか前、地元のむかしを伝える逸話群に魅了された。

そんなこんなで、むかしを伝える地元マガジンふまほん誕生。爆誕ってほどでもない。不定期22日発行。22日は重忠公の月命日。まちの方が書いたものを読んだり、話を聞いたりして短いものを書く。たまに写真も。もちろん下手。

イラストはフリー素材。ネットで可愛いイラストを探すのは楽しい。でも。。「これであなた絵が描ければねえ」と嘆息され、はて練習しようか。

ふまほんは昨年の11月に第1号を出し、7月22日の第5号までつくりました。6月11日重忠イベントで初お目見え。司会のついでにお話した遺烈碑寄附者名簿のエピソードを6月22日特別号に仕立てた。

森まゆみさんが地域の聞き書きからはじめたと聞く「やねせん」にあやかって「ふまほん」。憧れパワー。

それでもってどうしたい? ひとつには土地にのこるおはなしを伝えたい。放っておくと、長いあいだの口伝が消えそう。住む人が入れ変わればまちの記憶は消える。 

わたしは地の人の子孫ではないけれど、界隈に残る言い伝えは、実に面白い。ひとつの言い伝えに尾ひれやバリエーション。言い伝えを知っている人と知らない人がいる。伝えてきた道すじがある。言い伝えの確かさだなんて、郷土史家じゃなくたっていいたくなる。

ふまほんバックナンバーは、いま、鶴ヶ峰で展示中の重忠壁芝居のところに置いてあります。各号だいたい60部つくりました。たぶん残部あり。ほしい方はどうぞ。会場は、鶴ヶ峰駅ビル4階の「みなくる」内のちいさなギャラリー。7月8日までらしい。

展示ボードの表と裏に展示があります。表だけだと思って帰った人がいるとか。表の壁芝居は大姫頼朝の死まで。重忠が鎌倉幕府の権力争いに巻き込まれ、二俣川合戦で烈死に至るのは、ボードの裏側、壁芝居の後半。手狭ですみません。

リアルには戻らないまちを、失われた昔のむらのかけらを、あの手この手で描くだけ。自由気ままな母のケアに四苦八苦しながら、楽しんで、のんびりやります。


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