ようやく登れた残雪の「笠ヶ岳」
雪の笠ヶ岳にあこがれて北アルプスの南部に位置する笠ヶ岳。
標高2,898mの山は、山頂までのコースタイムは夏で8時間以上と健脚者向けの山とされている。
積雪期は山小屋は1軒も営業しておらず、登山者は非常に少ない。すべての荷を背負って、生活圏から隔絶された山歩きとなる。
穂高連峰の登山者の賑わいとは対照的だ。
かつて、加藤文太郎は、厳冬期において槍ヶ岳の冬季小屋から笠ヶ岳までを日帰りでピストンしたと記録にある。その桁違いの体力にあやかり、部分的でもの足跡を辿ってみたかった。
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