見出し画像

「犬にも猫にもなれない」コメント紹介#1

猫田ねたこ初EP「犬にも猫にもなれない」へのコメントを
お寄せいただいた順に、ご紹介させていただきます。

第1弾は 森 健司郎 ( MIRROR / 杏露虫 )さん
とっても嬉しいお言葉、ありがとうございます!

【✏︎コメント紹介】

〈1周目を聴いての感想〉

揺れ動く葛藤を直接出すのではなく、
しっかりとコントロールされた歌の中で
時折出てくる刺激のある言葉で浮き彫りにする感じは、
”田”の時からさらに進んだねたこ氏のスタイルとして
より確立してきていると感じました。

〈10周目を聴いての感想(聴きすぎ笑?)〉

1周目を聴いて、どうにも気になる。と思い、
それから何回か繰り返し聴いてみました。
”時折出てくる刺激のある言葉で浮き彫りにする感じ”は、
誤りであることであることが分かりました。
それは、ねたこ氏が発する言葉の刺激ではなく、
それを捉えようとする、こちら側の視点だということが分かりました。
ある時は、”どこかで道を間違えた”という言葉が。
ある時は、”わたしは誰かの景色になる”という言葉が、耳に残ります。
それはあたかも、”猫田ねたこ”という音楽の泉の水面に、
覗き込んだ自分自身の姿が映るようにも思えます。
ソロの作品を聴いて、heliotrope、JYOCHOと、どの音楽でも、
ねたこ氏がそれらの音楽に浸透しているのではなく、
むしろ、それらの音楽の要素が、
ねたこ氏の音楽の水面に映し出されていることに気がつきました。
ただ、その水面を捉えようと手を伸ばし、触れようとすると、
描き出された像は歪んだ波紋を広げて消えてしまうのかもしれません。
この作品が多くの人に聴かれ、かつ、
単に消費されるだけのものでなく
それを聴く人が、ねたこ氏の音楽、言葉の中に
描き出されるものを見つけることを、切に願います。

要約すると
皆さま、綺麗な心で何回も聴いてくださいということです笑


森 健司郎 ( MIRROR / 杏露虫 )

最後まで読んでくださり、ありがとうございます! いただいたサポートは制作費にさせていただきます。