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今は死ねない

ここ数年、親を始め、身の回りで人の亡くなる話が多い。

もう、死を意識して、身の回りを綺麗にして行かなければいけないのに、未だに物欲があって、可愛いとか思うと、場所を取るような飾り物をついつい購入してしまう事が多い。

断捨離という言葉も、耳にして久しいし、友人で実行している人も多いが、まだ自分では出来ない。

否、洋服や食器などは、簡単に整理出来るのだ。捨て過ぎて、翌年着る物がなくなって結局またユニクロに行く~という始末だが、着ない服を処分する事にためらいはない。

だが…本や置物や、現在興味を持っている分野の関連品は、処分できない。

それは当然? 仕方がない?

何か、断捨離って、何でもかんでも捨てちゃうイメージがあり、捨てられない自分が間違ってるような気がしてしまう。

それに、同居している配偶者が、私以上に全く捨てられないオトコなので、我が家がスッキリする日なんて来ないのである。捨てられない私が絶望するほど、配偶者の捨てられなさ加減は激しい。色々な物に愛着を持ちすぎるのだろう。

だから、まあ、私も捨てられずにいるのだろうが。



それにしても、親の家の始末を何軒もやっていると、人間はあの世に何も持って行けないし、何を残しても片付ける人間にとっては負担でしかないのが、身に沁みて分かっている。

出来れば、空っぽにして旅立つのが世の為なのだろうが、まだまだ煩悩が捨てられない。物も捨てられない。

これでは、突然死なんて絶対に出来ない…。健康で居なくては。

まずは、新しく物を(出来るだけ)増やさない。

そして健康に留意する。

そんな結論に至るのは甚だ遺憾だが、自分のこれからを考えると、そういう所に行きついてしまうのだから、仕方がないか。

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