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隣の市まで散歩に行きました

 ねこっちです。今日は、私にとって大きなことを成し遂げられました。それは、約8km離れた、隣の市にある博物館まで歩いていくことです。


楽しみにしていた今日

 ゴールデンウィーク(GW)中のいずれかの日に、長距離の散歩をしたいと思い始めたのは、今から約2週間前のことでした。去年は大晦日に、9kmの歩き納めをしたので、今回はもっと長い距離を挑戦したいと思い、私の住む市の付近で、行ける場所を探していました。

 10個ほどの候補地を箇条書きし、実際に行くことにしたのは、ここから約8km離れた「島田市博物館」という博物館です。

 事前にどのような場所なのか調べ、目的地までの地図も印刷し、ウエストポーチに持ち物を入れ、昨日は寝ました。

 そして迎えた今日、私は10時前ごろに家を出発し、目的地に向かいました。

序盤:いつもの散歩コースのさらにその先へ

 歩き始めは、いつもの散歩コース(西コース)を歩きました。いつもはある程度まで西に行くと、通っていたPC教室のあたりで北に進み、そのまま大回りして帰宅するのですが、今日はPC教室のさらにその先へと進みました。

 私は、歩く時に自然観察をしながら、曲を脳内再生します。家を出る時は自分の中でお決まりの『若者のすべて』(フジファブリック)を、その次は『春よ、来い』(松任谷由実)を流しました。その後は、『ミス・ブランニュー・デイ』(サザンオールスターズ)を流し、それが終わったころにPC教室を通り過ぎました。途中、アゲハチョウのような、しかし形や模様が異なる珍しいチョウを目撃しました。それでテンションが上がり、続けて『とべ!とべ!ルビー』(ドリーミング)を流しました。

 途中、畑の肥料か何かの激臭が漂ってきたため、気持ち悪くなってしまいましたが、そのエリアを通り過ぎ、なおかつ5月の爽やかな風に吹かれているうちに、それはよくなりました。

 休憩地点として、島田市の『アピタ』という店を目指しました。そこまで行く際、途中、トイレに行きたくなったため、慌てて近くのケーズデンキでトイレを借りました。

 トイレを済ませ、「では、アピタを目指そう」と思い地図を見ると、アピタはケーズデンキのすぐそばでした。そのため、少し歩くとアピタにつきました。アピタに入り、私は昼食と飲み物を買いました。

 アピタの涼しい店内で、少し休憩し、GWの人の多さにやや驚きながら、店を後にしました。その後、いよいよ目的地の島田市博物館を目指して歩き始めました。

中盤:博物館の展示品が凄い

 アピタを出ると、慣れない道がずっと続いていました。私は、スマホのナビゲーションを信じつつも、たまに道なき道を案内してくるナビシステムを無視しながら、人が歩ける道路を探して歩き回りました。

 ナビの言うことをききつつも、右往左往してしばらくすると、今度は大根おろしのような悪臭を感じました。どうやら、近くの工場から出ているにおいらしいです。

 そのエリアも通り過ぎると、辺りにやや古風の建物がみえるようになってきました。


見えてきた古風な建物です。よく見ると「島田市博物館分館」と書いてあります。

 着きました。ついに、徒歩で島田市博物館まで歩いて来れました!

 早速中に入ってみます。


島田市博物館の本館です。


建物に入ると、大木の年輪が展示されていました。

 受付でパンフレットをもらい、中を見学しました。


プロジェクターで投影されている、展示資料の一部です。


段ボールでつくられた兜です。実は私も小学生のころ、「武将」と称して兜、甲冑を段ボールで自作して着ていたことがあります。

 展示品はこのほかにも、「矢立」(筆記用具)や「髷」(まげ、髪を曲げて束ねたもの)など様々なものがあり、特に矢立を用いて書かれた江戸時代の旅の記録簿には、その繊細な筆づかいに驚きました。

 なお、矢立や髷の展示コーナーは、写真撮影不可であったため、写真はありません。

 本館を一通り見学したのち、お土産を一つ買って分館に行きました。


分館に行く前に撮った写真です。我が家にも、同じような顔をした5月人形があります。

 分館には、海野光弘氏の版画記念館がありました。版画と言えば、小学生のころに版画を作ったことがあるのですが、下絵を描くところまでは順調に行きますが、版木を彫るところが難しく、私の作ったものはぐちゃぐちゃなものでした。

 そう思いながら海野氏の版画を見ていくと、ソフトとハードの緩急があるような、吸い込まれるような美しさがあり、直感的に「これはすごい!」と思いました。

 季節ごとの版画の展示本を読み、その後、昭和に使われていた懐かしい道具(タイプライター、手動洗濯機、ブラウン管テレビ、ポケベルなど)の展示を見て、これらが現役で使われていた時代に思いを馳せながら夢中になって見入りました。

 来てよかった。満足です!

後半:帰宅する

 帰りは公共交通機関を用いようと思いました。まずは最寄りの「島田駅」まで歩き、そこから電車で自宅の最寄りの駅まで行き、そこから自宅まで歩きました。

 しかし、島田市博物館と島田駅の間、および自宅最寄り駅から自宅までの間、いずれも30分ほど歩く必要があり、帰りも合計1時間ほど歩く結果となりました。

 確かに足は疲れているのですが、それ以上に晴天が気持ちよかったため、帰りも曲を脳内再生して歩きました。

 脳内再生した曲は、
・『独り言で語るくらいなら』(STU48)
・高校時代の自作の曲(無題)
・『サライ』(加山雄三、谷村新司)
・『Glory Glory Man United』(マンチェスターユナイテッドの応援歌)

でした。

 大晦日に散歩したときは寒かったですが、今日は暖かく、むしろ暑いくらいで季節の変化も感じられました。

帰宅後:食事をとって畑仕事を手伝う

 帰宅すると、「お帰り~!」と父が出迎えてくれました。父が「よく頑張ったな~!」と褒めてくれて嬉しかったです。

 母は、私が帰宅した時、畑の草をとっていました。私が母の元へ行くと、「お帰り、早かったじゃん!」と母が言いました。確かに、家についたのは14時20分ごろで、ほぼ予定通りだったのですが、若干早かったのかもしれません。

 この散歩で、途中の悪臭にやられて食欲が落ちていたため、昼食は島田市博物館の近くでとった鮭おにぎり1つ(アピタで購入)でした。そのため、私は空腹で、帰ってから卵かけご飯とヨーグルトを食べました。

 卵かけご飯とヨーグルトは、疲れた身体に沁みる絶品でした。

 その後、私はまだ余力があったため、母の畑仕事を少し手伝いました。今日は野菜の苗植えをしました。今後、野菜たちが大きくなっていくのが楽しみです。

最後に

 今日の散歩は大成功でした!

 今日、散歩に行きたかったのには理由があり、実は今から12日前、私は精神的に不調でした。そのため、このままGWに突入すると大変だろうと思ったため、GWは予定を立てることで余計な思考が発生する余地を少なくし、その一環として今回の散歩を計画しました。

 計画は、予想以上に成功でした。散歩で出会った虫や景色、人々、博物館の展示品、全てが今日の宝物でした。新たな思い出の1ページが増え、私は楽しい今日を過ごせたのでした。

 最後に、散歩から帰ってきた直後の歩数計の写真を載せます:


散歩から帰ってきてポケットから取り出した歩数計です。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました!

   ねこっち

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