ねこっち

発達障害をもった東工大生です。

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最近の記事

改めて「ジョージの原理」に戻る

 ねこっちです。最近、精神的不安定になる中で、以前封印することに成功していた「天才至上主義」が復活し、勉学が困難になってしまっていました。 天才至上主義とは?  天才至上主義とは、 ・学問は一人の天才がいればいい。凡人は足を引っ張る。 ・天才でない人(凡人)には楽しむ価値がない。 というような思考を主体とした魔物のような考え方で、私はこれのせいで今まで学問ができずにいました。何をやっても、「自分がこれを思いつくにはどうすればよい?」「これを考え出した天才の動機は?」と

    • 学ぶことの難しさ

       ねこっちです。物理学を学んでいると、「これでいいのか」という悩みが付きまとうことがあります。 実体のない学び  物理学では、物質や現象を表すために数学を用います。私も、子どものころは物理学者と言えば難解な数式で世の中の現象を解き明かす天才たちだと思っていました。  ところが実際に物理学を学んでみると、確かに数学は物理学の中の言葉として使われているのですが、その学び方に違和感を覚えることがあります。  量子力学や熱力学、解析力学や電磁気学などの様々な学問を授業で学んで

      • 平穏と自我

         ねこっちです。最近は、春休みの最中に始まった心の不安定が長引き、去年の10月のころのような平穏で覚醒した状態から遠い、疲れがちで鈍重な状態になって過ごしています。  そのような中始まった大学の授業は以前よりハードに感じますが、それは恐らく、授業のレベルが上がったのではなく自分が疲れやすいからなのでしょう。今は、レポートをしたためながらもゆっくり休む時間が必要です。  今日はレポートにめどが立ったので、久々にnoteを更新します。今日の思考テーマは、「平穏とは何か」という

        • 今期初回の実験の授業が終わりました。最近は不調でしたが、何とかやり切りました。今日はゆっくり休んで、明日以降のレポート執筆に備えて体力回復しようと思います!

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          前を向くこと~対称性から考える~

           ねこっちです。  まだ体調が安定しませんが、今読んでいる本の一つに『群論入門』(小野寺嘉孝 著、裳華房)というものがあります。この本の第1章「対称性と群」を読んで思ったことを書きます。 対称性  円や正方形のような図形は、「対称性が高い図形」として知られています。では、この「対称性」とはどのような意味でしょうか。  例えば、円は中心を軸に何度回しても、形が変わりません。正方形の場合はというと、「□」の状態から45度回転させると「◇」になりますが、さらにもう45度回転

          前を向くこと~対称性から考える~

          共感覚の話~私の例~

           ねこっちです。今日を含めたここ数日は精神的に不調で、先ほど今日の活動を本格的に始めました。  今日は寝ている時間が多かったですが、その分頭がクリアになってきました。少し気分を切り替えて、今日は私の特殊な感覚についてお話しできればと思います。  それは、「共感覚」についてです。 共感覚  突然ですが私は、音に味を感じる不思議な特性を持っています。私のASD(自閉症スペクトラム障害)としての特性は、いくつかは論理的に説明でき、いくつかは論理的に説明できないものですが、こ

          共感覚の話~私の例~

          日替わりの精神状態。

           ねこっちです。このようなつぶやきを投稿したのは、昨日のことでした。  しかしその後、些細なことからパニックになってしまい、また沈んでしまいました。  今日は布団から起き上がれず、この記事を寝ながら書いています・・・。  回復したと思っても大きく沈んでしまい、「もう大丈夫だ」とは決して言えなくなってしまいました。  今の精神状態は、日替わりどころかもっと周期が短いです。まだ回復には途方もない時間を要しそうです。  最後までお読みいただき、ありがとうございました。

          日替わりの精神状態。

          今日は、ここ数日に比べてかなり良い状態になりました。記事『極限の考え』をあげてからしばらくは大変でしたが、一番深い谷は脱したように思います。 今日はいい天気で、外が気持ちよいです。写真は先ほど撮影したタンポポです。

          今日は、ここ数日に比べてかなり良い状態になりました。記事『極限の考え』をあげてからしばらくは大変でしたが、一番深い谷は脱したように思います。 今日はいい天気で、外が気持ちよいです。写真は先ほど撮影したタンポポです。

          極限の考え

           先日、漫画作りに没頭して我を忘れ、その反動と燃え尽きによって、以前の絶望的人格に(一時的に)戻ってしまいました。  何を見ても悪い事しか浮かんでこず、自分はやれていない、雑魚だ、クズだ、凡人だ、最悪だと責めまくっていました。  昨日は、雲が切れたように奇跡的に1日回復し、外食ができたのですが、今日は母の実家の諸事情に振り回されて再び撃沈。ここ数日で最悪級の不調に転落してしまいました。  しかし、人は不思議ですね。ここまで苦しいと、かえって吹っ切れて楽になりました。先ほ

          極限の考え

          感情を言葉にできない

          「自分の言いたいことが分からない」  これは、私が日頃感じている苦しみです。精神科通院やカウンセリング、および学校の先生との面談で、いつも私は自分の言いたいことが分からないのです。  私は、自分の言いたいことや感情がいつもわからないので、爆発(パニック)や暴言と言った危険な表現に陥ってしまうことが多いです。かつて、まだ不安定だったころはそれが日常茶飯事で、最大のサポーターである母にも爆発してしまったため、たいへん多くの迷惑をかけてしまいました。  この記事では、「自分の

          感情を言葉にできない

          認識と実感

           ねこっちです。  日常生活や学問において、「認識と実感は違うな」と感じることが数多くあります。今日は、そのような「認識」と「実感」について、定義を述べた後に、それにまつわる話を書いてみようと思います。 認識・実感の定義と例  まず定義です。この記事では、「認識」と「実感」を次のように定義します: 認識・・・そのものの存在を知ること。 実感・・・そのものの意味するところを理解すること。  この定義だと分かり難いので、例を述べることにしようと思います。ここでは地球と月

          認識と実感

          久々の大きな精神的不調が訪れているため、「キャラクター紹介」はお休みします。ねこっちの回復まで、もうしばらくお待ちください。

          久々の大きな精神的不調が訪れているため、「キャラクター紹介」はお休みします。ねこっちの回復まで、もうしばらくお待ちください。

          定義的矛盾

           ねこっちです。  私がよく陥る間違いの一つに、「定義的矛盾」というものがあります。定義的矛盾とは私が考えた造語で、その意味を述べると、 本当の定義から派生した枝葉を定義だと誤解してしまうことで起こる矛盾 です。 例  よく「現実は厳しいんだ」という言葉を聞きます。これはいろいろな場面で言われることと思います。例えば、すぐに思いつくものであれば、何時間も勉強したのに、テストでいい点が取れなかった時に「現実は厳しいなァ」と思う、という感じでしょうか。  ほかには、ビ

          定義的矛盾

          久々の不調。

           ねこっちです。  最近は、久々に大きな精神的不調になってしまいました。本記事では、その理由を振り返り、今後そうした不調をどのように防げるかを考えていこうと思います。 きっかけ  不調のきっかけは、ある物語を書いたことでした。その物語は、私が高1の時に書いたいわゆる「イタい」内容の漫画をアレンジしたもので、アレンジによって自分の中ではよい作品に仕上がったと思っていましたがやはり元ネタがグロテスクだったので修正には無理がありました。  この物語を書いているときは、我を忘

          久々の不調。

          キャラクター紹介について、悩んでいます。先ほど#3を書いてみたのですが、あまりにも独自の思考で出せる勇気がないです。基本的に私のキャラクターは意味不明な思考回路で作られている物が多いので、言語化が大変です。できる限り言語化に努めますが、不快にさせてしまったらすみません。

          キャラクター紹介について、悩んでいます。先ほど#3を書いてみたのですが、あまりにも独自の思考で出せる勇気がないです。基本的に私のキャラクターは意味不明な思考回路で作られている物が多いので、言語化が大変です。できる限り言語化に努めますが、不快にさせてしまったらすみません。

          キャラクター紹介#3

           ねこっちです。今日は、キャラクター紹介の第3弾をやっていきます。  今日、紹介するキャラクターは、2013年3月と4月に誕生したものです。このころは、私における最初にして最大の精神不安定であった「中1不安定」から脱し、時折小学生時代の楽しい心持を思い出せるような安定した状態に初めてなった時期です。それまで「暴言」や「陰湿ないじめ」、「自〇未遂」で悩んでいたのが一気に晴れ、神秘的な安心感に包まれたのがこの2013年3月、4月のことでした。  本日は、その時に精神世界で出会

          キャラクター紹介#3