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山梨県に行ってきました

 ねこっちです。現在は、やりたいことが多い春休みを過ごしております。最近は熱力学の勉強や空の色に関する思考にはまっており、雨の日でも頭の中でははるか遠い空の上に出かけるなどしております。

 そのような最近は、弟の住む山梨県に、3泊4日で母と出かけてきました。本記事は、山梨県での滞在期間に関するものです。


初日:勉強と料理

 山梨県へは、2月15日に出発しました。以前、別記事(以下にリンクを記します)で宣言した「熱力学の講義動画の視聴」はこの日にコンプリートしました。全7講の内容を自分なりに咀嚼し、それに関連するPDF資料を印刷して母の車に乗り、出発しました。

 母と曲を聴きながら下道で移動しました。しかしそのうちに熱力学のPDFが読みたくなったので、その資料を読むことを始めました。するとみるみるうちに分からなかったものが明らかになってきたので、面白くなり、興奮のまま鉛筆を取り出して、余白に大量のメモをとりました。特に何度も読み返した22ページ目がの余白が真っ黒になる頃に、アパートに着きました。弟のアパートに着いた時、弟はバイトに出かけており、アパートは留守でした。アパートに着いても、今度は分かったことをノートにまとめる作業に入り、しばらくは机でその作業をしていました。

 その後、バイトに出かけている弟が帰ってくるにはまだ時間があったので、まとめノートをつくり終えた私は母と料理を始めました。作ったものは、焼き鮭と玉ねぎの味噌汁でした。焼き鮭は順調にできましたが、玉ねぎの味噌汁を作ろうと思った時、味噌がないことに気づきました。すでに玉ねぎはよい頃合いに柔らかくなっており、和風だしも投入した後だったので、いまさら洋風のスープに変えることも難しく、母と困ってしまいました。

 急遽キッチンを漁ってみると、煮込みラーメンのみそ味を見つけたので、そのスープの素を入れて「玉ねぎの味噌汁もどき」を作りました。味噌汁もどきは、見た目はみそ汁ですが、味は味噌ラーメンのスープなので、やや違和感がありました。

 そうこうしているうちに弟が帰ってきました。母と私が弟に「お邪魔しまてます!」「お疲れさま!」と言うと、弟は「あれ、来るの今日だっけ?」と言っていました。どうやら弟は、私たちが16日に山梨に来るものだと覚え違いをしていたようです。それでも弟は温かく出迎えてくれたので、ちょうど夕飯も出来上がり、温かいご飯をよそって夕飯をいただきました。

2日目:卒論発表会に行く

 2日目、私はやや思い切ったことをしてみました。事前に母にも相談の上、東工大の卒論発表会に、山梨から行ってみることにしました。以前の別記事で、「不調になっていたのは卒論発表会の聴講案内メールを見たからだった」と言っておきながら、卒論発表会に行ってみることにしたのには理由があります。それは「実際に卒論発表会を生で見ることで、『自分=何もできない人』という不安を解消するため」です。

 結論から書きますと、不安は解消できました。卒論発表会の内容は確かに高度でしたが、リアルタイムで疑問点を整理でき、さらに全体を通して2回、質問をすることができました。実際に卒論を書いた卒研生たちの思考過程を生で見たことで、卒論に対するイメージも漠然としたものから具体的なものになり、その過程で先の不安は和らいでいきました。


 この日は、早朝に起き、8:05の富士急行線に乗ってまず大月駅まで行きました。その後、高尾駅に行き、そこから新宿駅、山手線に乗りかえて目黒駅まで行き、そこから東急目黒線で大岡山駅に行きました。一息ついた後にCoCo壱番屋のカレーを食べ、発表会場に向かいました。そこで約3時間ほどの発表を聴きました。発表内容はどれも刺激的で、物理学的にも楽しめるものが多かったです。16:30ごろ、大岡山駅を出て午前とは逆のルートで弟のアパートに戻りました。冒頭の画像は、帰りの大月駅で撮った風景です。

3日目:靴を買い、神社に行く

 3日目は、アパートから少し遠い靴屋に靴を買いに行きました。今履いている靴は、かなり前から履き古しているもので、特に去年の10月以降、散歩で毎日1万歩以上歩いてたので、ボロボロになっていました。そこで、新しい靴を買いに、「カムイ」という少し遠い店に行きました。

 私に合った靴がすぐに見つかり、母も新しい靴を買ってその店を後にしました。

 その後は、母が楽しみにしていた「新屋山神社」という神社に行ってみました。幾重にも連なった鮮やかな鳥居や、通路わきに生えていたクマザサが印象的でした。

 この日は雨の降りそうな薄暗い曇天でしたが、新しい靴、および神社の参拝と良いことがいくつもあり、大変楽しい一日でした。

 この日の夜は、弟が好きな世界史の動画を弟、母、私の3人で見たり、その後母と弟は『鬼滅の刃』を見たりしており、夜の時間も充実していました(余談:私は、視聴覚ともに過敏な特性があり、『鬼滅の刃』は見ることができないので、イヤーマフという防音器具を着けて曲を聴いていました)。

4日目:帰る

 この日は、空の色に関する思考において重要な数式を朝から閃いたので、その計算をずっとやっていました。弟は学校で勉強するとのことで、朝から出かけていました。その後、要となる計算式の導出ができたころに弟が昼食に帰ってきて、3人で食事をとりました。

 午後は帰りの支度をし、私と母は再び下道で帰りました。荷物の量が膨大だったので、支度は早めに始めました。帰り道は、前日に見た世界史の動画について、思ったことを母と語り合ったり、朝霧高原付近で牛を見たりして帰りました。話すことが沢山あったので、帰りは時間があっという間に過ぎていくようでした。

 帰宅後、父が出迎えてくれました。家に着いたら父が玄関の扉を開けて立っており、父に訊いてみると、「そろそろかな?」と思い偶然扉を開けたら私たちがちょうど着いたので驚いた、とのことでした。事前に詳細な時間の連絡はしていなかったにもかかわらずです。このような偶然は過去にもあったので、興味深いです。

最後に

 今回は山梨に行ってきたことを書いてみました。濃密で楽しかった時間も、気づけば一瞬で過ぎ去ってしまうように感じました。しかし、今回の山梨滞在では、新しい靴、卒論発表会への参加、熱力学の理解の深化、および新しい公式の導出など、確かに大事な数々のものを手に入れました。

 今は、新たな予定ができ、今度は東京のアパートにおります。春休みは勉強の面でも工作の面でも、はたまた思考の面でも、今後もやりたいことが増えて忙しくなりそうですが、焦らずにできることを続けていこうと思います。

 改めて、楽しい山梨滞在でした!

 最後までお読みくださり、ありがとうございました。

   ねこっち

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