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Claw44であそぼ。⑨(総括編)

総括

「Claw44とあそぼ。」と題して、シリーズ物でプログラミングと自作キーボードの知識ゼロから始めた自作キーボード素人によるClaw44カスタマイズの奮闘記を、実際に猫山王が取り組んだ順に従って綴ってきました。いかがでしたでしょうか。猫山王のような自作キーボード素人であっても先人達の導きの書を参考に何とかなるのが自作キーボードの魅力でもあり、カスタマイズすることでオリジナリティの追求と所有欲を満たしてくれます。奮闘記は、猫山王が苦労した点を中心に分かりやすく余す所なく綴るように心がけましたので、ソースコードの書き換えは敷居が高いと思われている修行僧にとって、カスタマイズの修羅の国への入門のための勇気づけとなれば幸いです。
現時点のアクセス状況のランキングのトップ3は以下になっています。

1位 ③ Tap Dance編
2位 ⑤ Rotary Encoder編
3位 ② レイヤー数拡大編

⑦ RP2040編⑧ Vial編は最近投稿したので、今後の伸び次第というところでしょうか、③ Tap Dance編と⑤ Rotary Encoder編のワンツー体制は重度のレイヤー中毒症の猫山王にとっては意外でした。タップダンスの導入は自作キーボードやカスタムキーボードでFirmwareのソースコードが公開されていないと対応できず、ソースコードの書き換えも必要なので猫山王にとっても高嶺の花であり憧れでありました。猫山王が想像している以上にタップダンスは界の絶対王を目指されている修行僧の層が厚いのか、Remapのファームウェアビルド機能の説明を参考にいただいているのか、猫山王のタップダンスのソースコード例を添付したのが良かったのか、といったところでしょうか。思い当たる節がある修行僧は③ Tap Dance編のイチ押しポイントを是非教えて下さい。また、ロータリーエンコーダについては、Claw44では拡張プレートが準備されている親切設計で、この拡張プレートを活用することになるのですが、これまたクルクル回転殺法の必殺拳の使い手を目指されている修行僧の層の厚さに驚きました。⑤ Rotary Encoder編では、ENCODER_MAP_ENABLE = yesのパターンと、そうでないパターンに分けてソースコード例を紹介しているで是非参考にしていただければと思います。
ちなみに猫山王の一番思い出深いカスタマイズは、レイヤー数がもっとあれば問題に直面した時にレイヤー数を拡大するために初めてFirmwareのソースコードを書き換えにチャレンジしたことです。当時はRemapのファームウェアビルド機能もなく、自分でQMKビルド環境を構築してFirmawareのコンパイル修行をする必要がありました。上級修行僧であれば日常的にいとも簡単に行っている修行でも、プログラミングの知識が全くなくへっぽこノートPCしが持っていない猫山王にとっては暗黒世界で不安でしかなかったです。また、七色発行体でネズミ王国の電装行進のプログラムを自由に扱えるようになり、Vial化によってタップダンスの自由度を上げることができたのも思い出深いカスタマイズです。奮闘記はVial化で一段落しましたが、今後のカスタマイズの構想としては、既に購入済みの128x64のOLEDを搭載してより複雑な宇宙曼荼羅の世界を表現と1uトラックボールの搭載のカスタマイズをしたいと思っています。128x64の宇宙曼荼羅の世界の表現については、エクセルと2進数から16進数への変換表との無限の反復横跳びによる時間が溶けていくという修羅の国での修業への踏ん切りが現状ついていないです。1uトラックボールの搭載については、128x64の宇宙曼荼羅の修行よりは時間的ハードルは低いと思っています。
また、Claw44カスタマイズの奮闘記は全編Claw44で書いています。奮闘記を通じてClaw44の完成度と自由度の高さを再認識したので、これからもClaw44を大切に使っていくつもりです。Claw44のv4って出るのかな?出れば買っちゃいます。あと最近は、Lofree Flowのロープロファイルのスイッチが話題になっているので、Lofree Flowのスイッチに対応した狭ピッチのwings42 v3(Claw44の兄弟?従兄弟?親戚?)が気になっています。Gravity Keycapsは、以前遊舎工房に行ったときに展示されていたものを試したことがあって、指の動きを研究し尽くした設計となっていて角度・距離については唯一無二のキーキャップです。他に類を見ないスムーズなタイピングがすこぶる良かったです。いつかはwings42 v3 with Gravity Keycapsを目指してこれからも日々の修行を続けていきたいと思います。

次回

さて次回はPlanckのカスタマイズの奮闘記をお届けします。世界的にファンの多い格子配列(ortholinear)のキーボードですが、ジパングにおいてはあまりカスタマイズの紹介がないように思いましたので、猫山王のカスタマイズを参考に紹介します。究極の自作キーボードを目指して、不便さを克服することにより得られる快楽を求める修業はまだまだ続きます。


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