新年度が始まった。入社式を終えた新社会人の方々は、最初の週末を迎えて一息ついているのかな。
　今年は桜の開花が例年より遅れて、九州から関東は入社式ぐらいに開花となったので今年は「入社式」イコール「桜」の印象は残らなかったのではないだろうか。新社会人の方は入社式で何が印象に残ったのだろうか？社長等のトップの方のお話が印象に残った人はどのくらいいるのだろうか。会社によっては少人数の新入社員で、簡単な社内の案内と自己紹介になった方もいると思う。
　私の場合は、最初に正職員として働いた職場は新年度でもなく、中途採用で、しかも株式会社ではなく総合病院だった。だから所属先のメンバーに挨拶をして、オリエンテーションのようなものは、職場の案内程度で、仕事の説明をさっそく受けて仕事をし始めたと思う（記憶が曖昧だけれど…）。
　ニュースで流れるような入社式はなったので、ホールに新入生が集まって社長のお話を聞くという定番に憧れるというか、経験したかったという思いも少しある。一般的な入社式はなかったが、心情的には新しい環境に慣れるのか、人間関係は上手くいくのか等の不安も勿論あったが、中途採用だったので、ようやく働き先も決まって仕事が出来ると安心していたような気がする。
　入社式の様子を見ると、社会経験を積み、少し歳を取ったためか、経済的にも精神的にも自立への一歩を踏み出した皆さんへエールを贈りたくなる。これまで学生として過ごし、ほとんどの人は親からの経済的な支援によって生活の一部、又はすべてを支えて貰っていると思う。初めての一人暮らしを始めている人もいるんじゃないかな。

　新社会人の人に伝えたいことは、まずは自立すること！経済的にも精神的にも！それは大人になり本当の意味での自由を得る第一歩となる。

　今できることを後回しにせず、やり切ろう！仕事も遊びも！
キャリアの積み上げはスキルと信用を上げ、食べていくための根幹となる。
遊びは歳を取ると体力的、時間的制限がかかるため、今しかできないことはやっておこう。仕事以外の人間関係の形成、遊びでしか得られない経験値を上げ、興味の幅を広げ、人生を豊かにしてくれる。

　自分を大切に！自分のことを一番よくわかっているのは自分自身。自分を大切にしてあげよう。若いころにしかできない無理もあるし、踏ん張りどころもある。けれど、本当に無理なら自分を労わってあげよう。時には回り道することでも良いし、逃げることも大事。

　社会の大海原は大変なこともあるけれど、楽しいことも沢山ある。経済的な自由から行動範囲も広がり、人間関係も幅が広がり、やれるようになることも沢山できる。
　一方で、行動範囲が広がれば、危険に接する機会も増えてくる。あの手この手で騙す詐欺者もいるし、詐欺とはいかないまでも裏切られたと思うことがあるかもしれない。危険を察知・回避する術を身に着けよう！詐欺はニュースや事例を見るようにしていれば、似たようなことがあれば、これは詐欺だ！と気が付けるのではないかと思う。普段から自分の頭で考えるようにしよう。上手い話はないし危険だと思って。詐欺者からみれば、お年寄りだけじゃなく、経験・知識不足の若者もターゲット。

　人生はあなたの物語。過度に恐れずに、でも気を付けて自分の舟を漕いで大海の先にある冒険を楽しんで！いってらっしゃい！

　社会人、第一歩を歩み始めたあなたへ。では、まったねー。