ハケンアニメ!
天才と言われているカリスマアニメ監督と、その監督を超えるために
公務員から転職してきた新人アニメ監督との覇権を競うストーリー。
柄本佑演じる行城がかぁっこいいけど憎たらしいね。あれは危ない男だ。
プロデューサーとして、あの手この手でアニメを売り込んでいくが、
吉岡里帆演じる新人監督、斎藤瞳には理解のできないことばかり。
周りのスタッフにも信頼されていない、声優を泣かす、不要なプロモーション、立ち合いまで押し付けられ、アニメが破綻したら自分は終わり。全部のプレッシャーを、ただ「自分のような子供のために」という信念だけで押し続ける瞳がすごい。
先日NHKの100カメで、進撃の巨人の制作現場特集をやっていた。
なので、アニメーションの現場というのがすぐイメージできたおかげで見やすかったってこともある。
わたしはうまく働けた試しがない。今後もちゃんと会社で働くこともできないだろうからアニメーションの現場の人たちがすごく羨ましかった。わたしも、本当は寝ずに働けるほどの情熱をやりがいをかけれる仕事がしたかったし、そういう仕事人間になっていくんだろうと思い込んでいた。
現実は、短期記憶ができない、近くでなにかあると集中できなくなってしまう、決まった時間に寝てしまう、わからないことがわからない、メモしてもどこに書いていたか忘れる、同じミスを何度もする、などのとんちんかんな仕事ぶりに誰しも怒りが止まらない。
そうして人間関係がうまくいかなくなり、ストレスで体を壊して仕事を辞める、という繰り返し。
まずそこを乗り越えて仕事している人たちに拍手を送りたい。あなたの普通は普通じゃないのよって、教えたい。
どんな仕事に関しても誰かの地道な作業の積み重ねでできている。いわば細胞みたいな。その細胞が集まって初めてひとつの生き物として稼働する感じ。100カメと同じくらい動き出す感覚を体感できたと思う。
というか!そもそも中身のアニメがすごい!声優も梶裕貴、花澤香菜も出ているし、サウンドバックのキャラデザは大好きな窪之内英策!!かなりアツイ!!
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