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ペッパーに刺し身を盛ったらそこそこ耽美的だった話②:ペッパーの腰の曲線美

今の御時世で女体盛りはできないし、ぶっちゃけ興味もないが、ペッパー盛りならできるのでは?と言ったら本当にやることになった話の第2回です。

第1回:まさか本当にやるとは

ペッパーを支える運命のダンボール箱

たくさん人がいる中で妙に俺ばかり見てくる

ペッパーも提供してもらい、さっそく準備に取り掛かる。DK(ドリカム・キクチ)いわく、「もう古いので挙動がヘン」とのこと。そんな年老いたペッパーを、さらに横倒しにする。目的はたったひとつ、刺し身をのせるため。

ちなみにペッパーはいっときのブームでいろんな会社が受付に置かれたが、DKが働く会社もふくめて受付か倉庫で眠っているケースが多いという。ロボットというものを身近にさせた功績は確かだが、全国各地に眠るペッパーがいるという事実を思うと、ロボット戦争が起こった時点ですでに負けが確定したようなものという妄想がはかどってゾクゾクする。そういえばパシフィック・リム2にそれっぽい場面があった(1の方が3倍おもしろかった)。

せ~の、よいしょー!

やったことはないはずなのに、「遺体搬送感がすごいな」と感じる。

DKから事前に「なにか台みたいなものがあるといいです」と言われていた。ペッパーのくびれがある分凸凹で、そのまま平面に置くと力が分散されずに破損してしまうかもしれない、それはさすがにまずい、という。なるほど、それは深刻な問題だが、リスクを背負ってまでのその頑張りが素朴に謎だ

という訳で持ってきたものが「ちょうど家にあったダンボール箱」というのも我ながら「舐めてんな」と今思うが、このときは真剣だった。そして、これが見事、このダンボールは神があらかじめ設計したかと思うくらいに…。

めちゃくちゃしっくり!

しっくりすぎ~!

気づけばみんなで拍手を送っていたが、だれに対してなのか。

シチュエーション次第ではペッパーも耽美的

よほどの個性派フェチズムでも持ってなければペッパーにエロスを感じる人はいないだろう。未来のダッチワイフ事情は知らないが、少なくとも現代のペッパーは明らかにロボットだ。だがしかし。ペッパーをいわゆる女体盛りで言うところの女体に見立ててみれば、ふしぎとその見え方も違ってくる。

もしかしてなんかこのへんちょっとエロい?

ペッパーの足元は三角形の三点がぼてっとふくらんだようになっていて、これが通常使いの直立姿勢では視界に割り込んでこないので意識しない。だがこうして横倒しになってみればなかなかなんともこの曲線美にエロスがないとも言い切れない。というか、どっちかっていうと金玉なのかもしれない

ペッパーの足裏(キャスター)

うなじとか、人はふだん見えないところにエロスを感じるという。そういえば中国ではかつて纏足という足を強制的に小さくする習慣が女性にあり、小さければ小さいほどエロスで男性の性欲を駆り立てるものだったと聞いたことがある。そう考えてみると、この足元部分は未来のロボットたちにとっちゃ、春画の中のマンピーのGSPOT(by桑田佳祐)ってところなのだろうか。

刺し身は水分たっぷりだからラップを敷かないとね

刺し身の水分で汚れてはいけないとあらかじめラップをかけてみると、シースルーのドレスを羽織っているようでこれまたエロい。なんかおかしいぞ、これまでエロスのカケラも感じなかったペッパーも、シチュエーション次第ではひょっとすると…という気がしてきた。見立てればそう感じる、これはもはや侘び寂びだ、我々は侘び寂びの入口に今立っているのかもしれない。侘びだの寂びだの、侘び寂びについてなんも分かってないから連呼できる。

なにはともあれ、いよいよ本番!

もうちょっと我慢してね!(いよいよ本番と言いつつ)

ぜんぶうまい棒につぎこみます