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「書くとはどういうことか」(著・梶谷真司)を読んで

noteを書くようになってから「文章の書き方」に興味を持ちました。書き方に関する本をいろいろ読んでいます。今日は梶谷真司さんの「書くとはどういうことか」で学んだことを紹介します。

筆者の方は、東京大学の教授です。
私は大学1年生の時にこの教授がオンラインで無料でやっていた、レポートの書き方についての講義を受けました。

たしか、その講義では

レポートが書けないのは当たり前。
なぜなら何もない状態から生み出すのは難しいから。
だから、まずは何か情報を得よう。本を読んでもネットで記事を読んでもいい。情報が集まってくると自然と疑問が浮かんでくるはず。

浮かんだ疑問は調べる。さらに浮かんだ疑問についてまた調べる。こんなことをしていれば、材料集まる。あとはどう情報を取捨選択し、文章を構成するか。

ということを教えてくれました。
なので、私はレポートを書くときはいつも、テーマに関連しそうな本をとりあえず読んで見ることから始めています。

本に書いてあったも大体は講義の通りでした。
なかでも印象的で、私もなるほどーと思ったのはまとめると3つあります。

①書くとは「考える」こと、考えるとは「問う」こと

考えるとは、頭の中にある思考を目に見えるようにすることです。「頭の中にある思考」はふわっと浮かんでは消えてを繰り返し流れてしまいます。それを言葉にしてパソコンや紙に書き出すことで、目に見えて、手を加えられる材料になります。そして考えるのに必要なのは「問い」で、どんな問いを浮かべられるかで、考えることに深みが増します。

②書くことの材料集めでは長い文を書かない

レポートのために文献を読んでいて、「いい情報!」と思ったものは、付箋を貼るか、そのまま書き出すかしていました。ですがこれだと、再構成するのが大変です。情報は材料で、文章を書くとは工作みたいなもの。材料がシンプルでなかったら、いい工作はできません。情報を集める時は、短い文章に書きなおして集めるようにしたいと思いました。

③ストラクチャー作りに時間をかける

材料が集まったら、どう構成するか。設計図が緻密にできているほど完成度が高くなります。筆者は、ここに1番時間を割くべきと言っていました。一度作ったストラクチャーを壊し、また作り直す。これを何度も繰返すことでいい設計図ができるそうです。
情報が集まったら「さあ、ちゃっちゃと書いてしまおう!」と思っていましたが、どう構成するのか、に時間を割けるようにしたいです。
ということです。



せっかくnoteで毎日投稿(?)しているなら文章力を身につけたいものです。本文にこうありました。

「そもそも文章力というのは、容易に身につくものではありません。本気で文章を書く機会が継続的にあって、何年にもわたって自ら意識的に努力してはじめてついてくるものです。」
梶谷「書くとはどういうことか」


まさにこれじゃーん!
何年もやらなきゃいけないとは、先が長いですが…
noteの投稿を通して私の文章力が本当に上達したのか、何年後かに振り返ってみたいと思います。
私の文章力が向上するのか?!乞うご期待!

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