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Cardiff1.ついに来たよ留学

日本時間3/10の深夜便に乗り込み、現地時間3/10 6時半頃ヒースロー空港に降り立った。
ずっとずっと「行きたいな」と思っていた地に足を下ろした、記念すべき日だ。

預けていた重い荷物をピックすると、ロングフライトの疲れもありフーフーしながら運ぶ。到着ロビーへ出るとすぐに、何某かのファンの方々がメッセージボードやファングッズを持ち花道を作っていた。そう、よくテレビで見る空港での入り待ちファンの姿。
「なになにこの人だかり!?」「誰が来英するの!?」と緊張しつつ花道を進みながら、横目で名前が書かれたメッセージボードやうちわを盗み見るもののよく分からず。名前が漢字表記だったため、中国のアイドル?俳優?だったのかもしれない。大きな顔写真も掲げてあったけど、一見すると韓国アイドルのような面立ちだった。

そんな花道を抜けると、語学学校関係者らしき沢山の人たちがそれぞれの留学生名と学校名を記載した紙やモバイルを手に待ち待っている。しかし、その中に私の名前はない。機内でsimを入れ替えたモバイルを見ると、複数回着信があっていた。
(これは折り返さないといけないよね……)と緊張が走った。中学生以下の英語レベルで英語の電話をするなんて、緊張以外の何物でもない。
意を決し折り返すものの、聞き取れたのは「ターミナルには着いている」という内容だけ。とりあえず目印になりそうな場所を告げ「そこで待ってる」と言うと、顔も知らない送迎ドライバーを待った。視線の先にある例の花道を撮ろうかなと思ったタイミングでドライバーに声をかけられ、無事合流。あの花道を写真に収められなかったことが悔やまれる。

ヒースロー空港からお世話になるホームステイ先まで、ひたすら高速を突っ走る我々。メーターは見えなかったものの、結構なスピードが出てたはず。日本の高速でも、ここまでスピードを出した&出されたことはないような気がする。
しかし他の車も似たようなスピードで走り抜けていくため、ここではきっとこのスピード感がスタンダードなのだな、と思った。

ホームステイ先に着くと、名を名乗る隙もなく当たり前のようにハグされた。人との挨拶でハグするなんて、40年近く生きてきて初めてのこと。「おおっ」となりつつ、ぎこちなくハグを返した。

少しゆっくりした後は、車で軽く街中を案内してもらい大型スーパーマーケットに寄った。イギリスでよく見かけるテスコの大型店。そして成り行きで、謎に駐車場で自撮りスタイルで写真を撮るマザーと私。
「他の人から"何してるんだあいつら"と思われるかも」と恥ずかしい気持ちになったが、こちらから言い出さない限りホストファミリーと写真を撮る機会なんてそうないかも、と思えば成り行きで撮れたことはよかったのかもしれない。

数少ない海外旅行でも訪れたが、現地のスーパーマーケットはThe・海外を感じられる場所のひとつだと思っている。今回もビリビリに感じられた。
イースターが近いということもあり、背高く、場所が取られたチョコレートコーナー。「こんなにチョコばかし置いてどうするんや」と思うぐらいのチョコ山。
日本でもお馴染みのlindtを初め、ローカルブランドのもの含めた多くのチョコ山を前に「食べる?買う?」とマザーに提案されたものの「い、いいや…」と断る私。
チョコレートは好きだが、海外の甘すぎるフレーバーは苦手なのだ。買ってもらったのにもし食べきれなかったら失礼だもんね、との判断から今回はお断りした次第だ。こういう「気遣い」は海外でも大事だと思っているのだが、しかしこれも気を遣いすぎる日本文化のひとつだったりするのだろうか。判断できかねる。

帰宅後はランチにパスタを食べた。イタリア系のマザーだけあって、出されたそれは間違いなく美味しかった。
しかし、到着したばかりの緊張もあり直ぐに満腹になってしまい。完食できないことが本当に申し訳なく、体の状態も伝えつつ丁寧に「残しても大丈夫か?」と翻訳機能を使って説明した。自分の言葉で説明、伝えられないことが悔しかった。

3/10はukの母の日ということで、夕方は娘さんと映画を観に行くとのこと。「一緒にどう?」と誘われたものの、母の日なのに他人(しかも今日会ったばかりの奴)が母娘の時間にお邪魔するのも気が引けたし、正直なところ体は休息を欲していたため、こちらについても翻訳機能を使い丁寧に辞退した。
「出かける前にまた話そう」と言われていたものの、ベッドでぐっすりすやすやだった私はその機会を逃し。起きたら、夕飯についてのテキストがモバイルに届いていた(しかしお腹が減っていないことで、せっかく準備してもらったにも関わらずこちらの夕食も手をつけられなかった)

21時過ぎに帰宅したマザーに娘さんを紹介され、ここでもハグで挨拶。お腹が空いたらキッチンにあるもの好きに食べていいからね、と言うマザーに感謝を伝えつつ、再び襲いくる睡魔に流され早々に就寝。
初日は早めに登校しなければならないとのことで、朝5時半に起きる予定が2時過ぎには起きてしまったため、このnoteを書き始めたという次第である。

あっという間に過ぎた1日目。
学校初日の今日は、無事にバスの乗り降りができることを一番に祈っている。さて、どうなることやら。

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