翻訳権が自由になったポルトガル語の短編小説を、翻訳していました。翻訳、というより格闘し…

翻訳権が自由になったポルトガル語の短編小説を、翻訳していました。翻訳、というより格闘していましたが、アメブロで書いてた日記がログインできなくなり、今はここが日記です。

最近の記事

哀れなるものたち

感想!!! 映像が美しいことは言わずもがな!!! 演技すごすぎ!! ダンカンのコメディっぷりがすごいのにしらけてて残念だった!!! 人生に絶望した女が、胎児もろとも命を絶つが、その死体を見つけた医者が、誰にも同意をとらないまま勝手に胎児の脳を母の脳に移植、蘇生させるというところから物語が始まる。 というあらすじ、めちゃくちゃ反出生主義へのアンチテーゼだなあと思った。 物語が進むと、母となった女がなぜ自殺を選んだのかが明かされる。 母の人生である、家父長制を絵に描いたらこう

    • 240124

      ウィッシュみた。何とも言えねー。という日記 12月に受けた健康診断の腎臓パートに急にE判定が出、今までA(視力はBやCなどあるけど)しか出してこなかったので、健康だけがとりえ(「だけ」と言いつつ、ありがたいことです)のこの体にもついにいろいろなことが起こるように……と思いながら、受診。 結局何事もなかった。動くと当該の数値に影響が出るらしい。健康診断のとき、急いでたから早歩きしたのが悪かったのかもしれない。(本当は走った) 最近もらってる休みのうちに読んでしまいたい本が

      • 231106

        風邪をひきました。風邪きてるわ〜と思いながらちょっと無理して行事に出てたら完全に拗らせ、三連休を棒に振る。絶対行きたかった約束などもあったのに、ただでさえ凹み始めたマットレスの真ん中の溝を自重でさらに深くするだけの三連休となった。 ずっと寝ていたが流石に合間は起きてしまうから、気になっていたネトフリのプルートゥを観た。プルートゥ(ほんとにゥいるか?)を観てその中でごく一部の感想と、あまりの暇さに考えたことをかいとこ〜という日記。 なのでプルートのネタバレを一部含みます!!

        • ボディスクラブ

          あるとき丁寧な接客の、化粧品ブランドでプレゼントを選んでいると店員さんに声をかけられ、「プレゼントを探してて……」と、意図を伝えた後のことが考慮に入っていない語尾の絶えた言葉を返すと、「相手はどなたですか?」と聞かれ、なんだか本当に答えたくなかったのだが「付き合っている人と」と答えた。「いいですねぇ〜」と言われるその白々しさが嫌だった。「だからだよ」とは言わなかった。 無事に、買いたいものを選び終えて会計すると、パウチ状のテスターをくれた。いつもこういうところでは、買ったも

        哀れなるものたち

          人生で一番フナムシにくわしい日

          アメブロがログイン不可になったから、真面目に翻訳していたことは忘れ、無限しょうもな日記をここで繰り広げることにした。 フナムシとかいう恐ろしい虫。 テトラポッドとテトラポッドの間にいる。 必ず。上から見えていないとしても必ずいる。 波の音に誘われて何かとエモい気持ちになりながら海に近づく私たちの気配を敏感に察知して、気付かれる前にテトラポッドの隙間に入り込み、奴らはじっとこっちを窺っている。隙間という隙間から見ている。aikoがテトラポッドに登ろうと近づいたとき、さっとテ

          人生で一番フナムシにくわしい日

          ミリメートル

          随分長い時間が経ってしまいました。後期が始まり、前半のテストが始まり、終わり、返ってきました。 恐ろしい事だよ なんのやる気も出ないので、授業で取り扱った短い散文を訳しました。作者はリスボンの生んだ大詩人、フェルナンドペソアです。 リスボンの観光地、彼のイラストを見ずに歩くのは無理と言っていいでしょう。山高帽に眼鏡のおじさんです。だいたいデフォルメされて描かれててかわいい。イラスト付きトートバックとか買って帰ろうかな。 前のノートにも書いた気もするけれどポルトガルの未

          ミリメートル

          忘れてない

          忘れてないです。 ただ授業に追われていただけなんです。ほんとです。誰も覚えていないとは思いますが。 普通に短編1つ訳すのを学期中にやるのはあまりにもしんどいので、今回は授業に関連した文で綺麗だなあ!!!と思ったやつを訳してみようの会をやります、個人的に。この部分が好き!ってだけで他の部分全然読み終わってないんですけどね。げっそりです。 Mário de Sá-CarneiroのGrande Sombraというお話から一部抜粋して訳しました。彼はポルトガルの現代主義を率い

          忘れてない

          チャレンジ

          中学一年生の時、オリエンテーション合宿なるイベントがあった。周りとの関係も全く構築されていない時期の行事だったので今となっては印象も薄いのだけれど、「challenge」という言葉を聞くとその合宿を思い出したりする。何故か。合宿でゲスト講師としていらっしゃっていた先生が、連呼してらっしゃったからだ。みんなで「challenge」していこう!と言って、斉唱する様は今思うと些か不気味にも思える。懐かしい。黒歴史製造機みたいな行事だった。ところでchallengeという英単語、どん

          チャレンジ