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キンキーブーツを観ました!

ご機嫌よう!ねむこです。
先日、初めてキンキーブーツを観に行ってきました。
かなり人気なミュージカル、という印象があったのですが、今まで観るタイミングがなく、今回は前職の同期に声をかけてもらって行くことに。

めちゃめちゃ良かったです…!!!
お話の内容はもちろんですが、キャストの方の力強い歌声と、キンキーブーツを愛するお客さんの熱気と、舞台と客席の一体感のようなものを感じて号泣しました。本当に良かった。日本でもスタンディングオベーションすることってあるのね…!

\\ロ〜〜〜ラ〜〜〜〜//

せっかくなのであらすじを書いておきたいと思います。

イギリスの田舎町に住むチャーリー。婚約者のニコラと一緒にロンドンで新しい生活を始めようとしている。そんな時にひょんなことから出会ったドラァグクイーンのローラ。その時はすごいもいるもんだなぁとスルーしていたが、チャーリーのお父さんが亡くなったことによって、故郷に帰り、実家の靴工場の経営難をどうにかせざるを得ないことに。
その時に、チャーリーはローラのことを思い出し、ドラァグクイーン向けのブーツを作り、ミラノのファッションショーで売り出すことを思いつく。
ローラをデザイナーとしてスカウトし、二人と工場の仲間達はぶつかり合いながらドラァグクイーン向けのブーツを作り上げていく。ミラノのファッションショーはどうなることやら…?!

好きなところや印象に残ったところをお話の順序関係なしに書き連ねていきます。

○心躍る音楽
最初にローラがクラブで踊っている時に\\ロ〜〜〜ラ〜〜〜〜//というローラのテーマ曲のような曲がかかるのですが、そこからして既に好きでした。
それ以降、ローラが登場する時の\\ロ〜〜〜ラ〜〜〜〜//という音楽がツボに入り、幕間のお手洗いに並んでいる時もずっと\\ロ〜〜〜ラ〜〜〜〜//と思い返してニコニコしていました。

そして\\ロ〜〜〜ラ〜〜〜〜//とかかった後に登場する城田ローラが素敵なことったら!
城田ローラの魅力はこれからじっくりと語りたいと思います。すごかった。

最後の「Raise You Up」はもう全人類が好きだと思います。
お話のクライマックスで、ローラやエンジェルズ、靴工場の仲間たちどんどん出てきて、皆で躍るところが多幸感というか大団円感がすごくて、思わずクソでか主語にしてしまうくらい気持ちが上がりました。

愛がファイヤ❤️‍🔥 炎がファイヤ〜❤️‍🔥
(初めて聞いた時はファイヤファイヤかと思いました)

キャストの人が全員集合でキラッキラの赤やカラフルなピンヒールのブーツを履いて登場して、声を合わせて躍る迫力がすごい!本当にすごい。否応なく心躍る。ずっとチャーリーの見方をしてくれていたジョージというおじさままでピンヒールのブーツを履いて出てきた時はびっくりしました。とっても素敵よ…!!!

皆が踊っている中で、幼少期のチャーリーとお父さん、幼少期ローラとお父さんがそれぞれ親子でハグするシーンがあって、そこがすごく印象に残りました。嬉しいような悲しいような、切ないような。
ショーの成功(?)によって、幼少期の辛い気持ちや今の彼らが父親に対して抱いている罪悪感のようなものが少し報われたのかな、と。
きっと人間はそういう成功体験を掴むことで、自分自身で過去の辛さを癒していくしかないのかもしれない。だから自分自身が頑張ることが大切なのかもしれない。そんなことをこのシーンの親子ハグを見て感じて、多幸感や大団円とは違う意味で泣きました。

舞台中盤で、小池チャーリーと城田ローラがお互いに幼少期のお父さんとのことを話すところの歌は切なくて、そこもうるうるしました。
両親の期待通りになれていない、そしてなろうとしても自分はどうしても「そう」なれないことの悲しさと切なさよ…。そのシーンからの、クライマックスのHAPPY感がバンバン出ている「Raise You Up」の中の親子ハグは切なく美しい…!

せっかくなので、ロンドンのアデルフィ シアターのキンキーブーツの曲を貼っておきます。これ聴きながらこのnoteを書いていますが、やっぱり気持ちが上がる〜〜!


○キャストさんが素敵!!!!!!

城田優さん、素晴らしかったです。
最初小池チャーリーとロンドンのクラブで会った時に、ローラのショーがあるのですが、肉体美がすごかった…!ドラァグクイーンの衣装のインパクトはあるものの、本当に美しい。
つやつやしていて、きっとボディメイクを本当に頑張ったんだろうなと思う美しい足でした。…というか、あんなに高いヒールと履いて軽やかに美しく踊れるって相当すごい。

ローラのドラァグクイーンの仲間たちも、とても美しかったです。きっと本当にトレーニングされたんだろうなと思って、その過程をうっすらと想像して、最後の「Raise You Up」の時にその意味でも泣きました。
筋トレ頑張ろうと改めて気合が入りました。(と言いつつ、最近はかなりダイエットは緩んでいる)

城田ローラ、最初登場した時のドラァグクイーンの姿も美しかったのですが、途中でチャーリーの会社でデザイナーとして働き始めた時の、ローラとしては不本意ながらの姿のシャツとスラックスの格好をしていたのですが、それもかっこよかった。(なんて普通の感想!)とてもかっこよかった。
城田ローラの男性版の服装にもいくつかバリエーションがあり、ヘアスタイルも変えていたのですが、どれもとてもお似合いで素敵でした。普通の感想で申し訳ないが、一粒で二度以上美味しい城田優さんが堪能できて嬉しかったです。
美〜〜〜〜ッッ

そして小池チャーリーはお目目がキラキラでした。困惑している時も希望が見えた時も、追い詰められて焦っている時もお目目がキラキラ。この方も私の三次元の推しである山田涼介さんと同様、瞳にダイヤモンドが入っているのかもしれない。(ちなみに山田涼介さんも今ドラマに出ており、毎週正座して拝見していますが、常にお目目がキラキラで鼻筋が驚くほど美しい。苦悩していたり怯えている時でさえも美しい。ありがとうございます。)

小池チャーリーというよりもチャーリーについてだけど、最初はローラにびっくりしつつ、工場の周りの人ほどはローラの服装への風当たりは強くなかったものの、ミラノに行く時に「まともな男性らしい格好をしてよ!」とローラに言ってしまったことが見ていてすごく悲しくなりました。
チャーリーも実はローラが本当に好きでその格好をしていることを受け入れていなかったのかもしれないな…と感じて、たった一言で人と人の関係はそこなわれてしまうものだと。うぅ。
さらに言うなら、チャーリーがローラへ「まともな男性らしい格好をしてよ!」と言って仲違いした後に謝罪の電話をしていましたが、私がローラだったらあの電話では許さないだろうなと思いました。笑

個人的には、このお話はローラが自分自身やお父さんとの関係とか、世間からの強すぎる風当たりなど諸々を受け止めて乗り越えて作り上げた大きすぎる器と、跳ね返すユーモアと話術があったからこそだろうなと思いました。ローラはすごい。チャーリーはもっとローラを大切にした方が良い。チャーリーは結構流され侍な気がします。

チャーリーといえば、最初うきうきでロンドンに一緒に行っていた婚約者のニコラと、工場でブーツを作ろうと一緒に頑張ったローレンとの恋模様がありますが、私は圧倒的にニコラな女だろうなと思いました。辛い時に一緒に頑張れるローレンはすごいが、それは私にはできなさそう…と自分の限界を感じたの巻。(どうした)

いやそれにしても、お客さんの熱量がすごかった。入場の時も、ロビーにTシャツを着ている方や、トートバッグを持っている方も多かったので、とても愛されている作品なんだろうなとは思っていましたが、まさかここまでとはな…
(突然出てくる赤井秀一のセリフ)(需要はない)

まさか日本でスタンディングオベーションをする日が来るとは思わなかったです。
でもわかる〜!立ち上がりたくなるし、拍手しながら体揺らしたい〜〜〜!お話で色々思うことはあるけど、問答無用で気持ちが上がる〜〜〜!私も立ち上がって拍手しながら見ていました。本当に良かった〜〜〜!!

カーテンコールの後に、城田ローラと小池チャーリーが二人で出てきたのですが、手を繋いで深々をお辞儀をした時に、二人の手をグッと握って上に上げていたところを見て、お二人のこの作品への思いの強さを垣間見た気がして、気のせいかもしれませんが、改めて泣けました。happyな作品のはずなのに号泣する私。

拍手って良いものだな、と改めて感じました。
ローラとチャーリーについてもっと書きたい気がするけど、ひとまずここで終わりたいと思います。

7月にハリーポッターも観て、今年は観劇する機会がたくさんあって嬉しいです☺️💓
多分観劇されていない方には何が何だかわからなかったのではなかろうか…という記事になってしまいましたが、お付き合いいただき、ありがとうございました!

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