「友人でも、同じ最寄り、マンションが嫌」という感覚をどう思いますか？

学生時代からの友人が、同じマンションに越してきます。

もともと同じ地方から上京したものの、

私は単身、友人は家族ごと上京しました。

そのため、友人にとっては初めての一人暮らしです。

私の住んでいるエリアは比較的安く、単身物件も多いので

「近くのエリアで探している」

と言われたときは、ちょっとドキッとしつつ流しました。

次に会ったときは、あまりに理想に合う家が見つからないのことで

試しに私のマンションで空きを確認しました。

ここで自分のマンション名を言ってしまうのが、私の良くないところです。

同じマンションには絶対に住みたくない

同じ最寄りだとしてもなんとなくいやだ

親しいとしても、私のパーソナルエリアに入り込まないでほしい

そう言えないまま、流れに任せて言ってしまった。

不幸なのか幸いなのか、1室空いていました。

その後、何度かたわいもないLINEなどのやり取りをする中で

「部屋の写真を見せて」

「内見できないから、部屋に行きたい」

という風なことを言われ、遠回しに

「まさか本当にこのマンションを前向きに考えてるとは！」

というニュアンスを出しつつ、部屋の写真は送りました。

また次に会ったとき、そのニュアンスは伝わっていたようですが

私の意志の弱さが再び表れ、

「他になかなか理想の物件がないなら仕方ないよね、

私だけのマンションでもないし」

というようなことを口走ってしましました。

その後すぐに契約し、入居が確定したようです。

正直、とても複雑な気分です。

今度は私が物件探しのアプリを毎日漁っています。

でも、ここまで一人暮らしで自分で家賃を払いながら生きてきて、

「友人が越してきたから」

という理由で、高い敷金礼金を再び払う度量もありません。

会社まで少し遠いとしても、同僚先輩たちは近所にいないので

この場所を気に入り数年動きませんでした。

どうしてここまで嫌なのかもよく分かりません。

ただ、なんとなく私のニュアンスが友人に伝わったときに言われた、

「自分の周りの友達は、みんな友達と同じ家嫌じゃないって言ってたよ！」

という言葉もなんだか嫌でした。

みんながみんな嫌じゃないわけではない、

少なくとも私はとても嫌、と思う人間です。

ただ、私の所有物でもないマンションと最寄りを独占できません。

比較的激務の中で過ごしている、

上京してずっと一人暮らしで、実家暮らしとは少し違う生活をしてきた

その暮らしを崩されるようで、なんだかすごく嫌です。

友達だとしても距離を置きたい人間なのか、とても嫌です。

確かに

もらった果物やお菓子があまったとき、

思いがけない災害が起きたとき、

近くに知り合いがいる安心感はあると思います。

ただ、私の心の内を何となく知りながらも

越してくる決断を堂々と発されるのがとても悲しいです。

休日は、誰もいないであろう最寄りでふらふらしたい、

激務に疲れた帰り道はコンビニで誰にも会わずご飯を買いたい、

時折悲しくなるときは、いつもと違う道を音楽を聴きながら涙したい。

私にとっての日常に、土足で入られるようですごく嫌です。

同じ最寄りならまだしも、同じマンションだなんて。

そしてこんなことを思う私の心の狭さが一番悲しいです。

実家暮らしを見下しているかのような思想が出てくるのも悲しいです。

世の人々は、最寄りにもマンションにもこんな感情を抱かないんでしょうか

この気持ちは何なんでしょうか。

とにかく、入居の契約を取りやめてほしい。

入居日が近づくのが憂鬱でたまりません。