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240.首を抜く夢

2020.12.1
美容院に行く時間がなくて、髪が伸びて来た。
ある程度伸びたら、かえって長い髪をまとめる方が楽なので、そのまま伸ばしている。
とは言え、もっと器用だったら横の毛を編み込んだり凝ったまとめ髪に出来るのにな…と思っていたら、首を抜いて作業すればいい、と教えてくれた人がいた。

なるほど。
便利な世の中になったもんだ。
でも、抜いたり差したり何度もするのはやっぱりちょっと怖い。
1度だけやってみることにする。

首を抜いて、後ろ頭をこちらに向けて、髪を結ぶ。
編み込みのやり方が今いちよく分からない。
髪を上手にまとめられないのは後ろ手だからダメだったという訳ではなく根本的に不器用だったんだわ、と思う。

首を抜いて、後ろ頭はしっかり見て作業することは出来ても、顔を見ることは出来ない。
自分の顔だから自分で見られないのは当たり前のことである。
座って作業をしていると、顔見知りの人が歩いていたので、にっこり笑って会釈する。

首のない私の笑顔は、どんな風に見えたのだろうか?





オリックス劇場にて、松尾スズキ作・演出の音楽劇「フリムンシスターズ」を観て参りました。
フリムンとは沖縄の言葉で「気●い」のことだそうです。
●違い、オ●カマ、ゲ●イ、レ●ズビアン、奴●隷、万引●き、人殺●し、レイ●プ。
沖縄●差別に黒●人差別。
引き●こもり、不審●者、首吊り自●殺。
デ●ブ、ハ●ゲ、売●春婦。
ポリコレ的には全く正しくない。
混沌とした物語、死者が語る物語。
それがまぁ、面白かったーー!
ハッピーエンドでも何でもないけど、笑って力いっぱい拍手して帰って来ました。
カーテンコールは1回きり、オリックス劇場最速30秒とのことで、必死で拍手しました。
長澤まさみちゃん良かったぁぁぁ!
カンパニーの皆さん、コロナ感染拡大中のこんな大変な時に大阪まで来てくださってありがとうありがとう!

正直なところ。
同じ、大人計画所属のクドカンの新作、その前の週に行ったのですが、面白かったけど「これ笑えない…」ちうとこも多少あった。
ブラックと面白の加減が合わなかった。
松尾スズキはクドカンを凌駕するブラックさでしたが、ヒデェなあ~と思いつつも笑ってしまった。
いつか笑えなくなる時が来るかもしれないとは思いました。
追記投稿しようとしたら、LINEブログに「不適切な言葉が入っています」と投稿ブロックされてしまったので、あかんかったかなーと思う言葉は全部●入れました。
未来永劫、地上波で放送されることはないと思います。
コクーン公演は配信されたらしいけど、WOWOWやCSで放映することあるかなぁ?

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