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勤労感謝の日少なすぎ問題

1年365日(+α)のうち、勤労が感謝される日がたった1日しかないっておかしい。絶対おかしい。

ちなみに「勤労感謝の日」が11月23日固定なのは、明確な理由があるらしい。

もともとこの日は、神道の重要な祭日である「新嘗祭」であり、明治政府によって休日に定められた。

しかし、戦後日本において「祭日」は政教分離の原則に抵触するため、法律上は存在しないこととされた。
そのため、「祭日」としての新嘗祭の後継として、「祝日」としての勤労感謝の日が誕生したといわれる。

このような政府による「ウルトラC」の是非についてはともかくとして、勤労感謝の日ってなんだかそれほど勤労感謝感がないように思う。

敬老の日だと、高齢者だいじに!ってなったり、成人の日だと、新成人を祝おう!ってなったりするのとは対照的だ。

このご時世のなか、必死に働いているさまざまな人びとをみていると、「勤労感謝の日」がなんと心もとないものかと嘆きたくなる。

いっそのこと、勤労感謝の日を何日間か設定して、どんなひとでもその日のうちのどれか必ず一日は休めるようなルールでもあれば、「勤労感謝の日」らしさが出てくるのではないだろうか。

ただし日本は、諸外国に比べ休日が多いらしく、メンツ的にこれ以上増やせないとの声も聞かれる。とはいえ、有給がやたらとりにくい文化なのだから、国家が大手を振って休ませてくれてもいいんじゃないかと、わたしは思う。

とりあえず、男の子をお祝いする「端午の節句」を由来とする5月5日が休日となっている現状をふまえて、女の子をお祝いする3月3日の「桃の節句」も休日にすればいいと思う。

あとは9月1日の「防災の日」を休日にして、子どもたちの8月31日への憂鬱感を緩和するだとか、
6月に梅雨を由来とする「水の日」的な休日をつくって五月病対策にするとか、いろいろやれることはある。

もっと休もうぜ、日本人!

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