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梅酒と、僕の初恋

初めて飲んだお酒というのは思い出深いものです

それがおいしかった、おいしくなかったに関わらずなぜだか覚えている

初恋と同じ感じです

いろいろなおいしいお酒に出会った今でも、初めて飲んだお酒というのは鮮明に思い出せます

今回はそんなお酒の初恋についてお話しします


お酒とは子供が大人に変わるとき必ず出会うもの

僕は「酒が飲めていっちょ前の大人」なんて言われて育ちました

それを言われたとき、大人とはお酒が飲める人のことなのだと、お酒が飲めない僕は子供なのだと言われたような気がしていました

今すぐにでも飲んでみたかったですが「子供はお酒を飲んではいけない」と言われ、大人といわれる年齢まで待つことを余儀なくされました

早く大人になりたかった僕にとってお酒はとても待ち遠しく、恋い焦がれているものだったのです

僕の初恋が成就したのは18歳の誕生日、8月4日のことです

初めてのお酒は17歳の時に自分で仕込んだ梅酒です。

「自分で梅酒付けて18歳になった時飲んだらいいんじゃない?」と言われてそれもおもしろそうだと思いやってみました。

梅酒の仕込みはそれ以前から手伝っていましたが、その年は一際熱心に作りました。

そして自分で仕込んだ梅酒が初めてのお酒になりました

その結果として、僕は梅酒が大好きになりました

一緒に飲み比べたビールやチューハイよりも、自分で仕込んだ梅酒のほうがおいしいかったのです

初めて梅酒を飲んでから早三年

梅酒好きが高じていろいろな果実酒を漬けるようになり、今では『果実酒の伝道師』なんて名乗っています

伝道師とはいってもキリスト教徒ではないですよ?

果実酒のおいしい飲み方を伝える伝道師であり、おいしい果実酒を追求し続ける研究者です

現在は杏露酒や果実酒の知名度向上と今までにない果実酒を作ることを目的としています。

立派な大人になれたかはわかりません。もしかしたら子供のままかもしれませんが、楽しく生きています


果実酒の伝道師としての活動は今まで知らなかったお酒や作り方と出会うきっかけとなりました。

どれもこれも梅酒が開いてくれた世界なので、僕にとって梅酒はとても思い出深いお酒です

これからもつきあっていくのだろうなと昔のことを思い返しつつ、稚拙ではありますが果実酒伝道師ねむろいの自己紹介とさせていただきます。

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